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ユメツクリ《Remake》小説版  作者: 椎木一
ユメツクリ
32/50

変化

「………………」

「ほんとごめん! 悪かった!」

 パンッと手を合わせて頭を下げる。


 無言のまま常温にまで温くなったリンゴジュースを飲むユメリは普段よりご機嫌斜めだ。

 もう少しで直立するんじゃないかってくらいユメリの機嫌は急勾配。

 なんせ玄関で出迎えてくれたこいつは無言で俺の脛を蹴ってくれたからな。

 ビニール袋から楽しみにしていたジュースを奪って一口飲んだ後に、温いという理由でまた蹴られた。

 約束どおり買ってきたものの、さすがに悪いと思って謝ってるわけだ。


「遅れたのには理由があるんだ。大事な話だからちゃんと聞いてくれ」

「どおでもいい」

 ……ま、まあ、話を聞けば態度も変わるだろう。


「実はお前たちみたいな奴に会ったんだ。そいつはアスハって奴で、敦の心をイジッて自分を好きになるように操ってたんだ。ユメリはアスハのこと何か知ってるか?」

「どおでもいい」

 素晴らしいまでの即答。


「どうでもいいってことはねーだろ! 敦も俺みたいにとり憑かれてるってことじゃないのか!?」

「………………」

 反応なし。


「それだけじゃない! 今晩ヴィオラが襲ってくるって言ってたんだ! どうすればあいつ等から逃げれるのか教えてくれ!」

「どおでもいい」

 他人事じゃないってのに言い切りやがった。

 最悪のタイミングでヘソ曲げやがって。


 とにかく場所を移動しよう。

 楼園が他人を巻き込むのを嫌ってるなら、逆に人が多い場所に行ったほうがいいかもしれない。

 機嫌を損ねながらもしっかりジュースを飲んでるユメリを横目に考える。

 人がいるところって言ってもどこに行けばいいんだ?

 一晩中動いてるわけにもいかないだろうし、行ったことはないけど二十四時間のネットカフェにでも行ってみるか。


 ピンポーン。


「ッッ!!」

 突然鳴ったチャイムに心臓が跳ね上がった。


 ……誰だ?

