表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
90/138

3-18 紅狐とあーちゃん3

「お察しの通り、私は『吸血鬼』。些かヒントを出しすぎましたかね?」


 ニコッと爽やか風に笑いかけてくるけど、もう遅い。アナタへの印象は今マイナス域。


「きゅ、吸血鬼……!」

「じゃあアナタの能力、『血を操る能力』?」


 追加の情報収集もしておく。抜かりなし。情報はいくらあってもこまらない。


「ふふふ……。さて? どうでしょう?」

「伯爵殿、喋りすぎでは?」

「おお、ニュートンさん。申し訳ない。見目麗しい女性を見ると口が軽くなるのが私の悪い癖ですね。御忠告感謝します。」

「まあ伯爵殿であれば問題はないと思うが……。念のためな。」


 ある程度の会話を終え、敵さんは再度構える。もうこれ以上相手から情報を話すつもりはないらしい。むむむ、伯爵だけならまだ聞き出せそうだったのに。残念。


「さて、目を見て分かってはいますが……一応答えを聞きましょう。仲間になる気は?」

「ないっ!!」

「だろうなぁ!! 小娘ぇ!!」 


 答えを言った瞬間、ニュートンが飛び出してくる。右手には小刀。受け流しは難しそう。


「くっ……!」


 あーちゃんへ向かわないよう位置取りに注意し、あーちゃんの前に出つつも、小刀の攻撃を避ける。直線的だけど速い!


「あーちゃん、伯爵をお願い!」

「は、はい! 『攻の型、水龍(すいりゅう)』!!」


 水の龍が伯爵に向けて飛んでいく。ニュートンを火の玉で牽制しつつ、伯爵の動きを見逃さないようにしないと。


「水ですか、これはこれはなんたる天敵。……しかし残念ですねぇ。」


 大きく退いたかと思ったら、柱の影に隠れた。その程度ならあーちゃんの技で破壊されちゃうけど……?


「伯爵殿っ!!」

「『影ノ虚(シャドウ)』。」


 柱に隠れた、と思ったら今度はニュートンの真後ろに現れた。瞬間移動……? まだ確証がない。

 あーちゃんの水龍が柱を崩し壁まで到達する。建物自体が大きく揺れ、壁に穴が開く。


「あの童女。なかなかにやるな。」

「ええ、私とは少し相性が悪いですね。」

「したらば、相手を交代と?」

「はい。頼めますか?」

「伯爵殿の思いのままに。」


 今度はニュートンがあーちゃんの方を向き、伯爵がこっちを向いてきた。あーちゃんの元へは向かわせない。


「燃え上がれ、『狐火(きつねび)』!!」


 あーちゃんの近くへ走りつつ、狐火の設置をする。ワタシより早くニュートンがあーちゃんに迫っている。マズいーー!!


「ひゃあ!! こ、こないで!! 『反鏡(はんきょう)』!!」

「それはもう見たわ!!」


 反鏡の出現位置を予測し、予め回避をしてる。コイツ、強い。


「獲ったーー!!」

「ひぅ!!」

「『炎陣』っ!!!!」


 ニュートンの攻撃があーちゃんに当たる前に、なんとか炎陣を発動できた。ニュートンは丁度攻撃に突っ込み、避けきれずに炎陣に囚われる。


「グオォォォォォ!!!!」

「間に合っーー」

「間に合いましたが、今度は貴女がピンチですよ。」


 音もなく、背後に伯爵が現れる。ヤバっーー!!


「『血ト狂暴(ブラッドリー)』っ!!!!」

いつもお読みいただきありがとうございます。

つまらないと思いましたら☆1、面白いと思っていただけたら☆5評価をいただけると嬉しいです。

感想欄にてご意見もお待ちしておりますので、御指摘、感想をいただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