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ALL YOU NEED IS HEAVEN   作者: 危山一八
4/6

ALL YOU NEED IS INTERVIEW

挿絵(By みてみん)



I


 私は不運だ。


 物心着いた頃からよく、事件事故にやたらと巻き込まれる体質というか、そういう星の元に生まれてしまったと思えるほど、大小様々なトラブルに身を投じてきた。


 だからというか、その運命から逃れるのではなく、その不運を逆手にとって私は記者という職業を選んだ、書くネタに困らず我ながら天職だと自負している。


 しかし、不運百戦錬磨と言っても過言ではないこの私をして、なんでこんな事になってしまったのか、全く分からなかった。


 そんな想いが脳内に充満しきった時、背後から強い光の線と衝撃波が、車の後部座席で後ろを振り返ろうとした私の鼻先を、通過したのだ。運転席のヘッドレスト事、そのレーザー光線は衝撃波を伴いフロントガラスを貫いた。


 私をさらった信者Aの首から上が、手品のように消失していた。車内に、生々しい肉が焼ける嫌な臭いが充満する。割れたリヤガラスの隙間から、深紅に塗装された流線型の車体が見えた。


 私の横に座っていたもう一人の白い袈裟姿に白い頭巾を被った信者Bが、コントロールを失いかけた車を操作するため、白い袈裟の袖から赤黒い触手を伸ばして、運転席にぬるりと接近していく。


 ハンドルを握ったまま動かない、首のない死体を、フロントドアごと蹴り飛ばして車外へ放り出した。車外へ放り出された首なし死体が、地面に打ち付けられる鈍い打撃音と、後方右斜線を走る車のクラクションが、死の恐怖心を増幅させて、私の心拍数を跳ね上げる。


「お前の仲間か?」


 振り返らずハンドルを握る信者Bが怒鳴るように聞いてきた。


「謀ったな…報いは受けてもらう」


「いえ、知らないです、全然分かりません」


 おどおどしながら食い気味に答えた私を、信者Bが、ルームミラー越しにチラッと一瞥した。顔面を覆う白い布に描かれた、希望の二文字がやけに皮肉っぽくて効き過ぎている。その瞬間、またあの光線と衝撃波が私の顔の横を通過したのだ。 


 私は思わず、あっと声が出てしまっていた、視線を運転席にゆっくり動かすと、信者Bはすでに運転席には居なかった。まるで、スローモーションのように小さい頃の思い出が脳裏をよぎったその瞬間、肉が焼けるような臭いが、私を現実世界に引き戻す。


 もう駄目だ、これは走馬灯って奴じゃないか?非常に不味い状況だ、今回は不運を通り越して死の予感しかない。そんな私の絶望的な生存率を嘲笑うかのように、尋常ではない激しい衝撃と轟音が私に襲いかかった。


 運転手を二度失いながらも疾走する車が、突如横転し始めたのだ。後部座席で身体を丸め頭を抱える私を、脳天から地面に叩きつけられた様な感覚が私の身体全体を支配した瞬間、意識が飛んだ。


II


四時間前 ──────


 幽合会ゆうごうかいと書かれた無機質な表札を前に、私は深呼吸をした。


 ふーっと、息を吐いて覚悟を決める、取材する時の儀式みたいなものだ、数多の経験からなる験担げんかつぎとも言える。インターホンが見つからないので、軽く拳を握り、ドアをノックした。


「すみません、月刊掃除屋げっかんクリーナー成増なりますです」


 静まり返る雑居ビル共用部廊下、何も返事もないし物音一つ無い静寂。


「すみません、取材に来たな成ま」


「空いてますよー」


 食い気味で聞こえた女性の声に遮られてしまった、私は恐る恐るドアノブを回して扉を開ける。最初に私の視界に入ったのは、至って普通な簡素な事務所、噂に聞いていた幽合会のイメージとはかけ離れていた。


