表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
98/138

3-25 災厄

 天輪から通信を受け、回復アイテムを集めつつ本拠地に向かう。6個ほどアイテムが落ちており、これだけあれば一先ずは安心だろう。


 ーーキィン!!


 川向こうの方角、建物街の外れから金属音が鳴り響く。恐らく誰かが戦闘をしているのだろう。情報はあって困らない。戻り掛けに少しだけ様子を見ておこう。


「身を隠せ、『(しき)』!」



 ーー建物外広場ーー


 色で身を隠し、上空から戦闘をしている奴等の顔を見る。総勢5名。その中の1人は()()()()()()()()()()()()()()


「クハッ! そんなクソ雑魚ゲロカスのクセによく僕に喧嘩売ろうと思ったね!」


 ーー神様だ。


 大きい槌を振り回し、自身を囲む4人を難なく払い除ける。


「ほらほらっ! ちょーしに乗ってイケイケ状態だっただろ! もっときなよ!」

「クソがっ!! オラァ!!」

「全員アイツに合わせろ!!」

「「おうっ!!」」


 4人のうち1人が神様に飛びかかる。髪が赤いから『赤』と仮称しておこう。赤の攻撃に他の3人『青』、『白』、『茶』が合わせ、神様に迫る。

 しかしその攻撃は届かない。神様の眼前10cmくらいだろうか? そこで攻撃が止まり、弾かれる。


「はい雑魚〜! もっと火力上げてから出直しな!」

「ぐわぁ!!」

「今だっ!!」

「「ッシャア!!」」


 赤の攻撃が弾かれたタイミングで、青、白、茶の3人が三方向から一斉に攻撃を仕掛ける。だが、これも神には届かない。


「お前達もさぁ〜、弱過ぎて話になんないっ!!」


 ーーブォン!!


 大槌を一周させ、全員をまとめて吹き飛ばす神様。()()()()()()()()()()()


「はぁ……。期待外れもいいとこだよ、僕出てきて損した気分だ。君達そんなんでホントに勝てると思ってたの?」


 大槌を肩に乗せ、神様は深くため息を吐く。攻撃自体は武器によるものしかしておらず、防御は神様の能力だろう。透明で強固な結界でも張ってあるかのように、神様に傷一つ付けられていない。


「ぐぅ……! まだ……!」

「もう飽きたからお前達は終わりだよ。さっさと死んでゲームに戻りな。」

「と、止めろぉぉぉ!!」

「うおぉぉぉぉ!!!!」


 大槌を地面に置き、神様は祈りのような体勢に入る。何をしようとしているかは分からないが、マズいことだけは分かる。神様があの体勢に入ったときから、冷汗と鳥肌が止まらない。何がくるか分からない、巻き込まれないように距離を取る。


「砕け散れ、『天墜輝(レイ)』」


 ーー瞬間。

 ーー辺りは眩い光に包まれた。


 ……次に目を開けた時。神様の周りには誰もおらず、あるのは四人が居た位置に残る()()()のみだった。


「はぁ……。まあこれで少しはスッキリした……かな?」


 神様はコキコキと首を鳴らす。疲労した様子もなければ目立った傷もない。敵を一撃で屠る技に、絶対防御。このゲームに於いて、まず間違いなく『最強のプレイヤー』だろう。


(まだ気付かれてないよな……?)


 こちらを向く気配のない神様に安堵しながら踵を返す。後ろを振り向いた瞬間……。


 ーートンッ。

 ーー俺の肩に手が触れた。

いつもお読みいただきありがとうございます。

つまらないと思いましたら☆1、面白いと思っていただけたら☆5評価をいただけると嬉しいです。

感想欄にてご意見もお待ちしておりますので、御指摘、感想をいただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