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遊子の夏の思い出  作者: あおい
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カラオケはそっちのけ

勉強会の前に腹ごしらえ

カラオケルームから出ていった二人。それを見送る四人,,,。少しの沈黙のあと、「颯涼先輩の家で勉強会か~。」という話が始まった。

すると、陸斗が「喉乾いた~」といい始めた。三人は、「そうだねー。先輩も腹ごしらえしとけよー。って言ってたねー」といって、四人はテーブルに置いてあったメニューを見始めた。

「美味しそ~」という遊子。「どれも美味しそうだねー」と答える三人。「何する?これは?あれもいいね!やっぱり肉だな。いやいや、海鮮がいい」などと言いながら、注文するメニューをメモする夏佳。「うちでは、海鮮類は取り扱ってないのょ。カルボナーラ4つ、フライドポテト、唐揚げね。あと、ジュース4つね」といい、続けて「注文の電話は健希、頼むね~」という夏佳に、「ああ、おぅっわかった」と返事をする健希。

「海鮮もの、あってもいいよね。」という四人。少し肩を落とした。「さ、健希注文お願い」と夏佳がいうと、

健きは、メモを持ちあげ、立ち上がり電話のあるところまで歩いて、受話器を持ち上げ食事注文のボタンを押した。「もしもし、食事の注文をお願いしたいのですが,,,」と話始め、メモを読み上げて電話をきった。

「注文したよー。Okだって。混んでるから30分後になりますって」といったので、三人は「わかった。ありがとー。」といった。

陸斗が、「先輩だった?」と聞くと、「いや、知らない男性の声だったよ」と言った。

夏佳は「先輩は、受付にいたから違うのかも。受付担当の係と調理担当の係があって、別々なんだよね」といった。三人は「なるほど~。夏佳も調理するの?」と聞いたので、夏佳は「まあね。簡単な調理だから、大丈夫。こむと忙しくなって大変なんだけど」といった。

健希が「そっかあ。今、忙しいみたいだけど大丈夫かな」と言った。少しの沈黙のあと、四人は「少し様子をみてくる?」といい始めた。夏佳は、「私のこと、知ってると思うし、大丈夫かも。」といった。「それなら、大丈夫かもな~」という三人に、「行ってみる?」と訪ねる夏佳。「ただし、怒られるようなことはだめだよ」といい、三人は「わかった。大丈夫。」といったので、夏佳は「それなら、行こう」といい、立ち上がった。三人も立ち上がり、四人はカラオケルームを出て調理室に向かった。

カルボナーラ、フライドポテト、唐揚げ、ジュースを頼む。

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