 三年前の大震災、凶異商会社長、西原昭雄にしはらあきおが引き起こした大量無差別虐殺事件、この街で変異体と人間が共生する様になった稀有な現象。


 その大震災に関与、公安に解決を依頼されたたと噂される幽合会事務所は、何の変哲もない、よくテレビドラマ等で見る狭い探偵事務所といった印象だった。さぞかし屈強なクリーナーが、私を待ち構えていると身構えていたが、そこに居たのは二人の女性だったのだ。


 煤けた空気が澱む一室。私は、そこに場違いなほど真っ直ぐに立っていた。視線は、否応なく部屋の奥へと吸い寄せられる。黒いスーツに身を包み、隙のないポニーテールに黒髪を束ねた長身の女。


「こちらへどうぞ」


 その声は、感情というものを一切排除した、無機質な響きを持っていた。眼光は、鋭利な刃物のように私の奥底を抉り取る。この女の前では、どんな些細な嘘も、どんな微かな悪意も、瞬時に見抜かれるだろう。私は、本能的にそう感じた。


「は、はい」


 僅かに喉が引き攣る。私は、その女の威圧感に抗いながら、指定されたソファへと足を運んだ。そこには、小柄な女が待ち構えていた。金髪をミディアムボブに整え、白いスーツジャケットに黒いパンツという出で立ち。


「あ、どうも、月刊掃除屋の成増と申します。この度は取材を受けていただき、ありがとうございます」


 私は、頭を下げ、挨拶を済ませた。そして、顔を上げた瞬間、目の前の光景に言葉を失った。


「うす!自分が幽合会代表、ユーコ•那加毛なかげであります、うす!」


 そこにいたのは、ビッグコンビニエンスアンドディスカウントストア、「鈍器混愚ドンキコング」で売ってる、パーティグッズでも今や誰も買わないであろう、鼻メガネ髭をした、ユーコ•那加毛と名乗る女性が座っていた。


 鼻メガネ髭にレンズは無く、黒い安っぽい丸いフレームの間から、吸い込まれそうな碧い双眸そうぼうが、じっと私を見つめている。


「ああ、は、はい」


 私は、その奇妙な光景に、思考が停止した。その時、背後から冷たい声が響いた。


「私の勝ちですね」


 長身の女が、私を見ることなく、ノートPCに向かって呟いた。その声に、ユーコ•那加毛と名乗る女が、露骨に舌打ちをした。


「あんたさぁツッコミなさいよ!記者でしょ!何ですかその鼻メガネ髭は?とかさあ」


 ユーコ•那加毛氏は、落胆した様子で鼻メガネ髭を外し、テーブルに置いた。私は、心の中で小さく呟いた。 


(初対面でかますボケやないやろ!そんなもんわかるかい!)


「はあ、で?取材って何話せばいいの?」


 ユーコ•那加毛氏の碧い瞳が、退屈そうに私を射抜く。私は、鞄から名刺を取り出し、彼女に差し出した。彼女は、私の名刺を手に取り、その名前に目を走らせた。


成増敬語なりますけいごさんね。あ、片田へんでん、名刺ある?」


 ユーコ•那加毛は、長身の女、片田氏に声をかけた。


「自分の名刺ぐらい携帯してくださいよ、うす!」


 片田氏は、机の引き出しを開け、ユーコ•那加毛氏に名刺を投げた。ユーコ•那加毛氏は、それを難なく受け取り、私に差し出した。私は、「幽合会代表ユーコ•那加毛」と書かれた名刺を受け取り、軽く会釈をしてから財布にしまった。


 部屋には、奇妙な静寂が漂っていた。私は、これから始まるであろう、奇妙な取材に、僅かな不安と、拭いきれない好奇心を覚えていた。



 実録 唖々噛對ああかむ伝説の掃除屋、幽合会:ヤクザ、マフィア、ミュート達との壮絶なる戦いを語る


成増:今日は、神解こうかいの地下社会で暗躍する「掃除屋」として名を馳せた貴方にインタビューに参りました。


 貴方達、幽合会は、ヤクザやマフィア、

果てはミュートまでを片付けてしまうという都市伝説のような存在ですね。


ユーコ:伝説というのは大げさですが、確かに一般人には知られていない仕事をしているのは事実です。


成増:具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか?


