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29/92

29:戦後のステータス

 帝都の冒険者ギルドに来た、受付嬢のみで冒険者の姿は皆無だ、それはそうだろう深夜だし丁度いい。

 ギルドマスターのガイエンと会うのも今回が2度目、覚えてるかな? 深夜だが緊急に伝えるべきことがある為、起こしてでも会うつもりだ。

 いやぁ良かった、他の職員が居なくて、暇な時間帯だし交代で仮眠でも取っているのだろう。


「深夜にすまない、ギルドマスターのガイエン殿はおられるか? ストームドラゴンを売って頂いたマグロと言えば伝わると思う」


「現在ギルドマスターは就寝中ですので、明日早朝にお願いします」


「ふむ、サパンの冒険者ギルドマスターであるツガット殿から、対帝国への対応の件が伝えられてきてると思う、聞いてますか?」


「・・・はい、帝国国内の全ギルド職員に対して箝口令を引かれた上で伝わっています」


良かった、返事してくれたか、この返答いかんでサパンへ確認の連絡をしてもらう手間が掛かる所だった。

 ツガットなら情報の出元が俺達と知ってるからな、其方から手を回す羽目になる。


「それなら話が早い、元時点で冒険者PT【真摯の断罪者】のみ知っている事を伝えなければならない、具体的には皇帝の崩御だ、叩き起こしてでも会わせて頂けないか?」


 それを聞いた受付嬢は驚愕したのか椅子が倒れる事も厭わず立ち上がり。

 

「しょ、少々お待ち下さい! 直ぐに起こしてまいります」


 椅子を直す事もせず階段を駆け上って行き、十分程度でギルドマスターを伴って来た、ギルドマスターの顔には腫れた痕が、言葉の通り叩き起こしたようだ。


「久しいなマグロ、サパンの商人含め、ギルド職員を助け出してくれれた事礼を言う、それとキャロルを保護を出来なかった事を謝罪する」


「夜分遅くに申し訳ないガイエン殿、サパンの件は襲われる可能性があることが分かった上で対策を怠った俺にも落ち度がある、こちらこそ申し訳ない」

 

「命を落とした者が居なかった事が不幸中の幸いだ、それに、エリクサーを二人に使ったんだろ、感謝してもしきれないさ、この件はこれまでとして、込み入った話だそうだな、場所を移そう、こっちだ」


「その前に一つ聞きたい事が有る、なぜ冒険者ギルドそのものが襲撃され、拷問を受けているのに助け出そうとしなかった? あの時保護すると言っていたな、保護とは助けだす事も含まれていたんじゃないのか?」


「当然の質問だな、サパンの冒険者ギルドが制圧された事が分かった時点で解放するよう呼びかけてはいたが返答すらせず此方の言い分など全く聞かない状態だ。

 きっかけはどうあれ実力で助け出そうとすれば帝国対冒険者ギルドの全面戦争になりかねん案件だ、それで身動きが出来なかった」


 その為にサパンのギルドは切り捨てると判断したのか、この様な対応を平然とするなら信用できないな、下手に冒険者ランクは上げない方が得策かもしれない。

 強制依頼で他国との戦争にも駆り出されるんじゃないか? 参加しなければ敵対行動と見なす、とか脅されたりしてな。


「その言葉で本人は納得するのかねぇ、もう少し助けるのが遅れていたら二人は死んでたぞ、抗議のみで助け出そうとしなかった次点でサパンの職員を見殺しにすると舵を切ったと思われても仕方がない、その点どう思ってる?」


「・・・マグロの判断ではどうなんだ、短絡的な行動で帝国と戦争を始めたいか?」


「質問に質問で返すのか、それとも答えられないのか?

 まあいい、短絡的な行動と言うが、戦争に発展しても構わないというスタンスで行動したのは帝国だぞ、法を犯して冒険者を殺そうとするわ、職員を拷問して冒険者ギルドそのものに喧嘩を売るわ、そんな愚行を繰り返す帝国に対して単なる抗議ですませる。

 そんな腰抜け外交しかできないほど冒険者ギルドはふ抜けた組織なのか? それで国と対等と言えるのか? 

