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ドリーム  作者: 三丁目の山中
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綾の目的に、空太はどうする!?物語の最終章が今、始まる!

 ーー綾が夢に出て来た目的は、俺に、綾の連載してた小説、「夕焼けの道」を書いてもらう為だったーー


 双子の姉の、綾のおばぁさんは、見た目からして、

 八十歳は超えていた。そうすると、

 綾が亡くなったのは、約、五十五年前位。


 当時の連載してた、内容を見るのは厳しいだろうな。


 って、俺は、まだやると決めた訳じゃ無かった。

 そもそも小説なんて、殆ど読んだ事無いし、

 読書すらしてない俺に、小説なんて、

 書ける自信が無い。


 それで書いたとしても、綾の作品を汚す位、

 だったら、俺は書かない方が良いと思う。


 でも、でも、


 ーー俺はいつも逃げて来たーー


 いつも。都合の悪い事からは逃げて来た。

 面倒くさい。やりたくない。

 ただやらない、理由を作っては、

 現実から逃げてきた。


 中学から、始めた陸上だってそう。


 今現在、俺は、高校二年生で、再来月の十一月には、

 高校の、全国大会出場をかけた、

 駅伝大会もある。


 だけど、練習に、行かない事だってあるし、

 隠れて練習をサボったりする。


 駅伝は六人出場できるが、チームでの実力は、六、七番手。

 俺が選ばれる位なら、親友の小高に出て欲しいと思ってる。



 ーー何事も中途半端ーー


 そんな自分が嫌い


 ここでも逃げるのか?


 ーー俺は産まれて来てから、

 一度も本気で生きた事がないーー


 変わりたい。中途半端な、自分を変えたい。

 一つの事でも良いから、真剣に取り組める。

 責任感のある男になりたい。


 よしっ!!!!!! 決めた!


「部活も、小説も本気で取り組む」


 二兎追うものは一頭も得ず、

 って、ことわざはあるけど、

 一頭ですら、中途半端な俺に、恐れはない笑


 どっちも本気で取り組む。


 俺は、俺に負けたくない。


 まずは行動から変えよう。

 行動で示そう。



 ーーその日から、空太くうたは、変わっていったーー


 自主練で、朝練を始めるようになって、

 練習にも、真剣に取り組むようになった、

 そして挨拶も、大きくしっかりするようになり、

 小さな声で、話していた、空太はいなくなった。


 読書も、良くするようになり、

 小説の勉強を始めた。


 綾とは毎日、夢の中で会って、

 激励してもらった。


 自分の為にも、綾の目標の為にも、俺は、全力で生きた。



 ーーそして四カ月後。

 年が明けた次の日の、一月二日に、

 空太は、「夕焼けの道」を完成させた。


 実際に、夕焼けを見ながら、何度も道を歩った。


 長く続く河川敷、海の砂浜。

 山を登った後に、見た夕焼けの景色は、最高に綺麗だった。


「夕焼けの道」を、完成させてからは、

 綾は、夢に出てこなくなった。


 俺は、薄々気付いていた。

 この話を書き終えれば、綾は、成仏されるって。


 四カ月位。夢の中でだけど、一緒だった。


 もう、会えないと思うと寂しいけど、

 俺が変わるきっかけをくれた。



 今月は、駅伝の全国大会がある。

 小高が一区で、俺がアンカー。


 勿論目標は、全国優勝だ!


 弱い自分って、奴に負けたくない。

 


 ーーこの話は夢の中に出て来た、

 1人の女性との物語ーー

初めての投稿で、難しい事も沢山ありましたが、

最後まで話をかけて良かったです。


人生で始めて、書いた小説でしたが、

物語を考えて、書くのは凄く楽しかったです。


次回作も考えているので、是非、よろしくお願いします!

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