ユーコ:依頼があれば、警察でも解決できないような危険な人物を排除することが主な仕事です。


成増:それは危険な仕事ですね、どのような武器を使うのですか?


ユーコ:企業秘密です。(笑)

しかし、本当に重要なのは力ではなく、情報と戦略、後、コネかな(笑)


成増:どのような経緯でこの仕事に就くようになったのですか?


ユーコ:過去っていうのは、火がついた導火線のような物で、…分かるでしょ?

気付いたら、同じように大切な人を失った人達から助けを求められて、掃除屋として生きるようになっていました。


成増:なるほど…最後に、この仕事を通して伝えたいことはありますか?


ユーコ:もし、荒ゴトでお困りでしたら、信頼と実績の幽合会へ是非、ご依頼下さい。


成増:今日は貴重なお話をありがとうございました。


 成増は、礼を言って頭を下げながら深いため息を吐いた。最悪だ、テンプレよろしくクソみたいなインタビュー、こんな記事、誰でも書ける、何も面白くない。


 曇った表情に、眉毛をハの字にしてゆっくり顔を上げると、口の端を曲げたユーコ•那加毛氏がスマホを操作しながら、退屈そうにディスプレイに視線を落としている。


 落ち着け、ここは一旦ブレイクだ、機嫌を伺ってもう少し深い話しを聞き出したい。


「あの、私、コンビニか何か行って来ていいですか?タバコを切らしたもんで」


「あ、じゃあ成増さん、お手数ですが、モンスタでカフェラテ買って来て貰っていい?三つ、お金渡すから?」


*モンスタとは、モンスターバックスの略で、

大手チェーン店のカフェである。


 好機、いい提案だと私は心の中でガッチリ拳を握った。


「ええ、いいですよ勿論、モンスタ近くにあるんですか?」


 ユーコ•那加毛氏が手を振ると、机の上に置かれたノートPCで何か作業していた片田氏がこちらへ近づいて来る。


「あ、あの、片田さんて下の名前は何て言うんですか?」


 近づいて来た片田氏に思わず聞いてしまった。


「はい、沙織さおりです」


 沙織だった、素敵な名前ですねとか頭の中で返すシミュレーションをしている間に、スマホの画面に写るモンスタまでの地図を私に片田氏が見せている。


 そして、しばらく片田氏のスマホの画面に映る地図をじっと見ていると、ユーコ•那加毛氏がぽんっと、私の襟首の後ろ辺りを叩いた。


「ありがとうございます、事務所から二百メートルぐらいかな、それじゃあ、私、カフェラテ三つ買って来ますんで」


 私は作り笑いを崩さずに、ズボンのポケットに手を突っ込んで、財布とスマホがあるかを確認してから事務所を後にした。


「で、どうするんですかユーコさん?」


「手は打った、後はこっちの餌に向こうが乗ってくるか」


 真顔で問いかけた片田に、操作していたスマホのディスプレイを片田の顔の前に突き出したユーコが、口角を上げて、ニチャリと邪悪に笑った。



 私が、モンスターバックスの入り口に入ろうとした瞬間、全身を白い袈裟姿、頭は白い頭巾に覆われた二人組に左右から両脇をガッチりと掴まれた。


「貴様が成増敬語だな、話がある、私達と一緒に来てもらおう」


「ええ、え、ちょ、ちょっと待って、だ、誰ですかあなた達は」


 二人組の言い分に、全く心当たりがない私は突然の事で狼狽した。そんなビビり散らかした私を、いとも容易く白頭巾の怪しい者達が白い4WD車まで連れ去り、私を乱暴に抑えながら後部座席へと引き摺りこんだ。