 Sランク冒険者の魔法使いばかりを十人も集めれば帝国程度簡単に潰せるだろ、それだけの力を持ちながら弱腰でいる事が不思議だな。

 先の質問に答えるなら、俺なら帝国と戦争してでも冒険者ギルドの力を見せつけるね、そうしないと今後良い様に使われるだけだぞ、力押ししたら何も出来ない集団、力で言う事聞かせれば良いだけの集団、そんなレッテル貼られたいのか?」


「そう言うからには具体的な方策があるんだろうな?」


「あるに決まってるだろ、二人一組の三チームもあれば一万や二万程度の人数は簡単に殺せるだろ、帝都の外に騎士達を完全に引き付けておけば帝都内はもぬけの殻、後は皇宮に侵入して頭を潰せばそれで終わり。

 今夜は五人で皇宮を襲ったが、それまでの二日間はセレスと俺の二人で皇宮を襲撃してるんだぞ、人数が少ないってのは相手にとっても厄介なんだ、なにせ見つけ出すのに人員を割こうと簡単には見つからないからな」


「あの、マグロさん、無詠唱の使い手はそう多くはありません、六名で二万人もの相手を引き付ける事は無理ではありませんか?」


「全員詠唱しなければ発動出来ないって場合でも問題無く対処できるよ。

 ただし、運用の仕方が胆だな、相手が歩兵でも騎馬でも構わないが此方は二人一組で一ヶ所に固まらない事、それもある程度敵に対して距離を取る事が出来れば簡単だ。

 敵に近い順にABCチームと別け、敵に接近されればAチームは後方に下がりCチームの後方へと下がる、下がっている間はBCチームが相手をして時間を稼ぐ、相手は先頭を潰される訳で当然ながら遺体が邪魔で行軍速度は落ちる、強引に接近しようとすれば馬が転倒するか歩兵の場合は足をくじく奴も出る、だから行軍速度は嫌でも落ちる、これを繰り返すだけだ、あらかじめルートを決めていれば罠を仕掛けて引き込むのも有りだな。

 頭を潰す時間さえ稼げたら此方の勝ち、全滅させる必要は無いからな。

 後は山にでも逃げ込めば良い、その辺りは騎士より冒険者に分があるからな」


「マグロ、それくらいにしておいては如何ですか、私達が冒険者ギルドと事を構える必要はありませんから」


 反省させれば御の字か、セレスの言う通りこれでいいか。


「まあいいか、国と敵対したくはないと思うのは当然だからな。

 受付嬢の彼女はどうする? ガイエン殿に連絡を取る為にあえて伝えたが、時間が経てばいずれ直ぐに分かる事だから、中途半端にしらせず全部聞かせて巻き込むか?」


「そうだな、時間が経てば分かる事なら同席させよう、ついて来い、こっちだ」


 帝都に常駐してる部隊を含めて、救援か支援か襲撃の為かわからないが、集結してた部隊をほぼ壊滅させ、現在は十名以下に減っている事、城に侵入した際に宝物庫の品を全て奪ってきた事、皇宮に大規模な魔法を撃ち込み、現在はボロボロな事を含めて説明した。


「先ほども聞いたが連日の襲撃はマグロのPTだったんだな、どうやったら騎士の殆どが壊滅したのかは分からないが、調べれば直ぐに分かる事に嘘をつく訳もないだろうから本当だとして、ツガット殿から聞いていた当初の予定の皇帝の首のすげ替えは、皇帝が死んだ事からじきに名乗りを上げる者が出てくるだろう。

 後は観戦して誰が帝位に着くかだな。

 しかし、宝物全部をかっさらうか、戦争と思えば当然だな、しかし苛烈だな、城がボロボロか、立ち直るのに十年単位で期間が必要だろ。

 それでどうする? マグロのPTを狙って返り討ちにあったとの情報も拡散するか? お勧めはしないがな」


「命を狙われたPTと勇士が手を組み、皇帝の首を取った、で良くないかな? たった一PTに潰されたとなったら帝国の面子が丸つぶれだろう、そうなると徹底抗戦しかねない、一般への拡散は無しで、主要な貴族にのみ真実を知らせる形はどうかな?」