 ヴィオラたちがチャイムを鳴らして来るとは考えにくいし、ユメリも変な反応を示してない。

 警戒しつつ覗き穴から外を見ると真夜さんが立っていた。


「こんばんは」

「こ、こんばんは……」

「お夕飯のお誘いに来たんだけど、ハル君のところもうご飯作っちゃった?」

「いえ、まだですけど」

 真夜さんは時々こうして夕食に誘いに来てくれる。

 姉ちゃんとも仲がいいし、その弟だからか色々と気に掛けてもらっている。


「飯は出来てないんですけど、これから出かける予定があって、その、すいません」

 だからこそ真夜さんとカナちゃんを巻き込むわけにはいかない。

 早々とマンションから出て行かないと。


「そうなんだ、残念。カナもユメリちゃんとご飯食べたがってたんだけど、お出かけならしょうがないね」

「え? カナちゃんがユメリと?」

「うん。カナってばユメリちゃんのこと大好きだから」

 そうだった。

 俺と接点のある人たちはユメリと会ったことがなくても『すでに会った』ことになってたんだ。

 当然カナちゃんも例外ではなかったわけだ。


「……すいません、この埋め合わせは今度するんで」

「謝らないでよ。それじゃまた今度お世話させてもらうね」

 笑顔を残して真夜さんは隣のドアへと消えた。

 真夜さんの手料理はお世辞抜きで美味い。

 それがこんなことで食べられないなんて、幸せを一つ奪われたみたいで嫌になる。

 リビングに戻ると、いつもの定位置でユメリがジュースを飲んでいた。


「人の気も知らないでそこまでマイペースだと逆に羨ましくなるぜ」

 しかしそれでも強引に外に連れ出さないと。

 さすがに逃げる為に外出するのに文句は言わないだろう。


「ん?」

 スマホの着信音に条件反射でポケットから取り出してみると、番号だけが表示されていた。

 つまり登録をしてない奴からのコールだ。


「……誰だよ?」

 まだ一度も掛かってきたことはないけど、最近詐欺まがいの電話が多いって聞くしな……

 しばらく様子をみても一向に切れる気配がない。

 変な電話だったらすぐに切るか。


《なに無視しとんねんっ! さっさと出んかいドアホ!》

 繋いだ瞬間、思わずスマホを遠ざけてしまうほどの大声がとび出してきた。


《もうちょお出んの遅かったらシバいたってたとこやでホンマに! ウチが掛けたらツーコールで出ぇよこのザコが!!》

 スピーカーを遠ざけたままなのにしっかりと聞えてくるとは……

 この聞き覚えのある声、間違いなくヴィオラだ。


「……なんで俺の番号知ってんだよ?」

 恐る恐る話しかける。


《にぃちゃんの学校で調べてきたんや》

 ああ、そうでしたね。

 この分だと俺の家族構成まで知ってそうだ。


《そんでな、予定変更のお知らせや。ウチらしばらく大人しくしてるさかい、にぃちゃんらも楽にしててええで》

「なんだって?」

 宣戦布告も突然だったが、休戦宣言もまた突然だった。


《千種がしばらく様子を見る言うとんねん。せやからウチもそれに従うわ》

「そんなこと言って油断させようってんじゃないだろうな?」

《疑う気持ちはわかるがホンマやって。大体にぃちゃんら強うないんやから油断させる必要ないやんか。自分の力量くらい知っとこうな》

 癪だがこいつの言うとおりだ。


《ウチが襲ってくると思うて逃げようとしてたんちゃうか? 一度会うたらにぃちゃんの居場所なんかすぐにわかるんやから、こっちが襲う気ないのに逃げ回ってたら可哀そうや思うて電話したんや》

 一度会ったらどこにいても居場所がわかるだって?

 予想はしてたが実際に聞かされると愕然とする。

 思い返せばユメリだって簡単に俺のマンションに来てたじゃないか。

 つまりどこに逃げたって無駄ってことかよ。


「……本当に何もしてこないんだな?」

《おお、安心しときや》

 ヴィオラの声は軽い。

 信用するのは危険だが、今は本当のことを言ってると思いたい。


《そんでな、にぃちゃんにちょおお願いなんやけど、ウチがチビッ子のことを前から知ってるって千種には内緒にしてて欲しいんや》

 妙なことを言ってくる。


「いまいち要領を得ないな。そんなの楼園はとっくに知ってるもんだと思ってたけど」

《色々あって千種には黙っとったんや》

 楼園はずっとユメリのことを探してたみたいなのに、ヴィオラは何も話してなかったのか。


「……あいつを騙してるのか?」

 好きになれない奴だけど、あいつもこいつらの被害者だと思うと騙してるヴィオラに怒りを覚える。


《ああ騙しとる。ウチかてそんなことしとうないんやけど、千種の為やからな》

 スピーカーから漏れる声は以外にも楼園を気遣うものだった。


《にぃちゃんは本気で誰かに復讐しようと思ったことはあるか?》

「……ないな」

《そら幸せや。復讐ってのはアカンわ。アレは誰も喜ばんし、そればっか考えて未来を生きることを考えへんからな》

 まさかそんな言葉をヴィオラから聞けるとは思ってなかった。


「二人はどういう関係なんだ?」

《なんやぁ? ウチらに興味持ったんか~? 残念やけど、ウチ千種以外の人間には興味ないし、千種もそう簡単にはやれんでぇ》

「そんなわけないだろ。そういう意味じゃなくて」

《アッハッハ! わかっとるよ。ちょおからかってみただけや。けど話すと長いしメンドイから教えんわ》

 なんだよそれ。


《とにかくや、ウチのことは千種には絶対内緒やからな。にぃちゃんの口塞いだほうが手っ取り早いんやけど、それすると千種がキレよるからな》

 ……楼園のおかげで命拾いしたようだ。


「っていうか、最初から俺に何も言わなきゃ良かったんじゃないのかよ?」

《チビッ子を話しに出さんとウチの疑問が解消されん話やったやないか。今さら言うても遅いし、一番いいのは千種と会うたらウチの話はせんことや》

 確かに。


「わかった。俺も面倒なことになるのは避けたいからな。けど本当に何もしてこないんだな?」

《しつこいで。信じる信じないは勝手やけど、あんまりチビッ子連れまわして疲れさせんなや》

 ユメリを案じている。


《そやそや、ちょおチビッ子に代わってくれや》

 ユメリは電話中じっと俺を見ている。

 断る理由もないし素直に代わってやった。



「ばいばい」

 しばらくしてユメリは俺にスマホを戻した。

 ディスプレイを見ればすでに通話は切れている。


「なに話してたんだ?」

「ん」

「ヴィオラはなにか訊いてきたか?」

「きいてきた」

 聞いた話をまとめると、調子はどうだとか、俺と一緒で楽しいかとか、いわゆる世間話。


「本当にそれだけ?」

「それだけ」

 物騒なことをやってると思えば、それとは逆の人情を見せる。

 こいつらの思考回路は一体どうなってんだ?


■ ■ ■ ■ ■


 動いても意味がないとわかり外に出ることはしなかったが、ああ言われて安心できるものでもない。

 もしもの時にそなえて、警戒しつつ起きてることにした。


 時計は午前四時。

「ヴィオラはずるしない」

 と言ってさっさと寝てしまったユメリは今も隣で寝息を立てている。

 静かに眠る顔は無表情のときよりも愛嬌があって実に子供らしい。

 ヴィオラのことを話したとき、こいつはどうでもいいと言った。

 ユメリはこうなることがわかってたんだろうか?