「暴れるなよ、寿命が短くなるだけだ」


「そうだ、お前が私達、希望のきぼうのわだちの暴露記事を書いているのは、知っている、だから事務所まで来てもらう」


 白頭巾の者達はそう言うと、車を発車させた。分からない、希望の轍、暴露記事、全く理解が出来ない。


「人違いじゃないですか?私はそのような記事は書いていません、本当です」


 馬鹿な奴だと嘲笑う感じに鼻を鳴らした運転席の白頭巾が、聞く耳を持たないという感じで完全に私の言葉をスルーした。


 完全に誤解だ、そう思い、再び口を開こうとした瞬間、ある記憶が脳内を駆け巡った。


 眼光鋭い読者諸君ならもうお分かりだろう、三年前のメサイアセンター事件、救世魔神教会というイカれたカルト教団が警察相手に起こしたテロ事件。そう、私はあの事件の特集記事を書き、「闇のカルト教団救世魔神教会、その地獄の真理」というムック本まで出してしまっていたのだ。


「救世魔神教会の後継団体なのか君たちは?」


 という私の問いかけに、私の隣に座る信者Bの袈裟袖から、鋭く尖ったスリーブナイフの切先を私の喉元に当てられ、


「黙れ、お前に発言を許していない」


 と、制された。ユーコ•那加毛氏が、私のインタビューで言っていた言葉の意味が、今なら痛い程分かる。


「過去っていうのは、火がついた導火線のような物で、…分かるでしょ?」


 その言葉が私の頭の中で何度も、何度も何度も、反芻はんすうされるのだった。



 片田は、ユーコに作戦プランA 状況開始!と、全く中身を知らされていない作戦 Aを言い渡され、成増が事務所を出て行った後、ただ尾行する作戦を実行していた。


「あ、成増がモンスタの入り口で、白装束の二人組に拉致されました、車に乗せられそうです、白い4WD」


「はやっ、急転直下な展開じゃない、片田はそのまま追跡して、私も出るから」


「了解」


 短いやり取りが終わると、片田は黒いNINJAと車体に書かれたバイクに跨り、追跡を開始した。ユーコは、成増に付けた発信機の青い点が映し出される、スマホのディスプレイを見ながら歩いていた。


「須磨方面か、どうしよう」


 でかい独り言を呟いて、険しい顔でスマホを見つめるユーコの前に、深紅に塗装された流線型の車体が見えた。


 えっ、これ、まさか、と、心の底から湧き上がる歓喜に、ユーコは自然ナチュラルに他人のバイクに跨っていた。


「セラミック2ローターの両輪駆動で、これは、コンピュータ制御のアンチロックブレーキと、一万二千回転の二百馬力…」


 ユーコがぶつぶつ言いながら、バイクを勝手に操作していると、


「誰だよあんた?何、勝手に俺のバイクに乗ってんだよ、降りろよ」


 当然だ、バイクの持ち主の青年がそうユーコに話しかけると、ユーコはエンジンをかけた。


「おい!あんた聞いてんのかよ人の話し?何やってんだよ!」


 ユーコは、肩を掴んできた青年の釣り上がった目をじっと見つめた。


「後でちゃんと返すからお願い、緊急事態なの」


 と、碧い瞳を潤ませた。


「俺用に改良したバイクだ、ピーキー過ぎてお前には無理だよ!」


 と、ユーコの美貌に満更でもない様子で精一杯の強がりを吐き捨てた青年をよそに、バイクは急発進した。


「乗れるさ」


 疾走する深紅のバイクを操作しながら、ユーコがそう呟いた。



 どれぐらい時間が経ったのだろう、そう考える意識があるという事は、私はまだ生きているらしい。全身を強く打って身体のあちこちが酷く痛むのだ。そんな私が、ポロポロになりながら何とか逆さまになった車内から地上に這い出た時、


