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異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


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81新人教育2

ギルドに買い取ってもらい魔石を買いに行く。

なぜかエリスもユリアも付いて来たいと言うのでそれを許すキルである。


店に入ると2人は店の商品に気を取られている。キルは魔石のことを確かめた。


「3日前に特上魔力回復薬100個頼んでおいた者ですが今日入荷すると言われてまして。それと良い魔石が入ってませんか?」


「あ、覚えてますよ。ワイバーンの魔石が欲しいと言っていた方ですね。特上魔力回復薬は100個入荷してますよ。今用意致します。あと魔石はワイバーンの魔石、20個仕入れておきましたがどうしますか?」


「全部頂きます。おいくらですか?」とキルが聞くと店員が上機嫌で計算をし出した。


もう1人の店員が品物を用意し始める。


「回復薬が、60万カーネルですね。それとワイバーンの魔石が20個で600万カーネルです。合わせて660万カーネルです。大丈夫ですか?」


「はい。今払います」と言うとキルは大金貨6枚金貨6枚をポンと渡した。


「えーと、荷物が多いですけれどもしこの街にお住みならお届けしましょうか?何でしたら今後ご注文頂ければお届けできますよ。ちなみにオーガの魔石が明日40個入荷しますがいかがですか?」上客にはサービスの良いヤーゲル総合商店である。


しがみついたら離さないぞという意気込みを感じる。


キルはそれも全部買うから明日届けて欲しいと伝えた。

「有難うございます」店員が喜んだ。


「ゼペック工房に運びたいのですが良いですかね」と聞くキル。


「勿論でございます。これだけまとまると重いですからお届け致しますよ。店員が一緒に参ります。お買い上げ有難うございます」深々と礼をする店員。

キルのことがお金に見えているに違いない。


そのやり取りを見て立ち尽くすエリスとユリア。


あまりに大金が出て来たので血の気が引いていた。

それを見て笑いが止まらないケーナだった。


「さあ、行くっすよ。遅れずについて来るっす」

ケーナが2人に声をかけて、正気に戻る2人。2人はキルの事を追いかけた。


キル達は工房に戻った。


「オヤ、帰ったかい?キルさんや」ゼペック爺さんが上機嫌で皆んなを迎えた。


「今度一緒に狩りに行くようになったエリスとユリア、ゼペックさんよろしくお願いします」とキルが2人を紹介した。


ヤーゲル総合商店の店員は荷物を運び終えると帰って行った。


「だいぶ買い込んできたね。キルさん」とゼペック。


「魔法回復薬と魔石です。これで暫く材料に困りませんよ」


「それは良かったのう、キルさんや」


「スクロールって高い魔石を使うんっすね!」とケーナ。


「そういうものもあるという事じゃのう」


「明日オーガの魔石が40個届きますので、俺がいない時に届いたらこれで払っておいて下さい」キルはゼペック爺さんに金板1つと大金貨2つ1200万カーネルを渡した。


「わかったぞい。受け取っておくぞい」ゼペック爺さんが上機嫌で請け負う。

そして嬉しそうに金板と大金貨を懐にしまった。


「すみません、お手数をかけします」とキル。


「良い良い。そのくらいお安いご用じゃ。ところで明日はキルさんはどうするのじゃ?」


「明日は荷馬車が借りられるので、ライガーを狩りにいこうと思います」とキル。


「そうっすね。明日は荷馬車が借りられるっす。いつも通り稼ぐっすよ。先輩」とケーナ。


「あのーー、私たちはどうすれば〜?」とエリスが聞いた。頷くユリア。


「どうしたい?今日みたいに俺達と一緒に狩りに来たいか?俺達のパーティーメンバーになりたいか?」2人に尋ねるキル。


「なりたいです」と答えるエリス。「うん。うん」ユリアが頷く。


「そうだね〜。明日はライガーが相手だから今のままの君達だとチョット一緒に狩りをするのは難しいかな。手っ取り早く強くなってもらうにはスクロールを使ってスキルを身につけてもらう事が必要だね。もしなんだったらスクロール代は貸しにしておくからスキルを覚えてしまうかい?」とキル。


「良いんですか?」とエリス。頷くユリア。


「良いよ。じゃあ明日はまた今日の草原で狩りをしながらレベル上げをしよう。まだライガーを相手にするのは早いからね。ケーナもそれで良いかな?」


「ライガー狩りはやらないでモーモウ狩りにするんっすね」


「初めはケンケン、コッコキー、一角ウサギをたくさん狩ろう。たくさん狩ったほうが経験値が入ってレベルが上がるからね。ケーナもそれをたくさん狩ってレベル上げると今より強くなるから明日は金よりレベル上げのために狩りをしよう」


「わかったっす。キル先輩がそう言うなら自分もケンケンとかを狩るっすよ」


「じゃあ………2人には索敵と………鎌鼬を覚えてもらおうかな。そうすれば明日はいくらでも狩れるだろう」


そういうとキルはスキルスクロールを取り出しエリスとユリアにアーツを覚えさせた。


2人は光に包まれアーツを身につけた。代金は今は伏せて後で話そうと思うキルだった。


「それと今日の狩りの稼ぎの分配だけど四等分して1人25000カーネルだから渡しておくね」キルはそう言うと大銀貨2、銀貨5を3人に渡し今日はお開きにする。


「明日は朝ギルドに集合して荷馬車を借りたら草原に行きます。それではまた明日」

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