表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

192/395

192 脱出ベルゲン王国1

再びロマリア王国に向けて旅立ったキル達一向。


緑山泊を出てもう3日になる。

誰かに守られてでもいるかのように何事もなく馬車は進みロマリア王国との国境の検問所が見えて来た。


ベルゲン王国の検問を抜け次にロマリア王国の検問からロマリア王国に入国する。


緑山泊で手に入れた身分証が役に立った。


検問所を抜けるとまたしばらく馬車を走らせる。


秋空の下に枯れかけた草原が見渡す限り広がっていた。


1番近くの街までは、まだだいぶはなれているようだ。


時々歩きで旅をしている冒険者パーティーを追い越していく。

彼らもベルゲン王国からロマリア王国に移動している人達だ。


草原のあちこちに魔物の気配は感知できるが襲ってくる様子は感じられない。

そこまで強い魔物ではないこともあるのだが。


キルは順調に馬を走らせて、夕方野営に適した場所に止めた。


「今晩は此処で野営をしましょう。

此処なら見晴らしも良いし魔物が近付くのも分かりやすそうです」


キルの言葉にロムも頷く。

「此処は野営にはもってこいの場所じゃな」


グラとホドはもうテントを張る作業を始めている。


ケーナとクリスが薪木に火をつけ鍋で湯を沸かし出していた。

火も水も魔法で作り出したのは言うまでもない。


クッキーは料理の下拵えを始めている。

鍋に入れてスープにするのだろう。


ケーナがマジックバッグから肉を出してクッキーに渡す。

「モーモウの肉でいいよね」


「はい。今日はモーモウの肉をつかいます」


ゼペック爺さんはじいっと炎を見つめている。


エリスとユリア、マリカ、ユミカとモレノ、ルキアは二手に分かれて近場の小さな魔物の狩りで食材調達だ。


料理が出来上がるまでのほんの30分ほどの狩りだ。


狩った魔物は後日の食材にする為ケーナの持つマジックバッグに収納しておいてもらった。


夕食の準備が整って、全員で食事をとった。


会話の輪の中心にはいつものようにサキがいる。


「サキさんはロマリア王国に行った事は有るのですか?」

エリスがロマリア王国の予備知識が欲しいのかサキに聞いた。


「有るわよ。この先にノルンという町があるのよ。朝出発すれば昼頃には着けると思うわ」


「なら、多少寄り道をする時間があるっすね」

何やら考えがありそうなケーナ。


「途中でちょっと2時間くらい狩りをするってのはどうっすか?みんな体を動かしたいと思ってるんじゃないっすか?」


「わたしもそう思いますわ」

クリスも同意見だ。


「明日は少しだけ気晴らしに狩りをする時間をとりましょうか?」

サキがグラの方を見る。


「そうだな。いいんじゃないか。ノルンの冒険者ギルドの買取所を利用してみよう」


グラの意見にキルはあわてて確かめる。

「大丈夫なんですか?」


「身分証が上手くできてれば買い取りは大丈夫じゃろう」

ロムが答える。


なるほど、此処でも緑山泊の身分証が役に立つのだな…。


明日は少しだけ狩りの時間を設けることが決定した。




馬車を走らせながら適当な獲物の気配を確認しているキルだ。


できれば強そうな魔物を相手にしたいのだ。


とはいえ馬車道近くではそれなりの魔物しか見つからなかった。


キルはライガーの群れが多数いる草原の近くで馬車を止める。

「この辺りで2時間くらい狩りをしていきましょう。」


キルの声に合わせて少女達が元気に馬車から飛び出して行く。


「ライガーの群れ狩り、久しぶりだな〜」

ルキアが伸びをしながらモレノをの方を見る。

モレノもあくびをしながらルキアを見た。


彼女らの今の実力からすればライガーも子猫のようなものだろう。

この狩りはちょっとしたレクリエーションのようなものだ。


「どっちがたくさんかれるか競争よ、ルキア。」

「いいわよ。モレノ。」

2人は完全に遊び感覚だ。


キルは2人に苦言を呈す。

「狩りでは油断してはダメだよ。それに命で遊んではいけないよ」


2人はバツの悪そうな顔をして俯いた。

「「はーい。すみませーん」」


「本当にわかっているのかい?」


「「はい。わかっています」」


「よろしい」


2人はみんなの後を追った。



キルは少女達を見送りながらゆっくり後を追って歩き出した。

何かあったら即座に対応できる体制を整えて。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