表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/28

目覚めた私

「ん……、ん〜……、あれ……? ここは一体どこ……?」


 それからしばらくして、私はようやく目が覚めたの。目を覚ますと私はいつの間にかベッドの中にいて、どうしてこうなったのか状況を把握出来なかったの……。


「おはようアリシア♪ どうやら無事に起きたみたいだね♪」


「あっ……、はい……。マリア先輩おはようございます♪ あのマリア先輩……、ここは一体……、それにどうして私はベッドの中に……?」


「ここはルミーナお悩み相談所で、今いるのはアリシアの部屋の中だよ♪」


「えっ……? あっ……、本当だ……。言われてみれば確かに……」


 マリア先輩が言うには、今私がいる場所はどうやら私自身の部屋だったみたいで、一応辺りを確認してみると、確かに私の部屋であることが分かったの。


「アリシアとミナちゃんは森の中でぐっすり眠ってしまっていたから、師匠と一緒にとりあえず馬車まで運んで、それから一緒に連れて帰ってそのままベッドでゆっくり休ませていたわけなの♪」


「そっ……、そうだったんだ……。言われてみれば確かに私、森の中でぐっすり眠っていたかも……」


 マリア先輩は続けて私がベッドの中にいる理由も話してくれて、それを聞いた私は納得し、その時の記憶を思い出していたの。


「うぅ〜……、何から何まで迷惑をかけて本当にごめんなさい……。そして眠っていた私とミナちゃんを運んでくれたりして本当にありがとうございます♪」


 マリア先輩から私が眠ってからの経緯を知り、私はそのことでマリア先輩に謝罪と感謝の両方を伝えたの。


「いいっていいって♪ 別に気にしなくて大丈夫だよ♪ そういえば師匠から聞いたよ。森の中に入ってからとても大変だったみたいね……」


「はい……。シャドーウルフの大量の群れに襲われそうになってとても絶望的な状況でした……」


 それから私は森の中での出来事をマリア先輩に話したの。


「そっか……。きっととても辛い気持ちになったよね……」


「はい……。師匠が来てなかったらと思うと今でもゾッとします……。正直私の魔力だと1体倒すのがやっとだったので……」


 そして私はあの時本当に師匠が来てくれて本当に良かったなと思っていたの。


 シャドーウルフたちの大量の群れをあんなにあっさりと倒したのを見ていると、師匠はやっぱり特別でとても凄い人だと改めて思うよね♪


 コンコン……、ガチャ……。


「ただいま〜♪」


「お帰り師匠♪」

 

「どう、マリア。アリシアの方は――って、あら♪ もう既に無事に起きていたのね♪ 良かった♪ おはようアリシア♪」


「おはようございます師匠♪」


 それからしばらくすると、師匠も私の部屋にやって来たの♪


「マリア先輩から私が眠ってからの経緯を聞きました。師匠も本当にありがとうございます♪ それと本当にごめんなさい……」


「いいよいいよ、そんなの気にしなくて♪」


 そして私は自分が眠ってからの経緯のことについて、師匠にも謝罪と感謝を両方伝えたの。


「そうそう♪ じゃ~ん☆! 実はアリシアのためにポーションを買ってきたの♪ 見たところ充分な睡眠を取ってたみたいだし、これを飲めばきっと明日には魔力が全て回復していると思うよ♪」


「そうなんだ、ありがとうございます♪ それじゃ早速飲んでみますね♪」


 師匠からポーションを渡された私は、早速そのポーションを飲んでみることにしたの♪


 これを飲んだら、明日からまた魔法が使えるようになるんだよね♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