「……あれ?」

 気がついたら外が明るかった。

 いつの間にか寝ちまったようだ。それなのに酷く眠い。

 時計は六時を指し、ユメリもまだ眠ってる。

 朝の心地いい陽気は一層眠気を増幅させてくれる。

 今日は日曜だし、このまま二度寝しても問題ないのだが、


「……腹へった」

 ほぼ徹夜してたせいか、胃が空腹を訴えていた。


 何か腹に入れようとキッチンへ移動した。

 昨夜はあれだけ警戒していたのに、不思議なもので今は平然と目玉焼きを焼いている。

 ちょっとは不安もあるけど昨夜ほどじゃない。

 こんな状況に慣れてきたのか、それとも感覚が麻痺してきたのか、むしろ両者なのか。

 なるようにしかならないんだろうけど、これからどうなるかなんてまったく予想がつかない。

 何があったのか知らないけどヴィオラたちはしばらく大人しくしてるってことだし、今のうちに俺と敦の問題を解決しておきたいところだ。

 トーストもほどよく焼いてリビングにもど――


「うわっ!」

 いつの間にかユメリが座っていた。

 音も気配もさせないで、相変わらずの無表情。


「おまえ、俺を驚かせたいのか?」

「リンゴジュース、のみたい」

 なんなんでしょうねこの態度。

 居候の身のくせに挨拶もしないで、自分の立場がわかって……ねぇんだろうな。


 冷蔵庫を開けるとリンゴジュースは最後の一個。

 昨日買ってきたものは、昨晩のうちにユメリがほとんど飲んでしまっていた。

 しまったなー……また買いに出ないと。

 とりあえずユメリに渡すと、パックにストローを指してちゅーっと一気飲みを始めた。


「ちょっ! もっとゆっくり飲めよ! 最後の一個なんだぞ」

 指摘にピタッと飲むのを止める。


「これさいご?」

 ものすっごく名残惜しそうな瞳でパックを見る。


「……いや、店が開いたら買ってきてやるから」

 その姿につい哀愁を覚えて甘言が出てしまった。


「ならいい」

 あっさり気を持ち直すユメリ。


 罠にハメられた気分だ。

 そうは思っても、リンゴジュースしか飲まないってのは最初こそ驚いたものの、食費に負担が掛からないので実際は助かっていた。

 生活費は姉ちゃんが出してくれてるとはいえ、出費の用途はしっかりとチェックされてるのだ。

 家計簿をつけるまではいかないものの、レシートは後で姉ちゃんに渡さなければならない。

 用途の不明な金額が多いと仕送りが止められるので、生活費が余ったからといって遊ぶわけにもいかない。


「そういえば、そもそもアスハのこと知ってんのかよ?」

 昨日うやむやに終わってしまった話をぶり返す。

 さすがに今になってもどうでもいいとは言わないだろう……たぶん。


「しってる」

「やっぱりか」

 十中八九こいつは彼女を知ってると踏んでたから驚きはしない。


「どんな奴なんだ?」

 昨日会った感じだと、力を使わなければ普通の女の子のような印象を受けた。


「?」

「……あ、えーと、そうだな。俺たちにとって危険な奴か?」

「きけんじゃない」

「でもあいつは敦を操ってたんだ。人間側から見たらそうも言えないだろ?」

 そのことさえなければきっと俺は彼女を危険視なんてしなかった。


「アスハ、そんなことしない」

 意外な言葉が出てきた。


「実際してたんだって。本人も認めてたし」

「………………」

 無言。

 表情が変わらないからわかりずらいけど、一応こいつも驚いてるんだろうか?


「ユメリは、アスハがそんなことするわけないとでも思ってんのか?」

「うん」

 即答。


「二人はどういう関係なんだ?」

「?」

 首をかしげて応えない。

 難しい質問じゃないだろうけど、ただ単に答え方がわからないって感じだ。


「そうだな……じゃあアスハとは仲良しだったりする?」

「うん」

 つまり交流はあるわけだ。


「クラリスとヴィオラもアスハを知ってんのか?」

「しってる」

「……その二人とも仲良しだったり?」

「なかよし。でもあっちゃだめ」

「会っちゃだめ?」

「うん」

「それはどうして?」

「…………」

 答えられないか。


「明日アスハと会うことになってんだけど、俺とユメリのことを話したり、協力してもらったりできるかな?」

「もらえる」


 ユメリのアスハ像を見るなら、彼女は俺たちの味方になってくれるかもしれない。

 まだ疑問に思うところは多々あるものの、あとは直接本人に会って確かめればいいだろう。

 ユメリは気を許してるみたいだし、明日じゃなく今日会うことにしておけばよかった。


 この日、ユメリのジュースと適当に買い物を済ませただけで何も変わった事は起こらなかった。

 一応敦に連絡を入れてみると、昨日突然いなくなったことに文句を言われてしまった。

 どうやら俺が勝手に帰ってしまったことになってるらしい。

 あながち間違いではないし、適当に話を合わせて謝罪して収まった。


 しかしあれ以来クラリスが姿を表さない。

 ユメリに訊いても知らないの一点張りで、今もどこかで俺に能力を使わせようと狙ってるのだろうか?