「へー、マジでまだやってんのその宗教」


 と、ユーコ•那加毛氏の極めて冷静な低い声が聞こえた。


「此奴の仲間だな、よくもやってくれたな、貴様ら、掃除屋クリーナーか?」


 深紅のバイクを背に立つ、ユーコ•那加毛に向かって左肩を負傷した信者Bが問いかける。


「だったら何なの?」


 そう短く言葉を発したユーコ•那加毛氏が、邪悪に顔を歪ませながら、手に持ったレーザー銃を構えて、容赦なく信者Bの胸の辺りに発射した。


「あら、あれれ、嘘、バッテリー切れ?」


 信者Bの胸の辺りに浮かび上がった光の線が、みるみる小さくなって、そのまま電池切れのライトのように消えてしまった。


「バカめ」


 と、右袖からスリーブナイフを伸ばして、あわあわ狼狽するユーコ•那加毛氏に、信者Bが襲いかかる。


 信者Bのスリーブナイフは、ユーコ•那加毛氏左肩辺りに突き刺さり、さらに左袖から赤黒い触手で追撃しようとしたその瞬間、


「遊びすぎですよ」


 片田氏のサイボーグ化された左手から、高熱を帯びた衝撃波が凄まじい勢いで放出され、信者Bの上半身を一瞬で焼き尽くした。


 ユーコ•那加毛氏が、血塗れの左肩に刺さったスリーブナイフを抜いて地面に投げ捨てた。


「あー、また服に穴開けられた〜、白は一着しかないのに」


 そんな会話を聞いて、


(いや、自分の身体じゃなくて服の事しか気にせんのかい!)


と、私は心の中でツッコんだ。


「近接戦闘武器を持たないからですよ、所で、その金田のバイクどうしたんですか?」


「あ、これ、たまたま赤い服を着た青年から偶然借りたの、ヤバくない?」


 ユーコ•那加毛氏のヤバくない?は、無言でスルーした片田氏が、金田のバイクをじっと見た後、ボロボロになって地面に這いつくばる私に気づいた。すると、二人が私の方へ寄って来て告げる。


「大丈夫ですか成増さん?救急車呼びましょうか?」


「生きてたんだ?ラッキーじゃない!エクストリームな記事、書けるんじゃない!」


 と、二人が私に両極端な労いの言葉をかけてくれた。そして、凄惨な事故現場に、パトカーと救急車が到着すると、私はストレッチャーに乗せられ運ばれる最中、恐ろしい会話を聞いてしまった。


 公安の刑事らしき男性とユーコ•那加毛氏が語った内容は以下の通りだ。


刑事 : やはり後継団体でしたか、デカい山になりそうですね、引き続きお願いします


ユーコ : マジでやっかいね、またあんな危ないカルト教団とやらされんの?


刑事 : よく、釣り上げましたねこれ


ユーコ : 100チャンネルって匿名掲示板の宗教板に、救世魔神教会はまだ生きてる!みたいなスレがあったから、あの記者が書いた記事乗せて、今は後継団体も取材してるぞ、みたいなコメント書きこんだの。


 それから、あの記者が唖々噛對のモンスタで、暴露記事書いてますなう的な事を、捨て垢でSlasherに呟いただけよ。


 SNSアプリ、Slasher (スラッシャー、180文字以内の文章を投稿する無料のウェブサービスのこと)


刑事 : めちゃめちゃ誘導してるじゃないですか?相変わらず無茶な作戦ですね、いきなり殺されたらどうするんですか怖すぎですよ、ユーコさん。


ユーコ : そん時は、そん時でしょ、臨機応変にやるだけっスよ、ウス!(邪笑)


 怖すぎる、余裕で囮に使われていた、何もかも最初からユーコ•那加毛氏の手の平に乗せられていたのだ。


 おわかりいただけただろうか?


 そう、私は不運だ。



──────

See you in the next heaven…

挿絵(By みてみん)

どーもお疲れ山です、危山です。


挿入曲、大野雄二 / 愛のバラード 


今回のED曲 Alexisonfire / Accident

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