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累計1000万PV突破!  「10/2書籍発売 コミカライズ決定」 異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


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33 護衛任務 1


翌日、草原での狩りは、ウルフの群れを避ける事を覚えたクリスの指揮の元でもトラブル無く狩りを行う事に成功して、モーモウ18頭を狩り36万カーネルを稼ぐ事に成功した。


そしてその後3日安定的に狩りを続け、毎日モーモウ18頭、36万カーネル稼ぎ続けた。


ゼペック爺さんの借金も返済した。


3日間安定的に狩りをできた実績によりキル達の冒険者ランクは昇格し、キルはD、ケーナとクリスはEの冒険者となった。


「キルさん、おめでとう御座います。これ」

ケイトは買取代金を払った後に3人の昇格後の冒険者プレートを差し出した。


「え!やったあ、昇格できたんですね。有り難う御座います。

ケーナとクリスに早く渡してあげなくては」喜ぶキル。


「それと、3人はそろそろパーティーとして登録するつもりはありませんか?」

ケイトはキルに冒険者パーティーの登録を勧めた。


「2人のお世話、指導有り難う御座いました。ギルドとしましては2人の有望な新人がこんなにも早くEランクになれた事は想定以上でした。2人ともランクアップしましたしパーティーとして活動するのも有りですよ」


「は、はい。2人と相談して決めようと思います」

キルはそう答えるとケーナとクリスの元にこの事を伝えに行った。


「やったあ!Eランクだ。本当に昇格できたっすね」


「有り難う御座います。これもキルさんのおかげです。今日はお祝いしませんか?」


「良いね。それとパーティー登録の件だがどうする?」


「勿論したいですわ」


「したいっす。名前……どうするっすか?」


「名前……考えなくっちゃなあ。良い名前はないか?」


「難しいっすね。クリスは良い名前、思いつかないっすか?」


「3人のパーティーだから、トリプルスター…とか?」とクリス。


「俺としては盾使いがいたらパーティーに加えたいと思っているんだがなあ?」


「そうだったんっすか?確かに盾使いがいると安心すからね」


「4人になっちゃうとトリプルスターはダメですね。それでは〜」

考え込む3人。


「トリプルじゃなくってシャイニングにしたらどうっすか?」


「シャイニングスターか、悪くないなあ」


「そうですわね。ちょっと恥ずかしい様な気もしますけれど」


「確かに恥ずかしいっすね」確かに厨二病的かもしれない。


「そうだな、もう少し地味めの名前が良いよな」とキル。


「色のついた名前って多いっすよね」


「そうですね。色が入った名前って多いですわ」


「色か……ブルー……スクロールとか?」


「スクロールっすか?」


「ブルースカイとか?」クリスが例をあげる。


「ブルースカイね……悪くない」


「ブルースカイっすか……無難っすかね」


「緑……緑の草原……とか?」とクリス。


「ブルースカイよりはその方が好きかな」キルは緑の草原に賛成した。


「自分もそれで良いっすよ」とケーナ。


「緑の草原で決めちゃいますか?」とクリス。


「そうしよう。みんなで受付に行こう」キルは早く登録を済ませる事にしたい。


受付でパーティー登録を済ませる。


「パーティー登録出来ましたよ。早速なんですが、緑の草原さんには護衛任務をお願いしたいと思いまして」ケイトが依頼を提案して来た。


「護衛任務ってやった事ないっす」


「銀の翼というパーティーと共同任務なので、お手伝いみたいなイメージでよいですよ。ギルドとしてはこういう仕事も覚えて欲しい訳です」とケイト。


「自分たち、今の稼ぎが効率良いと思ってるんですけれど」


あまり乗り気のしないキルである。

護衛任務と言っても今の稼ぎと比べれば、それほど報酬が良いとは言えないのだ。


「1日あたり1人1万カーネルですから、狩りに行った方が稼ぎは多いかもしれませんが、銀の翼と一緒に仕事をする事で得るものがあるかも知れませんよ。仕事は色々とやって見ると知識も増えますし何かの時に役立つかもしれません」


ケイトは何とか引き受けて欲しい様だ。


キルはケーナとクリスの顔を見ながら困った顔をする。


「良いじゃないですか、経験はお金にはかえられませんわよ」

クリスがやっても良いという。


「そうっすね。クリスの言う事にも一理あるっす。

お金は十分あるっすから経験も良いかもっすよ」

ケーナも意外にやる気を見せる。


「それじゃあこの依頼、ひきうけることにしよう。先輩冒険者の銀の翼から何かためになる知識が得られれば良いな。期待しよう」


キルはそういうと、ケイトに依頼を引き受けると伝えた。

明日朝街の南門に集合という事になった。


隣町までのギルドの物資の輸送の護衛である。

隣町なので日帰りで帰って来られる野営などのない楽な護衛任務と言えた。


ただ高価な素材とかを運ぶことも多いため盗賊に狙われることが多いらしい。

気を引き締めていこうと思うキルであった。

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キルの財産

金 307800カーネル。

蝋皮紙12枚、ゴブリンの魔石12

ストーンショットのスクロール24ステータス5ヒール4

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― 新着の感想 ―
すぐ往復出来る距離のちょっと行って帰ってこれる草原に毎日こんなに魔物がどこから……? 狩り尽くす様子も無いですしこの草原ヤバイのでは。 もしくはMMORPGのように短時間でリポップする世界とか?
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