「では拡散は無しの方向として、マグロには会談の場に来てもらう事になるから、貴族達への情報提供は必須だな、どの程度倒したのかは省くとして首を取ったのみで良いだろう、後は勝手に各陣営が情報をあつめるだろうしな、それで賠償請求だがどうする? この場でつめるか?」


「いや、それはサパンのギルドマスターも含めて話した方が良いだろうな、拷問を受けた本人だし。

 ただ、冒険者ギルド単体としての賠償金請求の金額はそちらで話し合ってもらえるかな」


「了解した、被害に合った各個人の賠償金などはツガット達と話し合ってくれ。

 冒険者ギルドの方は他の国のギルドとの調整も必要だ、それは帝国の冒険者ギルドマスター達を中心に決めるから任せてくれ」


「それで、貴族たちは、俺達やサパンへ手を出して来ると思うか?」


「それは無いだろ、それを実行したら、完全に冒険者ギルドを敵に回すからな、そうなると帝国が滅びる、それは無いとほぼ断言できるが、帝位を狙って各陣営の戦闘が勃発するのは確実だ。

 当分の間は国外に居た方が安全だな」


 悠長な考えだな、とっくに冒険者ギルドを敵に回してるのに、それとも後の皇帝が敵に回すって意味か?


「俺の方も予定が詰まってるから、サパンに寄ったらライネルに戻るよ、話す事は以上かな」


「そうだな、今から宿もとれないだろ、寝心地は悪いが泊まって行け」


 言葉に甘えて泊めさせてもらい、昼頃にサパンに着くと通信水晶で連絡をいれてもらった。

 翌朝、ごったがえす冒険者達を見ながら食事を済ませて帝都を発ち、予定の昼前にサパンの冒険者ギルドに到着した。

 テレポーターを潰したからな、もちろん走ってだ。



「ただいまキャロル、体調は良いか? マスターと話がしたいんだけど、会えるかな?」


「マグロお帰り、無事な様ね、案内するからついて来て」


 ギルドマスター部屋。


「何て事してるんだ! どう立て直すつもりだ!」


 いきなりそれかよ、だいたい立て直すつもりなんて一mmも無いからな、立て直すつもりなら最初から建物に魔法を撃ち込んだりしませんてば。


「そんな事しませんよ、戦争した結果です、本来ならどの様な結果になるかご存知でしょ? 市民には手を出さず領地も奪わず、城につめてた者と軍部と命令してた血縁のみ、本来の戦争より格段に甘い対応ですからね、本来の対応をした方が良かったですか?」


 市民は巻き込まれて死に、有力な大店の商人の資産は差し押さえられて奪われ、貴族は軒並み殺されて資産は奪われ、皇帝の血縁者全て殺され、そのうえで土地を奪われる。

 それが戦争の結果だと俺は思っている。


「はぁ、人命部分はそうだが、皇宮その物がぶっ飛ぶとはな、残ってるのは骨格のみときてやがる」


「こちらの要求を吞まずに沈黙で返して、決断しませんでしたから、皇宮ごと潰しただけですよ、それで、国境警備の騎士とか貴族の私兵とかに動きは在りますか? また狙って動く様なら潰して来ますが」


「今の所は急遽編成してるそうだ、皇宮が使えない程ボロボロで皇帝が亡くなったんだ、公爵や候爵辺りが名乗り出て帝位に就くだろう、今ならマグロが乗っ取る事も可能だろ、帝位に就かないのか?」


