俺とドキドキ(※ただし複数の意味あり)満面笑みの毎日。
いつもお読みいただきありがとうございます。
あらすじ:誰か助けて。
ガチャ。
やばいやばいやばい!!
扉が開いてしまったああああああああああああ!!!!!
え?これ聞いちゃアウトのやつだよね!?ねえ!!
聞いたてたと知られたら、明日、学校中に俺の悪い噂が広がりそうな気がする!
皆さん(?)はそんな大袈裟な〜、と思うかもしれないがこの学校、けっこう噂がウソ百鉢になることが多い。
変な噂でも立ったら俺の学校生活という名の青春は終わりを告げる。
だから、とにかくなんとか逃げたい!!
「‥‥‥あ。」
「‥‥‥ハロー。」
__そんな俺の願いも虚しく散った。
女の子が扉を開けてこちら側へ入ってたようだった。
あ、諦めるのはまだ早いぞ!!おおおおおお俺!!
俺は引きつってしまいそうな愛想笑いとカタカナ英語で誤魔化すつもり、だったが‥‥‥。
「あれ?黄瀬さん?」
なんと女の子は人畜無害系ギャルこと黄瀬さんだったのだ。声とか聞いても全くわからなかった。クラスメイト失格すぎる。
にしても黄瀬さんならなんとかなりそう、ってかどうして絶望の表情を浮かべているんだ?
「黄瀬さん?」
「しっ!!黙って!!」
え、えええ!?
だ、黙って?いや黙るけど‥‥‥。
え、なんで黄瀬さん、扉を締めているんだ?そしてそのまま男を通せんぼしているんだ?
「どうしたんだ?」
と男の方の声が聞こえた。そりゃ、いきなり屋上に締め出されたらそうなるわな。
「いい?今すぐどっかにいって!?分かった!?」
小声で怒鳴るという器用な真似をしながら必死に黄瀬さんが訴えかけるのに俺は頷いた。
なんか‥‥‥、あるんだろうな‥‥‥。よくわかんないけど。
俺は静かに退散した。扉の向こう側にいる男の方に見つからなそうな男の死角を伝いながら。
‥‥‥あれ?最初っからこうすればよかったのでは?
けっこうバレそうになかったし。相手は黄瀬さんだったみたいだし、そもそも俺は悪いことしてないし。
山場になって焦って斜め上へ思考が飛ぶって、どんだけ小心者だよ俺‥‥‥。
‥‥‥結論。俺は馬鹿だ。
******
__キーンコーンカーンコーン。
おお。2時間目終わったか‥‥‥。
あの後、俺は教室へ戻った。
だって行く場所ないし。空き教室は全部鍵かかっているから入れなくてもう行く宛がなかったからだ。
それにサボれそうな場所はあらかた先に使われていた。授業で。チクショー!!
サボれなくなったことを悟った俺はすごすごと帰った。
教室にいる憎き敵も流石に先生がいる手前、さっきみたく追い出しはしないだろう。
え?愛華を探しに行かないのかって?謝らなくていいのかって?まあ、あいつのことだし、しばらくすれば元に戻るだろうし大丈夫だろ。アイツ真面目だし。起こってもすぐ許してくれるし。なんとかなるさ。愛華が戻ってこなくても。
それは間違っていた。
教室に戻った俺はよく横の人に声をかけられた。
「佐久間くん。はい。」
「ありがと。」
愛華はまだ戻っていなかったらしい。
その代わりにクラスメイトから多くの手紙を授業中に回された。
いやー、俺ってモテモテだろ?
なんだったって、手紙の内容は、
『女の敵』『愛華を連れて戻ってくると思ったら、一人で戻る?サイテー。私らデリカシー学んでって言った
よね?』『人間のクズ。一回死んで出直してこい。』
更に贈り物は、
消しゴムのクズ(大量)、書き損じの紙、ガラスの破片。
俺はそれらを見て笑顔になった。
しかも手紙の中には
『俺は第六感で感じた。お前が白雪さんを追わずに黄瀬さんといることを。許さない許さない許さない許さない』
そいつからの贈り物はカッターの刃を折ったものだった。
それに思わず笑みを深めた。
更に俺を笑顔にさせたのが、この男女問わないラブレターと贈り物の数が俺の戻ってきてから授業終了の約30分でクラスの何倍かの数となっていることだ。
これは白雪愛華さんの人気を表す数字となっております。
‥‥‥怖いであります。
いやああああああああああああああああああ!!!!!!!!!早く帰ってきてえええええええええええええええええええ!!!!!!!!愛華あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
俺が悪かったああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
恐怖で笑顔で気を失いそうな俺をもとに戻してくれえええええええええええ!!
******
そして、2時間目終了後、愛華が現れたとき__、
「健?どうしたの?」
「愛華あああああああ!!!!!!!!俺が悪かったあああああああ!!!!!!!!」
「‥‥‥え、ちょ‥‥‥。」
愛華が戻ってきてくれたことにマジで感謝した。
最期までお読みいただきありがとうございます。
冬、ですね‥‥‥。むこうみず太郎、冬眠したい‥‥‥スヤア‥‥‥。
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『くだんない話し』(ここから下はどうでもいい話し。くだんない。でも載せる。面白い話が他に無いから。)
自分、雪合戦をきょうだいでしていたときがありました。そのとききょうだいの野郎が雪だるま作るのかっていうぐらい大きなやつをむこうみず太郎の頭に勢いよく投げて‥‥‥、むこうみず太郎は倒れました。その後、頭が死ぬほど痛かったです。
まあ、むこうみず太郎がなにを言いたいかっていうとですね、雪だるまほどの雪を投げられるほど恨まれることはしないほうがいいですよ!
例えばむこうみず太郎みたくきょうだいの部屋に勝手に入ったり、それで色々なものを見つけたり、それをきょうだいにばれたりするとこうやって危ない目にあいますよ。ああ、あと勝手にお気に入りのものを壊したりあとは‥‥‥エトセトラエトセトラ




