85⭐︎3ジョブスクロール
その晩残りのMPをつかってスクロールを作ってみた。
⭐︎2のジョブスクロール、剣士5つ、騎士5つ。作ることができた。逆算すると⭐︎3ジョブスクロールを作るのに必要なMPは1000の様で有る。
翌日3人に昨日強盗団に押し入られた顛末を話す。
「危ないっすね、そんなこともあるっすか〜」
「でもキルさんのいる時に押し入ったのは運が悪いって言うか、おバカっていうか?」
「うん。うん」
「だからもう少し安全な所に引っ越した方が良いのかなあなんて思ったり、街の中心部とか?」とキル。
「街の中心部でも来る時は来るっすよ。仕方がないんじゃないっすか?」
「そうですよ。お金が有りそうな所は何処だって狙われますよ」とエリス。
「うん。うん」とユリア。
そんな話をしながらライガー狩りを始める。そして今日も75匹のライガーを狩ってギルドに戻る。1人75万カーネルの儲け。
3人はヒール10万、攻撃力強化8万、防御力強化8万、腕力強化8万、素早さ強化8万の合計42万カーネルでスキルスクロールを買い自身を強化した。
「そろそろダンジョンに挑もうと思うんだけれど良いかな」とキル。
「やっとですね。元々キル先輩の必要な魔石を取りに行きたかったっすもんね」
「そうでしたね。本当にダンジョンに入れるくらい強くなれるなんて夢の様です。有り難う御座います、キルさん」「うん。うん」
「それじゃあ明日からダンジョンに入るぞ。ダンジョンは俺も初めてだから気を引き締めていこう」「「「はーーーい」」」
「各自、野営の準備をしておいてくれ。テントは俺が買っておくよ。ギルドの店で色々買って行こう。携帯用の食事とリュックは俺が買っておく。水は魔法で出せるから大丈夫だ。ライトの魔法も俺が使える」
「ライトとウォーターくらいの生活魔法はみんな身につけておいた方が良いっすよね」
「そうよね、スキルスクロール持ってたら売って下さい」「うん。うん」
「そうだな、俺が死んだりしても大丈夫な様にそうした方が良いな。今晩作って明日渡すよ。ライトとウォーター、あとクリーンもいるか?」
「クリーン!良いっすね。欲しいっす」
「欲しい欲しい!女の子はいつも綺麗にしておきたいもの」「うん。うん」
ギルド内のショップで道具を買い揃えるキル達。ギルドの受付嬢ケイトがキルのところにソソっと寄って来た。
「キルさん、とうとうダンジョンアタックですか?あの2人は大丈夫ですか?」
ど新人の2人をダンジョンに連れて行くのが心配になったらしい。
「大丈夫ですよ。この所ライガー狩りで鍛えられてますからね」
「あの2人がライガーを相手に戦えるんですか?」
「毎日対マンでライガーを倒してるんですよ。1日15匹は倒してたんですから」
「ウソ!じゃあ冒険者ランクをFからEにそして時期を見てDまで上げないと。キルさんに預けたのまだ10日かそこらじゃないですか?どうやったらそんなに急に強くなれるんですか?キルさんって教官向きかしら?」
「俺はスクロール職人ですから、スクロールで強くしてやったのですよ」
「マア!そんな方法があるのですか?今度じっくり教えて下さいね。そういえば最近生産者ギルドがスクロール特需に沸いているって聞きましたが、キルさんのせい?」
「俺と師匠しかこの街ではスクロールを作れる人はいないんですよ」ニコっと笑うキルである。
「その件も後で詳しくお話を聞かせてくださいね」
「ダンジョンから帰ったらで良いですかね。今日は明日の準備をしたいので」
「じゃあキルさん私が一緒に買い物の手伝いをしますよ。必要なものの漏れがない様にね」
「有り難う御座います。助かります」
キルはケイトさんに色々教わりながら買い物を進めるのだった。
その晩ケーナ達のためにライト、ウォーター、クリーンのスキルスクロールを8個ずつ作った。あとは⭐︎3ジョブスクロールを4種類を1つずつ。それでグリフォンの魔石が無くなった。その後剣士⭐︎2のジョブスクロールを10、騎士⭐︎2のジョブスクロールを9個作っておよそMPを使い切った。
MPが12000以上有るとMPを使い切るのも大変だ。早い所魔石を自己調達したいものだ。ダンジョンの浅層では弱い魔物の魔石しか手に入らない。急いで深くまで潜らなくてはならないと思うキルだった。




