やっぱり、お前たちか
大ババ様の言う二人に心当たりのあった俺は、その二人に真意を問いただすために『牡丹の間』へと行くことにした、大ババ様が苦手とこそんなことわないぞ、ここ大事だからな?
「俺だ、はいるぞ?」
「「お兄様♡」」
『牡丹の間』にいたのは、俺の想像どうりの二人の巫女服姿の少女がいた。
この二人は月守家の分家、月影家の双子の姉妹で、赤ん坊の時からの付き合いがあり、俺になついていて、よく俺の後ろをチョコチョコとヒナ鳥のようについてきたもんだ。
姉が月影華虞耶、妹が白雪とゆう名のまだ14歳の中学二年生だ。
「やっぱり、お前たちか、どうゆうつもりだ?ふたりそろって俺の…あ~その。」
生々しい言葉を使いづらくて言いよどむと。
「「私達にとっては、お兄様と一緒にいられればいいんですの、どこまででもお供させてくだい。」」
「しかしお前たちまだ中学生だろうが。」
「でも、もうお父さんや、一族には。」
「私達は、お兄様の側室候補として、認知されていますよ。」
「「それに、いまお兄様のお家によくお泊りになっているお姉さんとも仲良くさせていただいてますの。」」
「う、なんか外堀が完全に埋められている?その話はおいおい話し合うとして、もうひとつのほうはどうなんだ?」
「はい、そちらも大ババ様に問題ないだろうと。」
「お墨付きを頂いておりますわ。」
話し合いではなく、は・な・し・あ・いになって押し切られそうな気もするが、俺も妹のように可愛がってきたが、最近はどんどん綺麗になってきて、学校でも何通もラブレターを貰っているとゆう、話も聞いてなんかもやもやしていたこともあり、まぁいいかと思っている自分もいるのを感じている。
『ヤツラ』との戦いも我が一族が課せられた使命でもあるし、女子供だからといって戦力になるのならば戦いに身を投じるのも宿命とゆうものだろう。
「戦力として期待できるのならいいが、俺もお前たちの命を預かることになるのなら、お前たちの魔女としての実力も知っておきたい。」
「「お兄様、魔女では可愛くないですわ、そうですわね私達のことは魔法少女って呼んでくださいませ。」」
「魔法少女って、まあ好きにしろ。演習をするから、俺の船にいくぞ、二人とも摑まれ。」
「「はい、お兄様♪」」
二人が俺に摑まって、とゆうかぴったりとくっ付いてきてるな、それなりに膨らんできた胸をこすりつけるようにしているのは誘惑しているつもりなのかな?苦笑しながら二人の頭をなでてやりながら、転送魔法を発動させる。
「転送座標固定、転送。」
そして三人の姿が部屋のなかから消えた。