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初恋の女の子が逆ハーを形成しながら俺に迫ってくるのは何で!?  作者: むこうみず太郎
第二部 人畜無害系ギャルさん。
21/42

子供っぽくて、妖艶で、天然で、

引き続きありがとうございます。


今回は新キャラオンリーみたいな感じです。

「申し訳ないですが絆創膏をもらえませんか?」



そういうと、先生は難しそうな顔をした。



「う〜ん。ちょっといい?」


「‥‥‥?はい?」



それだけ先生は言うと、俺に顔をぐっと近づけ‥‥‥、ええ!?



あ、あの!?


こんだけ近いと‥‥‥、その‥‥‥、キスできますよ!?


き、キスだよ!?


年頃の人が無防備でいいの!?ってか先生がそんなことをして許されるとでも思っていたか!!



まあ、先生ぐらい綺麗な人にされっちゃたら‥‥‥、それをネタに脅迫して肉体関係へ‥‥‥。ぐふふ‥‥‥。



ゲスいということなかれ!!


男はときに、脅迫の一つや二つ、しなければいけないときがあるもんだ(キリッ)!!



「はい。できた。」


「え?」



できた、って‥‥‥?



「絆創膏じゃ小さいから、ガーゼにしておいたわ。もう‥‥‥、あなた、喧嘩でもしたの?」


「あ、いえ。そう、じゃ、な、い、‥‥‥。」



腰に手を当てながら起こる先生にはあまりの怒り故か、体全身を揺らして‥‥‥。その‥‥‥、『保健室のお母さん』の由来にも若干関係する、Fあると噂される二つのお山をこう‥‥‥、ポヨン、ポヨンと‥‥‥。


おかげで‥‥‥、




__ぶしゃーーーーーーー!!!!



「ええ!?鼻血!?あなた本当に大丈夫!?」



しばらくお待ち下さい‥‥‥。












「あ、あの、先生。多分もう大丈夫です。」


「本当にぃ?さっきもそう言ってたけど、結局もう一回出てきたじゃない。」


「す、すみません‥‥‥。」



その桜色の口紅を塗った艷やかな唇から紡ぎ出されるのは呆れの声だった。



「もう。心配、したんだから。」



ほっぺたを子供のように膨らませる先生は、なんというか可愛らしかった。今までの母性や大人な感じとのギャップにちょっとやられそう。あ、やべまた鼻血がたらりと。


流石『保健室のお母さん』。


その別名は伊達じゃない!




「それで、砂糖、エン三郎くん?だったかな?」


「いえ、それ別人です!!佐久間 健一郎です!!」


「ああ、ごめんね。田中 ポン次郎くん。」


「佐久間、健一郎ですって‥‥‥。」



なんだ?この人!?天然なのか!?可愛すぎ、じゃなかった。保健室の先生、抜けすぎじゃない!?色々と!



「それで‥‥‥、その、君。」


「諦めないでくださいよ‥‥‥。」


「うふふ。ごめんなさいね?名前を覚えるの、苦手なの。それで、君に聞きたいんだけどその怪我、どうしたの?見た感じ結構深いし、位置的に自分で傷つけたとは思えないの。」



ぎゅっと眉をひそめる様子を見て納得がいった。いじめられて出来たのかって思われているのか。さっきも喧嘩を疑っていたし。



「大丈夫です。少し友人が熱くなってしまった流れ弾に当たったっていうか‥‥‥。とにかく大したことじゃないので。」


「なるほど。いいわね。若いって感じで。おばさん憧れちゃうわ。」



コロコロと笑うその顔は高校生に混じっていてもおかしくないぐらい若々しいのだが‥‥‥。



「先生はお若いですよ。」


「あらあら〜?私を口説くには十年早くてよ?おませさん?」


「ええ!?く、口説くだなんて!思ったことをそのまま言っただけ‥‥‥。」


「そんなこと言って‥‥‥、勘違いしちゃうわ?あなたと同じくらいの歳の息子を持っているというのに。」


「ええ‥‥‥。」



うちの母さんよりも若く見えるのに!?


失礼な話になるが、何歳だ?この先生‥‥‥。


スタイルも抜群だし‥‥‥。



「あら?ちょっとお喋りしすぎたかもしれないわね。」



時計を見ると1時間目が終わりそうだった。



「あ、本当だ。すみません。」


「いいのよ。何か困ったときはまた来てね。先生、ちょっとした伝手があるから。」


「つ、伝手。」



ちょっと謎だよな。この先生って。子供っぽくて妖艶で天然で秘密がありって設定詰め過ぎじゃね!?



まあ、困ったこと‥‥‥、というか聞きたいこととして、



「先生の胸のサイズってどんぐらいだろ?」



っていう疑問がある。



「保健体育の実践はまだ早いわよ?そーゆーのは大人になってから、ね?」


「へ?」



う、うわ!?え、マジ!?お、俺声に出してた!?うわ、はっずかし!!!



うふふと流し目をする先生は満更でもなくてセクハラと訴えられなさそうで安心した。




「じゃ、じゃあ。さ、さようなら〜。」



流石に気まずさを感じて、ハハッとカラ笑いをしてから保健室を出ようとすると、



「__。」


「っ!?」


「もう、特別だからね?こんな恥ずかしいこと教えるの。全く‥‥‥。‥‥‥何かあったらまた来なさい。」




先生万歳!!

いつもお読みいただきありがとうございます。


すみません、地獄の一週間を過ごしていたので投稿できませんでした。


申し訳ないです。



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