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累計1000万PV突破!  「10/2書籍発売 コミカライズ決定」 異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


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57 ゴブリン騒動5


ライガー6匹の群れに攻撃を仕掛ける『緑の草原』。


その後は近くのヌーヌーに目標を移す。

周りにリカオウの群れが居るのでコイツらは横取り狙いなのだろう。


ヌーヌーをそれぞれが攻撃してさっきのように4匹を倒すとヌーヌーの群れは逃げていく。そして横取り狙いのリカオウがやって来る。


横取りに来たリカオウを次の獲物にするのは想定どうりである。


次々にリカオウを倒していく。22匹のリカオウを倒して狩りが終了。

荷馬車に獲物を積み込んで移動の開始だ。


このパターンもできてきたなあと感じるキルである。

リカオウが襲ってきてくれないと却って時間がかかりそうだと思う。


買い取り額は81万カーネルと魔石6個。


3度目の狩りに向かう。今日はこの繰り返しで4度の狩りをこなして、81万と6の魔石、ついで83万と6の魔石を手に入れた。


帰り際明日の荷馬車の空きを確認するとケイトさんが指名依頼の話を持ちかけてきた。


「キルさん、実は明日ゴブリンの討伐隊が編成されるのですが、キルさんに参加して欲しいのです」


「エ! 俺はDランクの冒険者ですよ。キングゴブリンが居るという話を耳にしています。俺では足手纏いになるだけでは?」


「いえ、キルさんなら大丈夫という声を耳にしています。キルさんはもうCランクの実力を備えていると何人かの冒険者の証言がありますから。今は少しでも戦力が欲しい時です。協力をお願いします」


いく人かの冒険者って、、バーミリオンに決まってる、、、と思うキル。


「わかりました。俺だけで良いんですね」


「ハイ。キルさんだけです」


「わかりました。明日の討伐隊に参加します」


「明日は近隣の街から応援の冒険者が参加します。

Bランクが多数とAランクも少数ですが加わりますので、

ゴブリンの殲滅には問題ない戦力が集まると思います」


「ハイ。わかりました」キルはケーナとクリスに済まなそうな顔をする。


「大丈夫ですわよ」とクリス。


「自分ら、休み大好きっすから、気にせずお役目果たしてきてくださいっす」とケーナ。ケーナは心底から休みが嬉しいのだ。


「済まんな。明日は休みってことで。自由にしてくれ」とキル。


もう2人で狩りに行っても人並み以上に狩ができるだろうが、2人は休みの方がいいに違いなかった。


ギルドハウスには見慣れぬ顔もチラホラ居るところを見ると隣町からの応援の冒険者だろうか?キルは紋様鑑定を使って周りの人の紋様を見て見る。


変わった紋様は目に焼き付ける。たくさんの紋様を持つものもいる。

きっとランクの高い冒険者に違いない。


魔術師風の服装の冒険者にとてもたくさんの紋様持ちがいておそらく多くの魔法が使えるということだろう。眼福眼福……と思うキル。


これは今晩、スクロールを作るのが楽しみだ。


上級スクロール職人になってもっと高級なスクロールが作れるはず。


ゼペックさんはハイオークの魔石で作っていると言っていたので、

ハイオークの魔石とその上位種オークジェネラルの魔石を買っていくことにした。


ハイオークの魔石 1つ20000カーネルオークジェネラルの魔石 1つ100000カーネルとても高い。


できれば狩りで入手したいものだ。まずは試しにハイオークの魔石5個とオークジェネラルの魔石1個を買って金貨2枚を払った。


工房に戻って魔石の粉作り。ゼペック爺さんがのぞきこむ。


「また気張ったのう。オークジェネラルの魔石……10万カーネル!わしも使った事ないのう」


「気張りました。うまくいけばいいんですけどね。4つ分として1つ25000カーネルです。失敗はできませんよね。アハハハ!」


どうとでもなれと思うキルである。


キルはジョブスクロールを5つ見ている。


そのジョブスクロールは、 剣士⭐︎1 盾使い⭐︎1 魔術師⭐︎1 聖職師⭐︎1 槍使い⭐︎1

の5つだ。


オークジェネラルの魔石の粉をつかってジョブスクロールを作る。チャレンジだ。


手のひらをかざし剣士⭐︎1の紋様を思い浮かべて魔力を込める。


強い光と共に魔力が減っていくのがわかった。魔石に吸い込まれているのだ。


光に包まれたスクロールのその光が消えた時スクロールに紋様が刻まれていた。


同じものを作れたように思うキルだが使ってみなければ成功かどうかはわからない。


「できてるようじゃが、生産者ギルドで鑑定してもらうんじゃな。

そうすればできているかどうかわかるぞよ」ゼペック爺さんが教えてくれる。


「生産者ギルドで鑑定をしてもらえば良いんですね」キルは喜んだ。

誰かに使ってもらうしか無いかと思っていたからだ。


キルは次々にチャレンジして、盾使い⭐︎1、槍使い⭐︎1、魔術師⭐︎ 1 を作って見る。


ギルドで鑑定してもらうつもりだ。オークジェネラルの魔石は使い切った。


魔力もだいぶ吸われたような気がする。

だが1000を超えるMPを持つキルだ。まだまだMPは残っている。


昼間魔法を使って計算通りなら320MPほど使っているはず。


残りの魔力で素早さの強化のスキルスクロールを作る。8個作ることができた。

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「いえ、キルさんなら大丈夫という声を耳にしています。キルさんはもうCランクの実力を備えていると何人かの冒険者の証言がありますから。今は少しでも戦力が欲しい時です。協力をお願いします」 と言うことは、…
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