驚愕の事実
「……………!!」
「………ッ………痺れる………」
取ったのだ。女の子が。
「…………ほう。謡雅、変化球を」
「投げます。SFFを」
ブオッ………!!!
「………!!!嘘っ!」
ドパッ!!!
「は………ハハハッ!結愛……ちゃんだっけか?」
「そう………だぞ………?どうしたんだ?」
急に笑い出す謡雅に戸惑う結愛。
「君………超面白い!よろしくね!」
握手を求めてみる。
「あ………よろしく……なんだぞ」
その頃、ピッチャーテストでは………
「へへへっ!」
「おい………なんだあの変化球………」
「カーブ?キレすぎだろ………」
女子が波乱を起こす。今年の新人はやばい。
「ちょっと待て、女子だよな?」
テストが終わった夜の寮で、矢部と謡雅は頭を抱える。
「正直………レベル高いよね」
「どうしよう………焦るわ」
「謡雅はエースじゃん?外野手の俺はピンチだよ………」
「いやいやいや、大丈夫だって!それよりも………」
「ああ………あのキャッチャーの子?」
「そう、結愛ちゃん。肩がわかんないけどあれ笑えないよ」
「………未子ちゃんも笑えないピッチャーだったけどね」
「うあああああ!!!それを言うなって!!」
翌日の朝………
コンコン
「ん?来訪者かな?」
「そんな呼び方しないよねいっつも」
「おいといてくれよ」
ドアを開けると………
「謡雅。監督が呼んでるぞ」
「おう!サンキューな信二!」
「いやいや、俺とお前のなかだろ?」
こいつは松村信二。ライトのレギュラーで、少し前まで1番バッターだったやつだ。
「ま、今は俺だけどね………」
「ん?どうした謡雅」
なんでもないよ、と言って監督室へ行った。
そこに驚愕すべき事態があることも知らずに………
―――監督室―――
「失礼します………」
「お、来たな」
そこには……………
あと数話ここんな感じで進めます!
よろしくお願いします!