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初恋の女の子が逆ハーを形成しながら俺に迫ってくるのは何で!?  作者: むこうみず太郎
第一部 君に願うスターチス
19/42

side愛華 愛の鏡

引き続きよろしくおねがいします。


愛華目線です。重いです。

side 愛華


「天乃‥‥‥。」


天乃ちゃんとあって、黒川さんと名乗る彼女(天乃ちゃん)の話を聞いた健は放心してしまって、今、下校するときもうつむいて元気をなくしている。




天乃ちゃんが男好きになったと証明したのが他でもない彼女だから。






今日は、色々大変だったし、しょうがない。


天乃ちゃんが二重人格なことが証明された。


この世界が乙女ゲームの世界であることが理解できた。





最初は信じられなかったけど、もし違ったら今日見た2つの天乃ちゃんの人格と、私達の点数が事前にわかったことに説明がつかないことで納得するしかなかった。たとえ、絶対にありえないとは思いながらもこの世界が作られたものだと、天乃ちゃんは二重人格だと理解しざるを負えない。




信じさせられたことは驚いて当然のことだし、健が放心してしまうのもしょうがない。




私も名前無しでテストが散々になってしまった。


応援していた健と天乃ちゃんの恋路がうまく行かなかった。






ああ、本当に今日は最悪。


初恋の人が逆ハーを願っていると知った健にとっては今日は本当に最悪な日だろうな‥‥‥。


最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪。



思わず唇を噛んで力を込めてしまうぐらいには、最悪。






「ばいばい。健。」


「‥‥‥ああ。」







建の家に着き、彼と挨拶を交わし、彼が家に入ったことを確認して__、



唇に左手でそっと触れた。ドロッとしたものを感じて唇完全に手で覆う。



ドロッとしたものが生暖かくてなんか嫌だったから。


言葉では表せられないけどこう‥‥‥、ゾワゾワした。







あーあ。可哀想。


健に天使と呼ばれながらももう一つの人格の誘惑に負けて男に堕ちた天乃ちゃんも。


天乃ちゃんに裏切りを感じてもそれでもなお、恋せずにはいられない健も。




みんなみんなみんなみんなみーんな、可哀想。








そこまで考えて、口元から手を離す。


健の家の近くにある我が家に帰るため、玄関のドアを開けなきゃいけないから。




玄関に手をかけるときに、あれっと思う。


いつもよりも家が‥‥‥、輝かしく感じる。



私の家は特別変わったところもない普通の庭付き一戸建て。


小さくも大きくもない、何もかもが平凡に感じられる家、なのに‥‥‥。





何故か愛おしく感じる。


健だったら、こんな『普通』の家を好むだろうな、とか思って、しまう‥‥‥。


こうやって、家に帰って、健がいて、子供がいて‥‥‥。‥‥‥え。



「‥‥‥?」





なんで、私、こんなこと‥‥‥。


ちょっと気持ち悪い。







___もう、わかっているくせに。




幼い声が聞こえた気がする。





ふらふらと、部屋の中に吸い込まれるみたいに入っていく。





可哀想なのは天乃ちゃん。


最悪なのは健。




可哀想。最悪。可哀想。最悪。可哀想最悪可哀想最悪可哀想最悪かわいそうさいあくかわいそうさいあクカワイソウサイアク‥‥‥。





私は関係ない。


私は、可哀想でもない、最悪でもない。


『普通』だよ。


天乃ちゃんよりも、健よりも‥‥‥・。






「あれ?血、止まんない‥‥‥。」



林檎のように真っ赤なものが止まらないことにようやく気がついた。



唇の状態を確認しようと、部屋にある大きな鏡を見る。






かが、みを‥‥‥。







__え?



なんで、私。







‥‥‥笑っているの?



だって、天乃ちゃんは二重人格っていう大変なことになっているし、健もショック受けているし、その間をちゃんと繋がないと‥‥‥。


じゃないと、二人はうまく行かない‥‥‥。





そのとき、思い出す。






あなた(天乃ちゃん)の中身が変わらない限り、あなた達の恋、応援しないこともないから。』


そう微笑んだあの日を。






でも、それは、『()()()()()()()()()()』だ。



前の天乃ちゃんは、もういない。


いるのは変わっちゃった天乃ちゃん。


その天乃ちゃんは言った。県のことを『嫌い』って。




そう、私が認めた天乃ちゃんはもういない。


私が、応援する義理もない。



奪っちゃっていい。


むしろ、奪わなくちゃ。



そのことに無意識に気がついてたから、私は笑っていたの?




「‥‥‥はは。」




あはははははっ、あははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!





私が、健を幸せにする。




ずっと、ずっと昔から望んでいた、ただ一つのこと。


将来の夢は変わっても、これだけは変わらなかった目標。




『健が幸せになるなら』。その言葉で抑え込んでいた彼への思いが湧き上がる。





可哀想?最悪?




私の言葉だ。



でも、返却するよ?天乃ちゃん。


そうなりたくなかったら、精々あなたの恋人たちに幸せにしてもらってね?



健は、もうあなたには渡さない。








「ねえ、健を世界で一番幸せにするのは私。そうでしょ?」


小さい私が鏡の奥で笑った気がした。







___うん。あなた()がけんを1ばんシアワセにできるのよ。

お読みいただきありがとうございます。



むこうみず太郎です。むこうみず太郎でございます。(二回目)


今回はむこうみず太郎の推しガール:愛華様のサイドということでめちゃくちゃ張り切りました!


愛華さん‥‥‥、いい感じに狂ってきているな〜と思う今日です。





聞いてください。皆さん。電車が遅延してマジぴえんでぱおんでした。


どうですか!?ギャル語?といえばいいのでしょうか?ちゃんとぴえんとぱおんが使えるようになったんですよ!!マジエモくないですか!!ほら!!エモいも使える!!これでむこうみず太郎もギャルですね!!


え?『むこうみず太郎』という名前がそもそもギャルっぽくない?


‥‥‥ぴえん。



【閑話休題】




むこうみず太郎のTwitter、@oresanjodaでなんと初RT+初いいねがつきました!!嬉しくて喜びの舞を踊ってしまったほど‥‥‥、喜びました。残念なのはそれに気がついたときは電車の中にいたため、雄叫び声をあげれなかったことです。無念‥‥‥。


RTやいいねをしてくださった皆さん、ありがとうございました。


この場をお借りして申し上げますが、むこうみず太郎はTwitter初心者なため、いいねやRTが来てもなにしたらいいかわからないので放置になっちゃうと思います。しかし、フォロー、RT、いいねされたら自宅で喜びの舞を踊っています。嫌とかは思わないのでご安心を。何すればいいのかわかっていないだけなので。


というわけで、フォローやいいね、RTお待ちしてます☆(キラリ)


だ、誰!?キモいとか言ったやつ!!そんなやつはブックマークして高評価しろよコンチクショー!!



はあ、はあ、はあ‥‥‥(息切れ)


それでは次回お会いしましょう!!さようなら!!




‥‥‥なんか、今回の後書き長っ。

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