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異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


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238/395

238 対緑山泊討伐軍 8

ビームルク公爵ベルゲンケルト達の軍5000は緑光山軍の背後をとるために回り込んでいた。そして後方から緑光山軍に攻めかかろうとしたのだった。


「どういうことだ!緑光山軍がいないとは?」

ビームルク公爵ベルゲンケルトが怒鳴った。


そう、彼等が緑光山軍に攻めかかろうとした時、緑光山軍は前面の王国直轄軍を粉砕して、すでにルクスブルグ公爵ベルクレスト軍の後方に陣取っていたのだった。


「ご報告します!緑光山軍は王国直轄軍1万を粉砕しルクスブルグ公爵ベルクレスト軍の後方に陣取ったもよう」ベルゲンケルトに物見の報告がもたらされた。


「なんということだ!1万の軍が敗れただと!信じられぬ。あのキノコ雲、広域魔法か?あれのせいだな!そうに違いない。それにしても王国四天王が2人いて破れるとは信じられぬ。一騎当千の強者だぞ」

ベルゲンケルトがうなった。


「ベルゲンケルト卿、どういたしましょうや?」

ルビーノガルツ侯爵クリーブランドとパリス侯爵メレンハイトがベルゲンケルトを見つめる。


「ベルクレスト様達の軍がこのままでは危のう御座いますな!」

クリーブランドが焦った顔をした。


「ベルクレストも愚かではない、陣をひきはらって我らとの合流を考えるはず。我らはここで堅陣を敷いて彼等を待つぞ!」

ベルゲンケルトの予想は当たっていて、ベルクレスト軍はベルゲンケルト軍に合流することになる。




    *  *  *



ベルクレスト軍幕舎


「まずい事になりましたな!」


「前後から攻められては戦になりませんぞ!」


「わかっている。急ぎ西に離脱してベルゲンケルト卿達と合流するぞ!」


「「ハ!!」」


「殿軍は我らがつとめまする!」


「頼んだぞ!テルラム卿」


ベルクレスト軍の動きは早かった。

ベルクレストもまた凡庸な将ではなかったのだ。

死地にとどまるような真似はしなかったし追撃を受けないうちに急いで撤退を選んだのだった。そして友軍と合流して再起をはかった。


「急げ!」


緑光山軍はベルクレスト軍を追撃する事なく移動を許したのだった。

それはジルベルトの計画の内の事でもあったのだった。




    *  *  *



ベルクレスト軍は無事ベルゲンケルト軍に合流した。


幕舎に顔を出す4人。


「失礼いたす!」


「おう、ベルクレスト卿、ご無事でしたか?」


「ベルゲンケルト卿、心配をおかけした。我が軍4600追撃されることもなく無事合流でき申した」


「流石はベルクレスト卿、では我らは合わせて9600、まだまだ戦えますな」


「さよう、ですがどうするかはよく考えた方が良い

王国四天王2人が敗れた今、我らが軍をひいても問題はありますまい」


「その通りですな」


ベルゲンケルトとベルクレスト、王の親戚2人が今後の方針について相談を始める。


「それにしても緑山泊の強さは想像を遙かに超えていますな!」

ベルクレストが眉を顰めながら戦った感想を漏らした。


「緑山泊が単なる犯罪者の掃き溜めではないとの噂は本当なのかもしれぬ」

ベルゲンケルトは顎に手を当てながら考え込んだ。


「紅月山軍の指揮をしているのはあのアルベルト将軍だとの情報もありますぞ」


「スタインブルクの名将アルベルトだと?何故そんなところに彼がいるのだ?」


「ロマリアとの戦いに敗れた責任で投獄されたと聞きましたが緑山泊に流れついていたようですな」

ベルクレストは戦った相手の情報を集めていた。


「うーむ、そういった輩が集まっているということか?」

ベルゲンケルトが顎に手を当てながらうつむいて考え込む。


「何も自領の兵を損なうことはないな……ここは撤退も視野に入れた方が良いかもしれぬ」


「武器庫爆破事件のバックドカンも紅月山におるようです。散々にやられましたぞ」

ベルクレストが苦い顔をして追加情報を出してくる。


「あのバックドカンがいるというのか?それは困ったな、あのキノコ雲を起こした者とは別に紅月山にバックドカンがいるというのか!うーーむ」


ベルゲンケルトはまだ戦端を開いてはいない。

しかし数の上では上回っていても質の面では大きく下回っていることを感じとっていた。


この世界の戦いでは歴史上数百の軍に数万の軍が敗れることが何度も起きているのだ。

ましてや頼りにしていたボルタークとウェンリーは行方不明、投降したとの噂さえ流れている。


撤退するか?王都に援軍をこうか?どうしたものか………


いならぶ諸将も暗い顔で2人を見つめていた。

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