「皇帝には、わざと帝位を譲れと脅しましたが、そんな面倒な事しませんよ、俺は世界を見て回りたいと思ってるんです、そんな地位に就いたら自由が無いじゃないですか」


「確かに帝位に着いたら自由は無いな、天罰とでも思って後は自浄作用にでも期待しとくか、それしか手が無いんだけどな」


「そうそう、開き直らないとやってられませんて」


「それをマグロが言うか?」


「言いますよ、元々被害者ですからね、それで、俺は数日間動きが読めるまででも居た方が良いですか? ガイエン殿は大丈夫だと言ってましたが」


「ギルド襲撃を命令した奴も、それに追随してた軍部もほぼ壊滅、安全は担保されてるから帰って大丈夫だぞ」


「なら明後日帰還するとして、明日朝に顔を出します、それまでに動きがない様でしたら帰りますね、それと領地館の再建費用とかテレポーターの構築費用とかの総額って計算されてますか? 少々ボッタクリ値段でも払いますよ」


「ボッタクリって人聞き悪いな、それなら遠慮なく要求するぞ、白金貨八十枚で良いぞ」


 白金貨八十枚取り出して渡す。


「ではこれを、さすがに連日の戦闘で疲れたよ、近場にお勧めの宿屋ってあるかな? 連絡の取りやすい場所が良いんだけど」


 ツガットに場所を聞いて冒険者ギルドから宿屋へ移動し、宿屋で大部屋を一部屋借りて寛ぐ。

 

 早急に決めるべき案件は無いな、貴族達の行動が粗方判明すれば良いとして、カエラさんとこに顔を出して帰還か、後は宝物庫から取って来た品の品評会とそれぞれ使いたいのがあれば、その配分程度か。


「宝物庫から取って来た品だが、ここで品評会するか?」


「屋敷の倉庫で全部出してする方が良くない? 何度も出し入れするのは手間でしょ?」


「マグロが見てこれは特に良いって品は無いかにゃ?」


「名前から判断するとこれかな【恒久の魔法袋】 取り出して鑑定してみる」


 恒久の魔法袋

 品質:最上級

 素材:オーガの革

 注釈:100㎥まで収納可能、時間の経過無し。


「素材がオーガの革と良い品かどうか判らないが食料入れるのにもってこいだな、時間経過しないから腐る事が無い。

 これはシャルに渡しておくよ、別部隊として行動する際には俺と離れる事は決定事項だからな、後は帰ってからとして、かなりの戦闘をしたから、今の内にステータス見ておくか」


「そう言えばライネル出てから見てないにゃ」



 怪盗=マグロ      

 年齢:16歳

 Lv:705 

 種族:竜人族(特殊)

 職業:ウィザード

 状態:良好

 HP:277297

 MP:200481

 STR:52860

 VIT:44392

 DEX:38401(350)

 INT:46798(350)

 LUK:31705

 EXP:15350/706000

 フリーポイント:69700


 ユニークスキル:限界突破、超越者、語源自動通訳、竜の目、上位鑑定、上位偽装、無限収納袋、自動解体、売却


 パッシブスキル:全属性無効、全異常無効、最大MP上昇4、MP回復速度上昇4、消費MP減少3、防御力強化3、無詠唱、多重起動、同時並列思考


 アクティブスキル:火魔法6、水魔法4、風魔法6、土魔法5、氷魔法5、雷魔法5、回復魔法3、毒魔法3、光魔法3、闇魔法3、召喚魔法5、時空間魔法7、龍語魔法3、生活魔法、製作魔法


 加護:地球神の加護、アルタール神の加護


 称号:神に送り込まれし者


 使用魔法:ストファボール、ファイアアロー、ストーンアロー、エアアロー、ウォーターアロー、ウォーターウォール、ストーンウォール、アイアンウォール、ゴールドウォール、ミスリルウォール、ダマスカスウォール、オリハルコンウォール、エアブラスト、ナパームフレイム、ファイアエクスプロージョン、アイスブラスト、ライトニングブラスト、爆圧水蒸気砲、ストーンホール、クリーン



 セレスティーナ

 年齢:86

 Lv:705

 種族:ハイエルフ

 職業:魔弓士

 状態:良好

 HP:207399

 MP:226743  

 STR:38401 

 VIT:27661(150)