■ ■ ■ ■ ■


 翌日の朝。

 ユメリにジュースを飲ませ、俺はトーストとハムエッグ。


「うまいか?」

「うまい」

 昨日買ってきたジュースは結構高かっただけに、どことなく満足そうに飲んでる。

 放課後にアスハと会うことになってるけど、彼女が本当に信用できそうなら、こいつも交えて話をしたほうがいいかもしれないな。


 ピンポーン。


 玄関のチャイム音。

 こんな朝早くに誰だろう? 真夜さんかな?

 とりあえず玄関に出向きすぐにドアを開けると――


「………………」

 意外な奴が立っていた。

 不愛想な表情の楼園千種。

 シャツとジーンズの相変わらずシンプルな服装。

 茶髪の長髪も定位置で後ろに束ねている。


「おはよう」

「……お、おう……おはよう」

「これから学校? すぐに終わるから少しだけいいかしら?」

「いいけど」

 部屋に上がる様子はなく、立ち話で済ませるつもりのようだ。


「わたしたち、しばらく様子見ることにしたから警戒しなくていいよ」

「えっ?」

 なに言ってんのこいつ?


「ヴィオラから聞いた。あんた、あいつと命が繋がってるんだって?」

「……そうだけど」

「そう。信じられないけど本当なんだ」

「ちなみに痛みも共有してるぞ」

「どういうこと?」

「俺が感じた痛みはユメリも感じるってことかな」

「ふぅん。じゃあ水衛を殴った時あいつも痛かったんだ?」

 言われてみればそうだよな。

 何も言わない奴だから忘れてたけど、ユメリも痛かったはずだ。


「いい気味ね」

 ふふっと笑う。

 そこで嬉しそうにするのはやめてくれ。


「わざわざそれを言いに来たのか?」

「そうよ。放っておいたら水衛も落ちつかないでしょ? 面倒だけど可哀想だし」

「そりゃ落ちつかねーけど、それならもう――」

 ヴィオラから聞いてる、と言おうとして口を閉じた。

 もしかしてあいつ、昨日の電話のことも楼園に話してないんじゃなかろうか?

 そうじゃなきゃ、こんなやって来るわけないもんな。


「なによ?」

「いや、うん」

 だとすると、ここは素直に頷いておくのが吉か。

 下手に口を滑らせてヴィオラの機嫌を損ねるのは避けておきたい。


「わかった。何もしてこないならこっちも文句はない」

「何もしないなんて言ってない。あいつを狙えるチャンスがあれば容赦しないから」

「え!? わけわかんねぇ! なんだよそれ!?」

「水衛の命が関わってる以上手出しできないじゃない。だからあいつだけを狙える手段が見つかるまで様子見ってこと」

「そんな方法あるのかよ?」

「今はない。けど必ず見つけてお父さんたちの仇をとってやる!」


 復讐は未来を生きることを考えへん。


 ヴィオラの言葉が蘇る。

 あいつは楼園のことを言ってたのか。

 そのくせユメリを捕まえるときは協力するようだし、言ってることがメチャクチャだ。


「水衛って本当に操られてないの?」

「もし操られてたとして、操られてるなんて言うと思うか? まあ最初はマジで操られそうになったよ。どういうわけかそうはならなかったけど」

「なにそれ? よくそんなことされて一緒にいられるわね?」

 信じられないという顔。


「……命が掛かってる状況でほっとくわけにもいかねーだろ」

「そのわりにはあいつの肩持つじゃない?」

「理由ならこの前言ったけどな」

「あいつは嘘を吐かないっていうアレ? マジでそう思ってんの?」

「そっちにはユメリを疑うだけの理由があるんだから、どう思われようが構わない」

 そしてそれを否定する材料が俺にはない。


「水衛って変な奴ね」

 そっちこそ充分変な奴だ、と言い返したかったけど我慢した。

 もう話すことがないのか、お互い沈黙。


「帰る」

 投げ捨てるように言って帰ってしまった。

 ほんとに変な奴だな。

 何もしてこないってのは大助かりだけど、わざわざ来なくても電話で済ませればいいのに。

 ――なんて考えてる時間はなかった。

 登校時間が迫ってるおかげでゆっくり飯を食ってる時間がない。

 急いで朝食を口に詰め込み、ユメリに勝手に出歩かないように釘をさしてから学校へと向かった。

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