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累計1000万PV突破!  「10/2書籍発売 コミカライズ決定」 異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


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43 中級スクロール職人 5


ギルドで久しぶりに荷車を借りて今日は荷車2台にチャレンジだ。


「今日はめちゃくちゃに狩りまくりたい、我儘言って良いか?」


「良いっすけど、何すか?」


「何処までできるのか試してみたいんだよ。此処からモーモウの群れに仕掛けるから危なくなるまで1人でやらせてくれ」


「承知しましたわ」クリスが頷いた。


キルは6頭のモーモウの群れに近づいて行く。強化のアーツを全てかけながら。


ストーンショットの魔法スクロールを両手に持ち射程圏に近づくとスクロールを発動させる。


2頭のモーモウを倒し、キルの方にモーモウが突進し始める頃には2回目のストーンショットを撃ちモーモウをまた2頭倒す。


そして背中の剣を抜き鎌鼬を放ちながら突進して来たモーモウをかわしては斬りつけ、あっさりと2頭のモーモウを切り倒した。


「凄いっす!」ケーナが感嘆した。


キルは次のモーモウの群れに近づくと鎌鼬を放ちながら近づき突っ込むモーモウ達を躱わしながら次々と切り殺していった。


元々器用さは高かったが素早さの強化によってその回避能力は相当に上がっているのか突っ込むモーモウを右に左にかわしながら剣を叩き込みバッタバッタと切り刻む。


瞬く間にモーモウ6頭を切り殺した。合計12頭単独で倒しきる。


「よし、運ぼう」


半ば呆れる様に眺めていたケーナとクリスが我にかえってモーモウを荷車に積み込み始めた。


狩りの時間はたいしてかかっていない。2台の荷車に積み込むと移動の開始である。

そしてギルドで買い取ってもらう。


今日はその繰り返しでキルはその後スクロールを使うことも無く剣とそのアーツ鎌鼬だけでモーモウを狩り尽くした。36頭、72万カーネルが今日の成果だ。


「今日は運ぶだけでつまらなかったっす。その上運び疲れたっす。

荷車2台はもうこれきりにして欲しいっす」ケーナが音を上げた。


「そうね。わたくしもこういう事はこれっきりにして欲しいですわ」とクリス。


「今日は少し自信がついたから今度は荷馬車を借りてライガーを狩りに行こうか」


キルが次の狩りのパターンを提案した。リオンに行く途中にある魔物地帯が狩場だ。

荷馬車が借りられる時はその方が1度にたくさん載せられるし、人が10人入れるスペースにならライガー20匹くらい載せられそうだ。


荷馬車も数台あるし運ぶ仕事も毎日ある訳では無いので有料ならば借りる事は可能かもしれない。交渉次第では有望な運搬手段になりそうだ。


ケイトに荷馬車のレンタルについて交渉をしてみると1日1万カーネルで貸し出してくれるということになった。


ただし、荷馬車が使われていない日に限ってという条件付きだ。

おおよそ全部出払ってしまう日は3日に一度くらいだそうである。


そしてもし壊したら全額補償する事も条件に加わっている。

今日は疲れたためにケーナとクリスから明日の狩りはお休みにしようとの提案を受けてそうする事になった。そういえば久しぶりの休みだった。


魔力回復薬を買って帰るために薬屋に寄って行く。


魔法回復薬は初級、中級、上級の3種類があり上級の回復薬を買う。

200回復する薬で値段は4000カーネルだ。10個買って40000カーネルを支払った。


これでスクロールの量産体制が整った。


たくさん作る余裕があるので色々なスクロールを作ってみたい。

工房に帰って食事の後はスクロール作りを始める。


まずはヒールの魔法スクロールを作り出す。

ゼペック爺さんもキルの作業を見つめている。ヒールのスクロールを10。

その後はエアカッターのスクロール。これも10作って魔力回復薬を飲む。

これで魔力は全回復だ。


続いてファイヤーボム、これも10。続いてストーンショットを10。

そしてまた魔力回復薬を飲んだ。


「ヒールのスキルスクロールを作ってみたらどうじゃ。比較的人気のあるスキルじゃぞ」

ゼペック爺さんがアドバイスをする。


キルは言われた通りヒールのスキルスクロールを作り出す。10個作った。


魔力が切れてもう一度魔力回復薬を飲んだ。

結構飲み過ぎで飲むのはこれまでにしておこうと思う。


「ヒールの上位魔法ハイヒールも魔法スクロールは中級スクロール職人になると作れるはずだぞえ」ゼペック爺さんがハイヒールの魔法スクロールを作って見せてくれた。


「どうじゃ、作ってみい」


キルは今見た紋様を蝋皮紙に刻み込む。


ハイヒールの魔法スクロールはライガーの魔石の粉が必要だ。

やはり中級のスクロールになるという事らしい。


ハイヒールの魔法スクロールを10作って魔力切れになった。


機会があるごとに紋様を覚えておけば作れるスクロールの種類が増えるに違いないと考えたキルであった。





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ステータス


キル 人族 14歳 討伐経験値 166 討伐レベル 16 (6/10)


ジョブ   職業 中級スクロール職人 レベル21 (9/10スクロール作成経験値 209)

初級剣士 レベル10 (2/10 剣士討伐経験値 92)


HP 103/103 :(100+10 )× (14/20) +16+10

MP 203/203 : (100+10 )×(14/20) +16+10 +100

EP 203/203 :(100+10 )×(14/20) +16+10 +100


回復能力(HP、MP、EP) 休憩 1時間で1/5回復

睡眠 5時間で完全回復


攻撃力 106 : 100×(14/20) +16+20

防御力 86 : 100×(14/20) +16+0

腕力 96 :100×(14/20) +16+10

知力 196 : 100×(14/20) +16+10+100

器用さ 306 : 100×(14/ 20) +16+20+200

素早さ 96 : 100×(14 /20) +16+10

走力 86 :100×(14 /20) +16+0


耐性 物理 レベル1 毒 レベル1


ギフト(才能) スクロール職人41 7

  ジョブスクロール 剣士41 1


習得スキル 魔法 クリーン ストーンショット(土) ファイヤーボム(火)

アーツ (剣士)飛剣撃鎌鼬 索敵 攻撃力強化 防御力強化 腕力強化 素早さ強化



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キルの財産

金 703000 カーネル。


上級魔力回復薬7 蝋皮紙219 枚、ゴブリンの魔石 20 ライガーの魔石 3


スクロール: ストーンショット29 ステータス3 ヒール14 攻撃力強化1 防御力強化1

      素早さ強化1 ファイヤーボム10 エアカッター10


中級魔法スクロール: ハイヒール10


スキルスクロール: 攻撃力強化2 防御力強化2 腕力強化2 素早さ強化2

ストーンショット1 ファイヤーボム1 ヒール10


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