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クエスト

「今日からはいよいよ本格的にクエストをこなしていこうと思う。」

「そうだね。ちなみになにか見繕っているのか?」

「やつぱりそうだね。トロールの群れ、100体の討伐かな。」

「え?」

100体?なにか単位を間違えたとかじゃない?


「あのーそんなにいるような場所だと人が襲われているんじゃ?」

「そうだね。緊急クエストだからね。」

「え?」

緊急クエストって村落が滅ぶレベルって聞くあのクエスト?っていうことは少なくともAランク以上のパーティー?でも二人でそれってやばいんじゃないの?っていうか人襲われてるのにのんびりしてない?


「あの急がなくていいんですか?」

「ああ。大丈夫だよ。襲われているといっても盗賊団だからね。」

「へ?」

「うん。だから、町一つ形成した盗賊団の町があったんだけどそれがトロールに襲われて滅んだっていう話かな?」

「な、なるほど。」

「そうか。じゃあ行こうか。」

そんなこんな早速行くこととなった。


道中、魔力が濃いため鬱蒼した森を行くこととなった。

「すごい森林が生い茂ってますね。」

「そうだよね。周りにはつねに魔獣か敵性植物がいるからね。」

「え?結構やばいんじゃ?」

「いや、それは大丈夫だ。ソウマが魔力の波動をつねに放っているからBランク以下ならまず襲ってこない。」

「へええ。すごいですね。」

なんも驚かない。むしろそれくらいのことはやつているんだろうな。


「じゃあこの真正面にいるモンスターは一体?」

「うん?ああ。こいつはワイバーンだな。ここら辺はいるから襲ってくるんだよ。」

「ワイバーンが。」

空の王者、ドラゴンのライバル、ワイバーンがよく襲ってくるのか?私、今日生きて帰られるかな?

「どうする?」

「おれが行くからいいよ。」

「そうか。」

そういうとキズクは、持っていた斧をとりあえずぶん投げた。

「え?ワイバーンが避けましたよ。」

「大丈夫だよ。」

キズクをよく見ると、跳躍の姿勢をとる。


「まさか。」

「よし。行くぞ。それ!」

飛んでいきました。跳んでいきました。


そのまま、キズクはワイバーンの喉ぼとけを掴み、地面に向けてワイバーンを巨体ごと投げた。ワイバーンは地面に叩きつけられた。

「ひぇーーーーー。」

「少し離れておこうか。」

ソウマがそういい離れた。


ワイバーンは、鱗に覆われておりその一撃では死んでいなかった。キズクに向けて起き上がり再び襲おうとする。

「何もしようとされないですけどだいじょうぶですか?」

「うん。大丈夫。」

ワイバーンがキズクを食べようとして戻ってきた斧によって首を落とされた。


「あ。なるほど。そういうことか。」

すごいな。え?まあいいか。


「よし。行こうか。」

「ええ。そうですね。」

「よし。ついでにもうちょっと敵を消しておくか。」


「ルナティックメテオ」

隕石と見まがうほどの地属性の奥義に匹敵する魔法が周辺に落ちた。


「いやああああ。」

「ふう。」

「なにが周りにいたんですか?」

「いや。ギガフォレスト。」

「ああ。人を食べることもある木のモンスターですね。」

「そうだね。」

まあ、周りにいたから潰したのか。そんなこんなでクエスト対象地域に到着した。


その地域は、盗賊団「疾風迅雷」が活動拠点としており、交易も行われていた「ルリースタウン」であった。城壁が崩れており、明らかに襲撃を受けたことが分かった。

「結構広い街ですね。」

「そうだね。どこにトロールがいるのか分からないね。目視じゃ。」

「おれもわからんな。でも、少しにおうな。」

「におう?」

「うん。魔力と血の匂いだな。」

「そうか。住民が食べられたということか。」

「ひいいいいい。」

「悲鳴を上げると気づかれるから。」

「ああ。そうですよね。すいません。」

「とりあえず、中にはいって確認しようか。」

「そうだな。」

パーティーは、崩れているところから中に入った。


中には、襲われる前にはすごくにぎわっていたのであろう商人たちの店が並んでいたのであろう通りが奥まで続いていた。しかし、今は見る影もなく無残な瓦礫が広がっていた。

「やれやれ。これはひどいな。」

「そうよね。こんな町がこの時代に広がつていたなんて。」

「この町は、盗賊が根城にしていたせいもあり非合法な地域ではあったんだがその分実力者を高い報酬で雇い守りにつかせていたんだと。」

「へえ。それはすごいな。それだけの守りができるならなんでこんな惨状になっているんだよ?」

「それは守りにつかせなきゃいけないくらいもともと危険な場所だったというのがある。あとは、今回発生したトロールがどこから来たのかが謎なんだ。」

「そうなのか?」

「今回はその調査もある。」

「なるほど。」

「早速中心部まで行ってみよう。ただし、血の匂いがするということだから魔法をかけるから。」

そういうと、ソウマは、

「五感迷彩」

魔法をかけた。


「これでしばらくはごまかせるだろう。」

「すごい補助魔法まで。」

「すごいよな。こんなにできるのに回復魔法だけはこいつもからっきしなんだぜ。」

「ええ。そうですね。」

「ばか。回復魔法は、ほんとにうまれつきの適正がものをいうんだよ。」

「そうなのか。無理だと思われていた攻撃系魔法使いが使える補助魔法を開発したおまえなんだいつか回復魔法も。」

「回復魔法も術式はくんであるんだよ。」

「え?そうなのか。」

「そうだよ。でも魔力を流し込んでもさっぱりなんだよ。」

「そうなのか。」

厳しい事情があるようだ。


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