表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
94/138

3-21 秘技・柔

「『秘技・柔(ひぎ・やわら)』っ!!!!」


 紅狐さんの目の前に迫ったニュートンの小刀を、技でもって制する。ついでに腕から肩にかけて関節を決めて、動きを止めさせた。新手の出現に、伯爵とやらは警戒し動かない。


「ぐおぉぉぉ!!」

「て、天輪さん!!」


 あーちゃんが泣きながら声をかけてくる。……()()()()()


「あーちゃん、紅狐さん。間に合って良かった。」

「ギリギリ……。」

「て、天輪さぁ〜ん! もう、ダメかと……!」

「もう大丈夫だ。私が来たからには安心してくれ。」


 ギリギリと関節を決めたニュートンの腕を締め上げる。あーちゃんが()()()()()()()()()……?


「ところであーちゃん……。()()()()()()()()()()()()()()()?」

「え? ……えっと、あとそっちの伯爵……さん?」

「手籠に……されかけた……。」

「手籠……だと……?」


 ギリギリと締め上げた腕をさらにキツく締め上げる。


「ギャアァァァァ!!!!」

「……ふ、ふふふふふふ……!!」


 自分の中にドス黒い感情が渦巻く。()()()()()()()()……?


「……この無礼者共がぁぁぁ!! 皆殺しだぁぁぁ!!」


 ーーボキィ!!


「あ″あ″ あ″あ″ あ″あ″!!!!!!」


 ニュートンの腕をあらぬ方向に捻じ曲げ、叫ぶニュートンを伯爵に向けて蹴り飛ばす。伯爵はバックステップを踏み、避ける。


「『狐火』っ……!!」


 吹っ飛ばした先には紅狐さんの陣があったらしい。ニュートンは真上に来たところで狐火の火柱に当たり、背中がこんがりウェルダンになっていた。


「許さん……! 貴様らは私がまとめてぶちのめす……!!」

「おや? ……少し雲行きが怪しくーー」

(フン)っ!!!!」


 こんな奴等の話に耳を傾ける価値などない。一気に距離を詰め、崩拳を叩き込む。……正確には叩き込もうとした。

 気がつくと私の攻撃は空を切り、伯爵は壁際まで移動していた。


「危ない危ない。聞く耳持たぬとはこのことーー」

(セイ)っ!!!!」


 伯爵に駆け寄りさらに連撃を繰り出す。今度は移動をせず、血のようなものでできた刀剣で応戦する。


「ちょ……まっ……!!」

「五月蝿い!! 死ね!!」


 話など聞いてやるものか。幼女の涙は正義、泣かせた奴は悪。殺す。慈悲はない。


「『血ト狂暴(ブラッドリー)』っ!!」

「『剛震滅脚(ごうしんめっきゃく)』っ!!!!」


 伯爵が血で槍を作り出す。それを円盾で弾きつつ、剛震滅脚で床を崩しながら炎で炙る。


「敵味方お構い無しですか……!」

「私の味方は優秀だからな、気を遣う必要などない!!」


 実際、あーちゃんと紅狐さんは無事だ。あーちゃんがちゃんと水で守っている。ニュートンは巻き込まれて一緒に落下中だ。


「食らいなさい!! 『血ト狂暴』!!」

「『秘技・柔』!!」


 伯爵の血の刺剣を技で弾く。『秘技・柔』。物理的な攻撃も非物理的な攻撃も全て受け流す。私の防御技だ。……あまりに強く、神から回数制限をかけられているが知ったことではない。幼女を泣かせたものは必ず殺す。出し惜しみは無しだ。

いつもお読みいただきありがとうございます。

つまらないと思いましたら☆1、面白いと思っていただけたら☆5評価をいただけると嬉しいです。

感想欄にてご意見もお待ちしておりますので、御指摘、感想をいただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