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グラウンドの向こうへ  作者: ヨウ
新入波乱編
1/5

物語の幕開け

野球が大好きなので書いてみました!


ルール的には大丈夫なつもりですが間違っていたりしたら教えてほしいです!

―――2013年6月―――


地区中総体決勝戦


7回裏2アウト2、3塁。


「うおぉぉぉぉぉ!!!」

渾身の一球。完全にキャッチャーの指示通りのコース。


――――しかし



カンッ!


金属音が………響いた。




―――2年後―――

小暮高校に進学し、野球部に入った岸谷謡雅(きしやようが)は、同級生である矢部桃真(やべとうま)と昔の話をしていた。


「そろそろ新入部員の来る時期、か」

「そうだね。謡雅くんはこの時期どんな気持ちだった?」

「俺は………やる気満々って感じだったかな」

「そうだったの?推薦入学だから?」

「別にそういうわけじゃないよ。中学の時がめっちゃ悔しかったから、かな」


そんなときだった。

「し、新入部員が来たぞ~!!」

「え、今日だったの!?」

「僕たち知らなかったよね………」

「やべぇ整列遅れたら殺される!」


―――5分後―――

「全員集まったか!それでは新入部員は自己紹介をしろ!」

この人は矢暮浩二監督。去年の夏、このチームを地方大会決勝戦まで導いた人だ。


そして自己紹介が始まる。

「滝澤中出身、如月陽です!希望ポジションはピッチャーです!コントロールには自信があります!」


そして………

「………ん?女の子が二人?マネさんかな」


「橘中出身、花宮未子(はなみやみこ)です!エース狙ってます!よろしくお願いします!」


え、選手なの?


「橘中出身、六崎結愛(りくさきゆあ)。希望ポジションは捕手。よろしくお願いしたい」


なんか独特な子だな……


てか二人そろってこっち見てるし……


なんか微妙な気分だ………


「よし!ではここでお前らの実技テストを行う!まずキャッチャー志望のやつはここへこい!」


「あれか、俺らも去年やったやつか」

「そうみたいだね………頑張ってね」

「そうなるよな………」


「謡雅!来い!」

監督のお呼びだしだ。


毎年、新入部員のキャッチャー志望のやつには、エースの玉を受けてもらうというテストをしているらしい。


「今いきまーす」


キャッチャー志望は4人。新入部員は39人だから、まあこんなもんだろう。


「お、おい………これがあの……」

「背ェ高ェよ………」


―――10分後―――


「よし!準備できたな!よし、座れ!」


本気で投げるべきなのか、よくわからない。

「監督………どれくらいで?」

「100%だ」

「だ、大丈夫ですかね………」


「プウッ………」

力を抜く。ゆっくりと腕を上げる。


「ッ………オラッ……!


ブオッ…………!!!


「うわっ………!!!」


ドゴォッ!!!


「は、速ッ!!!」


「謡雅………」

「あ、バレてましたか?」


そうして投げる。投げる。投げる―――


「最後は女の子か………」


同じように投げないと怒られるしなぁ………


「先輩………手加減なしで……お願いしたい……」


「…………!」


「私は………謡雅先輩の………玉を……受けにきたんです………」


「………フフッ、わかったよ、名前………なんだっけ?」


「結愛…………だ」


「じゃあ………結愛……ちゃん?行くよ?」


俺の右腕は大きく振るわれた。


最高の手応え。145㎞/hは出たかもしれない。



瞬間――――


ドパァン!!!


ボールが、ミットに収まる音がした。

これからよろしくお願いします!

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