表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/395

82新人教育3

ゼペック爺さんと2人になるとスクロールを作り出すキル。


一つずつ15種類の⭐︎2ジョブスクロールを作る。その後剣士と騎士のスクロールを5個ずつ作って1日を終えた。


翌日草原で狩りを始める4人。エリスとユリアは索敵を使い周りの獲物の多さに戸惑っていた。


「エリス、ユリア、索敵でわかる感じで魔物の種類がわかるように覚えるんだよ。1人づつ鎌鼬で攻撃してみようか」初めは鎌鼬をやらせてみるキル。


「初めはエリス。あそこのコッコキーに鎌鼬を撃ってみて」


やってみるエリス。2〜3回鎌鼬を撃ってみるとコッコキーを倒すことができた。


「へ〜。こんなに簡単に狩れるようになっちゃった。えへへ」喜ぶエリス。


「次はユリア、あそこにコッコキーがいるでしょ。鎌鼬で狩ってみて」


ユリアも鎌鼬でコッコキーを倒す。


「わあ!簡単だあ〜」とユリア。


2人が簡単に狩れるようになっているのを確認したキル。


「じゃあ今日は1人1人が何匹狩れるか競争しよう。これから30分この辺りで狩って少し移動して狩りを続けるよ。取った魔物は荷馬車に積む事。自分が狩った数は数えておいてね。それじゃあ始めるよ」3人は競争で狩りを始める。


キルもウルフの群れに注意を払いながら狩りを始めた。素早さのステータスが違うので多少ゆとりを持って狩りをしていてもみんなよりはたくさん数を狩れているキルだ。

周りのウルフの群れを倒しに行ったりもした。


30分経って、獲物の多い方に荷馬車で移動。また狩りを繰り返した。そして30分したらまた移動、狩りを続ける。


90分の狩りの後で成績を確認した。エリス32匹、ユリア34匹、ケーナ23匹、キル20匹とウルフ18匹。


小型の魔物107匹とウルフ18匹。いったんギルドに卸しに行く。買取額はウルフが144000カーネル、その他が64500カーネルだった。


もう一度草原にとって返す4人。食事の後に同じ事の繰り返しだ。


90分の狩りの後にエリス34、ユリア36、ケーナ24、キル19とウルフ19。


ギルドに卸して219000カーネル。


3度目はエリス33、ユリア34、ケーナ24、キル20とウルフ20で225200カーネルだった。


1日の成績はエリス99、ユリア104、ケーナ71、キル59とウルフ57だった。


鑑定で調べるとエリスもユリアも初級剣士(中級剣士星なし未開放)だった。ケーナは中級弓使いだ。


今日の稼ぎは652700カーネル。1人163100カーネルを渡した。驚くエリスとユリア。


「今までの15倍?20倍?稼げちゃった」とユリア。頷くユリア。「うん。うん」


ケーナが小さな声で「後で索敵のスキルスクロールを売って下さい」と言った。

索敵能力の差で2人に負けたことに気づいているようだ。キルが頷く。


「明日また同じ事をしますよ。それじゃあ今日は解散」


解散した後でキルはケーナに索敵を覚えさせた。明日はきっとケーナが2人よりたくさん狩るだろうと思うキルだった。


その晩も昨日と同じだけジョブスクロールを作った。




そして2度目のレベル上げである。今日はケーナが索敵の威力を実感していた。


成績は、エリス100、 ユリア102、 ケーナ120、 キル58、とウルフ58だった。


合計で692000カーネル、1人173000カーネルの稼ぎに成り1日でレベルは10くらいずつ2日で20上がり基礎ステータスが20ずつ上がっているはずだ。


そしてまた大金を手にして喜ぶエリスとユリア。


「悪いんだが昨日と今日でかなり稼げただろうから借金の返済をしてもらうよ」と切り出すキル。


「索敵のスキルスクロールが10万カーネル、鎌鼬が8万カーネルで合わせて18万カーネル返してね」


昨日今日で33万以上稼いでいた2人、返済のその額に少し驚いたがそれでも今までより手元に残るお金が多いことに気づく2人。18万カーネルずつ返済した。


「それから君たちは⭐︎2のジョブスクロールを買って使えば中級剣士に進化できるんだけれどやるかい?」


「やります」とエリス。頷くユリア。


キルは2人を中級剣士に進化させた。2人の基礎ステータスが跳ね上がった。


「ジョブスクロールは300万カーネルだけれど貸しておくから大丈夫だよ。それに明日からはもっと稼げるからすぐ借金も返せるから心配無い」キルは今度は隠さずに金額を告げた。


エリスとユリアは300万カーネルという数字に顔色を変える。


「大丈夫、10日くらいで返せるよ」とキル。


それを聞いて2人は安心するのだった。



工房に帰ると魔石は届いていた。


そしてまた同じだけジョブスクロールをその晩も作るのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