再開〜物語は急展開〜
無表情だけど、
彫刻のように端正な顔立ちの男…
いや、本当にイケメンに助けられた。
そして、船にゆっくり網が上げられて、
外では動けない足の事情により、
網の中から彼の手により外へ出される。
その行程の途中、その神がかった男に横抱きされ、彼と目が合った時、
私の心臓に矢が刺さった。
うおおおおおお!!
イケメェエエエエン!!!!!!
ぽーっと見つめ合っていたら、
彼にマントを被せられた。
どうやら、海の中でなぜか上半身裸になっていたようだ。彼に呼ばれたのか、綺麗な女性の方がやってきたが、彼女は可愛いと連語しながら、尾が隠せるフリフリの可愛いドレスを着せていた。
そして、着せ終わると急いで
彼を呼びに行ってしまった。
あ、お礼を言っていないわ!
今度名前を教えて貰おうかしら…。
〜そして、現在〜
船の中だというのに、
高級そうな家具が並ぶ部屋で、
何か書物をしている彼に、横抱きされながらギュウッと抱き締められています。
どき、どき、と胸が鳴る…。
彼をチラリと見つめると、
またしても目が合ってしまう。
彼に何か伝えようとしても、
彼を見つめると言葉で口に出すことが
できなくなる…。
うがぁぁあ!!!
し、少女マンガかーぃ!!!!!!
自分が、とても恥ずかしくなるわぁぁぁ!
前世ではまだ恋愛未経験だったせいかぁ!
チラリと彼を見つめると、
まだ書物を続けるようだ。
よし、状況整理をしようではないか。
前世の私は、
確か階段で男たちを手玉にとっていた転校生の女生徒に突き落とされたなぁ。
それで死んじゃったのかぁ〜…。
まぁ、親がいないから
誰も悲しまないけどさぁー。。
…うん?
そういえば、
今の身体での記憶で
あの異世界から来た聖女…
あの女に〝クリソツ″だったなぁ〜
…………。
「あの女ぁぁぁぁ!!!」
ムキィーとなり、つい声を上げると、
彼がギュゥゥゥゥゥゥと
一層強く抱き締めてきて、
顔を首にグリグリしてきた。
さ、流石にこれは心臓がたまらんぞぉ!
「あぅぅぅぅ、うみゅぅぅ!
お、 おやめになってぇえ!」
そして、動きを止めた彼が、
私を見つめ、口を動かす。
「…エリィには××を。」
その言葉を聞いた瞬間、
頭にバチバチッと刺激が伝わった。
エリィって私のことよね…。
思考に囚われ、
抵抗なしの状態になった私に彼が、
端正な顔を近づけてくる。
あわあわあわわ、やばいぞ…。
この先は…!
その瞬間、
頭の中にある映像が流れた。
花畑で、幼い私と黒髪の男の子との
指切りげんまん。
私はあの男の子と約束をした。
そして、次に会った時の為に
合言葉をお互い考えた。
もしかして、あの男の子は…
視界に黒髪をとらえて、
私は確信した。
どうして今まで忘れていたんだろう…!
息を吸い込み、私は、
思いっきり叫ぶ。
「レジィには×××を!」
『エリィ、僕が一人前になったら
絶対にエリィをこの檻から
出してあげる。』
『本当?』
『うん。だから、迎えに来た時には
僕と…』
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If you press me to say why I loved him, I can say no more than because he was he, and I was I.
エリィとレジンは幼少期すでに出会い、
そして、ある約束を…