聖典 リアに恋する兵士
ハレスの恋の行方は―?
第12話でリアに恋した兵士のお話です。
※読まなくても良い物語です。本編に一切影響しません。
兵士ハレス・グラートはリアに恋をしてしまった。
――「それじゃあ、戦いになった時はお互い頑張りましょう!」
そう言って笑顔で手を振ってくれた少女。
――好きな人は守ってあげたい。そう思う。
「おーい!ハレス!」
――付き合えたらどうしよ?やっぱり、女子はスイーツとか好きだからスイーツの店でも行ったり?
「おい?ハレス?」
――まず付き合えるように何かアピールは必要だろ?
「おーい?」
――やっぱ戦いになった時にかっこいい姿見せて、「付き合ってくれ!」とか?
「もしもーし、ハレスー?」
――いや、もしかしたらあっちから、「好き!付き合って!」とか?
「あれ?コイツ生きてるかな?」
――あっちから言われたら照れちゃうなぁ!アハハ!アハハ!…
「…アハハ!アハハ!アハ……」
「お前、死んでるかと思ったら急に笑い出してびっくりしたわ。」
「――え。心の中の声、漏れてた?」
「聞こえちゃいねぇが、変な妄想してるってことはわかったぞ。」
ギクッ、とわかりやすく動揺する。
「そ、それで何しに来たの?」
「立ち番の交代だよ。ほれ、さっさと次に備えるかトレーニングでもして来い!」
――こ、これはあの少女とのデートチャンスかも!
「すぐトレーニング行ってきますぅぅ!!!」
「なんだアイツ。」
この後、ハレスは立ち番が来るまでリアを探し続けたが、すでに魔車に乗っていってしまったリアを探すことはできなかった。
リアを追いかける物語終了…?恋の進展はあるのでしょうか?