 DEX:47614(900)

 INT:53385(450)

 LUK:44392 

 EXP:284000/706000

 フリーポイント:33400


 ユニークスキル:限界突破、超越者、暗視、鷹の目


 パッシブスキル:全属性無効、全異常無効、最大MP上昇5、MP回復速度上昇5、消費MP減少4、無詠唱


 アクティブスキル:弓術6、水魔法6、風魔法7、生活魔法、製作魔法



 ミスリルスライム×6匹

 Lv704

 種族:特殊変異体スライム

 職業:スライム

 状態:良好

 HP:358905

 MP:107807

 STR:707

 VIT:116345

 DEX:8456

 INT:52845

 LUK:2117

 EXP:1200/705000


 ユニークスキル:限界突破、超越者、大陸共通語


 パッシブスキル:魔法抵抗10、状態異常無効


 アクティブスキル:溶解7



 ティルア

 年齢:22

 レベル:704

 種族:猫族

 職業:ハイプリースト

 状態:良好

 HP:230546

 MP:134626

 STR:47614

 VIT:27486

 DEX:52860

 INT:44392(100)

 LUK:14775

 EXP:23100/705000

 フリーポイント:35150


 ユニークスキル:限界突破、超越者、暗視


 パッシブスキル:全属性無効、全異常無効、最大MP上昇3、MP回復速度上昇3、消費MP減少5


 アクティブスキル:気配遮断、回復魔法7



 シェルアス

 年齢:128

 レベル:705

 種族:ハイエルフ

 職業:アークメイジ

 状態:良好

 HP:241494

 MP:255190 

 STR:38401 

 VIT:27661 

 DEX:46564

 INT:52860 

 LUK:44392 

 EXP:52000/706000

 フリーポイント:35200p


 ユニークスキル:限界突破、超越者、暗視


 パッシブスキル:全属性無効、全異常無効、最大MP上昇7、MP回復速度上昇7、消費MP減少6、無詠唱


 アクティブスキル:水魔法7、風魔法6、土魔法3、氷魔法5、雷魔法7、光魔法4



 シャル=ヴァンティユ

 年齢:71

 レベル:704

 種族:竜人族(特殊)

 職業:龍の巫女

 状態:良好

 HP:276554

 MP:174378

 STR:52785

 VIT:44392

 DEX:37997

 INT:46448

 LUK:31705    

 EXP:62000/705000

 フリーポイント:35150


 ユニークスキル:限界突破、超越者、竜の目


 パッシブスキル:全属性無効、全異常無効、最大MP上昇4、MP回復速度上昇4、消費MP減少3、防御力強化3、無詠唱


 アクティブスキル:火魔法7、回復魔法3、時空間魔法2、龍語魔法6


「誰かこのレベルの上がり具合を説明してくれないかな・・・」


「無理にゃ」


「・・・・」


 ※対人戦経験値取得:相手のLv×千Exp取得、Lv二十一以上は切り捨て、祝福恩恵の経験値取得は摘要外、PT員にも適用。


 本人すら知らない隠しスキルが与えられてる事をマグロは知らなかった。


「俺が分からないのに聞くのが野暮か・・・スキルが増えたり変わったりしてるからとりあえず鑑定してみるか」


 鑑定

 超越者:レベル101に上がる際に自動取得、取得までLvが上昇しない、取得の為には経験値5百5万必要、ステータスが3倍になる、同種のステータスアップとは重複せず、上位のみ適用。


 全属性無効:一定ステータス以上で自動取得、無属性、物理属性以外の無効化。


 全異常無効:一定ステータス以上で自動取得、部位欠損及び死亡以外無効化。


「考えるのは止めよう、事実のみの把握で良いだろ?」


「マグロさんの言う通り、考えても分かりませんからね」


「セレスには覚えて貰ったが、シャル、ティア、シェルにはまだ覚えて貰って無かったな」


 製作魔法取得スクロールを取り出して覚えて貰った。


 就寝までの時間は雑談で費やしセレスを抱き枕に寝るのだった。

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