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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
96/138

3-23 へんたいよくできました2

「戦闘中に考え事とは悠長ですね!! 食らえぇ!!!!」


 私が人型に戻り会話に集中した一瞬を、伯爵は見逃さない。好機と思い、一気に近寄り手元に創り出した血の大剣を振り上げる。

 ……まあ()()()()()()()()()()()()()()


「『(みずち)』!!」


 伯爵が天輪の居る場所を斬ったが、手応えが全くない。ないどころか目の前の天輪が歪む。


「なっ…!」

「隙ありだっ!! (フン)っ!!」


 伯爵の目の前の私が真正面の胴体に向けてボディーブローを繰り出す。勿論伯爵は後方に回避しようとしたが……。()()()()()()()()()()。捕まえたぞ。


「がっは……!」

「逃がすか!!」


 正面からの攻撃を避けたはずなのに、何故か横から攻撃を食らった伯爵は混乱している様子だった。それはそうだ。この技は()()()()()()()()()()()()()()()()



 ーー数分前ーー


「紅狐さん、技の詳細ですが『蜃気楼』を作り出そうと思います。」

「蜃気楼?」

「はい。実際にいる位置と見える位置をずらし、攻守同時に行おうと思いまして。」

「……なるほど。」


 私の立てた作戦はこうだ。攻撃、回避、攻撃と交互に行う形ではこの伯爵を倒すのは困難だろう。であれば()()()()()()()()()()()()()()()()()。紅狐さんもそのことに気付いてくれたようだ。


「相手の大振りを誘ったタイミングで、私が技名を叫びます。そこであーちゃんは建物周辺を水で冷やし、紅狐さんは建物上部を温めてください。」

「わかった。」


 ーー蜃気楼。

 実際には暖気層と冷気層が密接することによってできる自然現象だ。人為的に作るとなると本来は難しいだろう。しかし私達には今、異能がある。この力を使えばこの現象も作り出せるのではないか、と考えたのだ。


 ーーーー



「くっ……! どうなってるんだ……⁉︎」


 結果的に神から許可を得て、技自体は出来上がった。あとはぶっつけ本番だったが……。どうやら上手くいったようだ。

 この技のポイントは三つある。一つは攻守同時に行えることだ。相手は当てたと思ったら外れており、避けたと思ったら避けられていない、という形になる。

 二つ目、初見で技が理解できることはほぼない、ということだ。姿があるのに当たらない、というのは初見殺しもいいとこだろう。

 そして三つ目、これが1番重要だと思う。技の発動者が()()()()()()()()()()()()だ。この技を使っている時は他の技は使えないと思わせておき、相手の最大の隙に私の技を叩き込める。


「このっ……! クソがぁぁぁぁ!!」

「ハズレだ。『剛震滅脚(ごうしんめっきゃく)』っ!!」

「ぐおおぉぉぉ!!!!」

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