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20:新たな仲間

 朝食を済ませ、宿の前で待つ事三十分ほど。


「お早うございます、お待たせした様ですわね、申し訳ありません」


「出て来たばかりですので、殆どお待ちしていませんよ」


「流石マグロにゃ」

 

 結構な時間待ったのだがあまり待っていませんよと気を遣うマグロだった。

 今後一緒に行動するならPTへの加入は必須だからな、不動産屋だと何件も見て回ってどれだけ時間が掛かるか不透明だし、先にPTへ加入してもらおうかな。


「シャルは冒険者登録してるの? 一緒に行動するならPTに入ってもらって経験値取得の均一化をしてた方が良いと思うんだけどどうかな?」


「城勤めでしたので入ってませんわ、経験取得は平均にしてた方が良いですわよね、その提案に乗りましょうかしら」


「それじゃ時間の掛かりそうな不動産屋へ行く前に済ませようか」


「わかりましたわ、ではこちらです、向かいましょう」


 この時間に冒険者ギルドへ行くと込み合うのは何処の国でも一緒なんだな、はっきり言って並ぶ手間が惜しい、ま、シャルが居るからか絡んで来る奴が居ないのが幸いだが・・・その代わりに、ぱっと出の知らない奴がシャル様と一緒に居るなんて、なんて羨ましい! など、羨ましがっている声がよく聞こえてくる。

 逆に言えば、俺達を見下げる言い方をしてる奴は居ない、下手な事を言えば、一緒に居るシャルを同列だと言ってるようなものだからだ、そんな事を言えばシャルに喧嘩売る事になるからだろう。

 シャルとPTを組む際にPT名で驚かれたが無事に完了した。

 帝国の冒険者ギルドは木材で建てられていたが、やっぱりここライネルでは石材で建てられていた、ぱっと見た感じ継ぎ目が何処かさっぱり分からないほどだ、相当な熟練を積んだ職人さんが居るのだろう。


 シャルが龍族だと判ったわけだが、ステータス的にはどうなんだろうな、ここは見せ合うべきだな、それに帝都からこっち、確認してなかったからな、騎士を百五十五名も殺してるし、それなりに上がってるはず!


「お互いにステータスやスキルの開示し合いませんか? お互いに実力の確認が必要でしょ?」


「そうですわね、では会議室をお借りしましょう」


 流石地元の龍族、顔が広くて助かる、職員に申し出るとあっさりと許可が取れ一室を借り受ける事が出来た、先ずは召喚獣の紹介からだろ!


「スラちゃん達出ておいで」


「はーい」


「は?」


「誰が返事した?」


「わたしだよ?」


「何ですか、このスライム達、見た目も違いますし、なぜか話してますが」


「いえ、これまで喋った事は無かったですから・・・」


「ステータス確認すれば分かるかも? て事で順番に開示しようか」


 とりあえず話してるのはスルーするに限る、何故かと聞かれても分かる訳が無いからだ。


 怪盗=マグロ

 年齢:16歳

 Lv:64

 種族:竜人族(特殊)

 職業:ウィザード

 状態:良好

 HP:17081

 MP:15006

 STR:3210 

 VIT:2686

 DEX:2603(350)

 INT:3211(350)

 LUK:1915

 EXP:12350/65000

 フリーポイント:5600


 ユニークスキル:限界突破、語源自動通訳、竜の目、上位鑑定、上位偽装、無限収納袋、自動解体、売却


 パッシブスキル:全属性抵抗3、全異常耐性3、最大MP上昇5、MP回復速度上昇4、消費MP減少3、防御力強化3、無詠唱、多重起動、同時並列思考


 アクティブスキル:火魔法4、水魔法3、風魔法5、土魔法4、氷魔法3、雷魔法4、回復魔法3、毒魔法3、光魔法3、闇魔法3、召喚魔法4、時空間魔法5、龍語魔法3、生活魔法


 加護:地球神の加護、アルタール神の加護


 称号:神に送り込まれし者



 セレスティーナ

 年齢:86

 Lv:70

 種族:ハイエルフ

 職業:魔弓士

 状態:良好

 HP:14030

 MP:19069

 STR:2105

 VIT:1979(150)

 DEX:4136(900)

 INT:4035(450)

 LUK:2524

 EXP:300/71000

 フリーポイント:1950


 ユニークスキル:限界突破、暗視、鷹の目


 パッシブスキル:全属性抵抗4、全異常耐性4、最大MP上昇5、MP回復速度上昇5、消費MP減少4、無詠唱


 アクティブスキル:弓術5、水魔法5、風魔法6、生活魔法



 ミスリルスライム×6

 年齢:1歳

 Lv59

 種族:特殊変異体スライム

 職業:スライム

 状態:良好

 HP:20800

 MP:6164

 STR:63

 VIT:6730

 DEX:484 

 INT:3020 

 LUK:124 

 EXP:49000/60000


 ユニークスキル:限界突破、大陸共通語


 パッシブスキル:魔法抵抗6、状態異常耐性6


 アクティブスキル:溶解6


 称号:怪盗=マグロの召喚獣



 ティルア

 年齢:22

 レベル:59

 種族:猫族

 職業:ハイプリースト

 状態:良好

 HP:13476

 MP:7924

 STR:2602

 VIT:1770

 DEX:2960

 INT:2128(100)

