表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
累計1000万PV突破!  「10/2書籍発売 コミカライズ決定」 異世界スクロール職人はジョブを極めて無双する   作者: 米糠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

178/395

178 ミノタロス討伐

騎士団を飛び越えて着地したキルは町に向かうミノタロスにマシンガン爆裂バレットを撃ち込んだ。


爆発しながらミノタロスは倒れ込む。


キルは町に向かうミノタロスを追いかけて走り出した。


レスキューハンズのメンバーは着地早々ミノタロスの殲滅にかかった。


「ヘイトテイカー!」銀髪のルキアが叫ぶと周りのミノタロスが彼女の方を振り返り斧を振り上げて向かってくる。


「シールドバッシュ!」ルキアの青い目が獲物をとらえて光り輝く。

シールドバッシュを受けて1度に3匹のミノタロスが吹っ飛ばされた。


「はああーーー」ルキアは大楯を振り回して周りのミノタロスを薙ぎ倒した。


ルキアを後ろから襲うミノタロスが一瞬の内に数十回の槍による突きによって膝から崩れ落ちた。モレノが放ったショットランスだ。


「調子に乗りすぎよ。ルキア」

モレノが金髪をなびかせて苦言を呈した。


「サンキュー、モレノ」

ニッコリ笑うルキア。


モレノは槍のリーチを利用して襲いかかるミノタロスが近づくことを許さない。


マリカは騎士達に近づくと傷つく騎士を回復してまわる。

「ヒール」

「ハイヒール」

ミノタロスには聖なる矢で攻撃。

「ホーリーアロー!」


かざされた手の平から光の矢が放たれ、ミノタロスを貫く。


騎士達の間から「聖女様」との声が漏れる。


マリカは下唇に人差し指を添えて困ったように言った。


「私ー、ただのー、せ、い、しょ、く、し」


ニッコリ笑うマリカ。

茶色の前髪の奥の青い瞳が喜んでいた。


「飛竜拳! 飛竜拳! 岩石崩し!!」

緑眼緑髪の拳闘士ユミカは縦横無尽に駆け巡っている。


ピンクのショートヘアのエリスに水色のロングヘアのユリアが付き従って襲いくるミノタロスを斬り払っていく。


「サウザンドアロー!」

ケーナはエネルギーでできた弓を放ち範囲攻撃で1度にたくさんの魔物を倒している。


千発の光るエネルギーの矢が所狭しと降り注ぎ一帯を針山のような状態にした。

その範囲にいた魔物は矢に射抜かれ横たわる。


クリスも範囲魔法ファイヤーメガフレイムで数十体のミノタロスを一度に燃やし尽くした。恐るべき火力だ。


グラ、ロム、ホド、サキが散歩をするかのように涼しい顔で歩きながら近寄るミノタロスを倒して回っている。


鉄仮面のゴテ(キル)は特級精霊4体を召喚して攻撃に向かわせながら近づくミノタロスは鋼の大剣で難なく斬り倒している。


町に向かうミノタロスはことごとく倒されたがまだまだミノタロスはやってくるのであった。


「うーーん。ヌーヌーがミノタロスに次から次に進化してたら際限ないね」


「進化する原因を突き止めないとじゃな」


グラとロムの会話にホドが頷く。


「ヌーヌーごと焼いちゃいましょうか。@¥#-*/##¥%£&£€€/エクスプロミンネン!」


サキが究極の爆烈魔法を唱え、天から高エネルギーの柱が立つと巨大な爆発と共にキノコ雲が立ち昇った。


一帯が吹き飛ばされて後にはクレーター状の大地が残る。

そこには焼けた匂いと煙が立ち上っていた。


その周りをヌーヌーとミノタロスは迂回して移動しだす。

ヌーヌーの群れはもっと広範囲を埋め尽くしているのだ。


「これで少しは時間が稼げたかしら?」

サキがお手上げだと言わんばかりに両手のひらを肩まで上げた。


騎士団のメンバーはサキのエクスプロミネンを見て度肝をぬかれている。


ミノタロスの町への侵入は一旦防げたので一時戦闘を取りやめ自己紹介を始めた。


「我々はトランドル騎士団です。私が団長のガンクス、助けて頂き感謝しております。あなた方は冒険者の方でいらっしゃいますか?」

グラにむかってガンクスが語りかけた。


「俺はグラ。俺たちはパリスのクラン『レスキューハンズ』だ。彼女がリーダーのケーナだ」

グラはケーナを指差した。


「これは失礼した。トランドル騎士団団長のガンクスです。ケーナさん、今回はご助力頂き感謝いたします」

ガンクスはケーナに歩み寄り握手を求める。


「いえ、自分らは自分らの依頼のためにミノタロスを倒しているだけっすよ。むしろそちらを利用させてもらったっていうか………なので礼はおかしい」

握手をしながらケーナは照れ笑いをした。


「さっき、ヌーヌーがミノタロスに進化するのを見たんだが、知っていたかい?」

グラがガンクスに情報を伝えた。


「本当ですか。というとこれからますますミノタロスが増えるという事ですか?」


「おそらくのう」ロムが肯定する。


「進化がなぜ起きているのかをつきとめない限りミノタロスの発生は止められない。ヌーヌーは10万〜20万いるんだからそれを全部狩る訳にもいかないだろう」

グラが腕を組んで眉間に皺を寄せた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