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302 オークイルダンジョン 1

オークイルダンジョン第1階層はかなりの数の冒険者達で賑わっていた。

キル達は冒険者達の間を抜けて第3階層まで一気に降りていった。第3階層でやっとオークに遭遇して戦いになる。そこまでは他の冒険者と戦っていてキル達に戦いの機会は回ってこなかったのだ。


第3階層ではオークが3匹パーティーで出現してくる。なので通常オークと冒険者のパーティー戦になるのだ。しかしキル達の場合は一人で3匹のオークを瞬殺してしまうのでパーティー戦にはならなかった。先頭のユミカが一人で倒している以外は、ただ歩いて着いていっているだけだ。

第3階層のフロアボスも倒されていたのでスルーして通り抜ける。


第4階層になると、ハイオークが徘徊している。第4階層に入って周りの冒険者が減って来ていた。

その分遭遇する機会も増える。


「キル君、今回試験的に3班に分かれてダンジョン攻略をした時を想定してロムの班だけで攻略してみたらどうかな?」グラが言った。


「ワシもやってみたいと思っていたところじゃ」ロムも言った。


「それでは此処からはロム班に任せてみましょう」とキル。


そこからはロム班のエリス、ユリア、マリカ、ロム、ホドが先に立って進む事になった。そして最後までこの4人でダンジョン攻略を成し遂げてみる事にした。


第5階層はハイオークが2匹コンビで徘徊している。エリスとユリアが雑魚については露払いをしてくれる。ロムとホドが出るまでもなく瞬殺してくれるのでロムもホドも出る幕がない。

フロアボスのオークジェネラル2匹も同様だ。エリスとユリアの相手ではない。

第6階層はハイオーク3匹のコンビで徘徊していたが同じ事だ。ホドも加わって3匹を瞬殺だ。

そして第6階層で野営をして次の日に備えた。マッピングするわけではないので寄り道はする必要がない。フロアボスの気配の方向に進むようにすればおおよそたどり着ける。


翌日もロム班に戦ってもらった。キル班とグラ班は着いていっているだけだ。第7階層はオークナイトが徘徊しだし、フロアボスはオークキングだった。

オークナイト如きではまったくエリス達の相手にならない。オークキングも瞬殺なのだ。

第8第9階層はそれが2匹ずつ、3匹ずつ現れるがこのレベルが何匹いようと相手ではなかった。


第10階層はグリーンマンティスとフロアボスのシルバーマンティスがあらわれる。このカマキリのような魔獣はオークナイトより強そうだが、エリスとユリアから見れば毛程の差でしかない。

第11階層のレッドマンティスとグレートマンティスも似たようなものだ。

第12階層でミノタロスが現れた。勿論フロアボスはグレートミノタロスだった。

そしてこの階層で野営をした。


翌日第12階層をクリアして第13階層に入る。レッドオーガとフロアボスのブラッドオーガが相手だった。この辺りからAランクダンジョンのレベルになる。

此処まで来ている冒険者パーティーは皆無だ。

Aランクパーティーなら来る実力はあるはずだがそういうパーティーは他のAランクダンジョンに行ってしまうのが普通だからだ。

第14階層はシザードウルフチーフ達とフロアボスのツインヘッドシルバーウルフだ。

此処まで来ると先がわかるような気がする。

同じパターンならばあと少しでダンジョンコアまで到着しそうだ。

昔はシザードウルフチーフ達のスピードに苦戦したものだが、今ではそのスピードが止まって見える。


第15階層は予想通り鎧竜が徘徊していた。鎧竜は問題なく倒せるがフロアボスはレッドドラゴンに違いない。まあまあの強さになって来たと言って良いだろう。想定通りに現れたレッドドラゴンを1対1でも倒せるが5人でボコボコにした。


そしてやはり第16階層はブルードラゴンが徘徊していてフロアボスはエンシェントドラゴンだった。

5人は楽しそうにエンシェントドラゴンと戦い倒した。さていよいよ第17階層だ。

徘徊するレッドドラゴンを全員で攻撃して短時間で倒して進む。今日中にフロアボスと戦いたい。

そして遂にフロアボスのところに着いた。エンシェントドラゴン2匹だった。5人は苦戦しながらも10分ほどの戦いで2匹のエンシェントドラゴンを倒して野営するのだった。

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