 LUK:824

 EXP:53100/60000

 フリーポイント:2800P


 ユニークスキル:限界突破、暗視


 パッシブスキル:全属性抵抗1、全異常耐性1、最大MP上昇3、MP回復速度上昇3、消費MP減少5


 アクティブスキル:気配遮断、回復魔法6



 シェルアス

 年齢:128

 レベル:70

 種族:ハイエルフ  

 職業:アークメイジ

 状態:良好

 HP:12768

 MP:17151

 STR:2105

 VIT:1824

 DEX:3086

 INT:3510

 LUK:2509  

 EXP:52000/71000

 フリーポイント:3450p


 ユニークスキル:限界突破、暗視


 パッシブスキル:全属性抵抗6、全異常耐性6、最大MP上昇7、MP回復速度上昇7、消費MP減少6、無詠唱


 アクティブスキル:水魔法7、風魔法6、土魔法3、氷魔法5、雷魔法7、光魔法4


 シャル=ヴァンティユ

 年齢:71

 レベル:56

 種族:竜人族(特殊)

 職業:龍の巫女

 状態:良好

 HP:14685

 MP:9261

 STR:2810 

 VIT:2350      

 DEX:2015  

 INT:2470 

 LUK:1675      

 EXP:1200/67000

 フリーポイント:2800


 ユニークスキル:限界突破、竜の目


 パッシブスキル:全属性抵抗6、全異常耐性5、最大MP上昇4、MP回復速度上昇4、消費MP減少3、防御力強化3、無詠唱


 アクティブスキル:槍術5、火魔法7、回復魔法3、時空間魔法1、龍語魔法6


 シャルが意外とレベルが高いな、例の強引な戦闘で上げた為かもしれない、と言っても公務に就いてる風だし四六時中という訳でもなさそう、入り浸っているならもっと上がっていても可笑しくないしな。

 それは兎も角、スライム達が大陸共通語を覚えてるからさっきのはこれが原因か・・・


「元々此方の言ってる事を理解してましたからね、空気を取り込み吐き出す事で、話す為の技術を取得したって所ですかね」


「これはこれで楽しそうにゃ」


「対人戦しかしてないのに、すごいレベルの上がり具合だな」


「対人戦ですか、人を倒しても経験を取得できないのですわ、何かの恩恵かもしれませんわね、しかし、マグロは多才ですわね」


 なるほど、本来は上がらないのか、だけどそれらしいスキルは取得して無さそうだよな、加護の一部に偽装されていて見えないとか? もしくは偽装されて見えないスキルがあるのか・・・考えても無駄か、スキルが無い以上判別できないしな。


「単なる神から頂いた恩恵ですよ、自分の努力じゃないんです」


「マグロの実力には変わりありませんわ」


「うんうん、マグロは規格外なのにゃ」


「だからティア、それは言い過ぎですよ」


「俺に着いてたスラちゃん一匹はシャルさんを守ってね」


「スライムが守るのですか?」


「この子達は防御特化ですからね、全員守ってもらってますよ」


「なるほどですわ、それなら宜しくお願いしますわね」


「はーい、おまもりしまーす」


「スキルが増えてるな、鑑定」


 鑑定

 限界突破:レベル51に上がる際に自動取得、取得するまでLv51に上がらない、取得の為には経験値125万必要、ステータスが2倍になる、効果は重複しない。


「なるほど、あの戦闘で一気に上がったのか、話は変わりますが、シャルさんの戦闘スタイルはどんな感じですか?」


「槍で前衛もいけますが、主に後方から魔法攻撃ですわね」


「それでは現在の武器と防具は?」


「武器はミスリル製の槍で防具はソフトレザーアーマーですが、ミスリルで主要部分の強化品ですわ」


「武器は実家の品ですか?」


「そうですわ、結婚したら返さないといけませんわ」


 それならミスリル製の槍が一本余ってるし、この際渡しとくか、早いか遅いかの違いでしかないからな、どのみち渡すなら本格的に活動する前に渡して慣れてもらう方が得策だからな。


「それでしたら武器は【光輝牙槍】を一時的に使って下さい、鍛冶屋に武器を発注した場合は出来上がるまでの繋ぎですね、マジックバックと金貨百枚です、これも渡しておきます、うちのPTメンバー全員持ってますから」


 とマジックバッグに武器と金貨入り巾着を一袋入れて手渡した。


「今使ってる武器は実家へ返してお借りしますわ、マジックバッグ、便利ですわよね、これも今持ってる品は実家に返して来ますわ」


「ワイバーン製の防具一式お貸しします、と言いたい所ですけど、俺と同じで着れませんからね、発注して出来上がるまでそのままと言う事で。

 それじゃ不動産屋に行こうか」


 シェルに先導され不動産屋へ向かった。

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