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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
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3-9 キリコの技

「遊びは終わりだよ……。アンタ、後悔するんだね……!!」

「ふん。口だけでなく、やれるものならやってみれば良いではないか。」

「『斬々(ニューマラス)舞々(リッパー)』!!」


 キリコの発声と同時に、包丁、ナイフ、鋏、カッターなどありとあらゆる刃物が出現する。しかも刀身には血の跡が付いているオマケ付きだ。これが奴の技なのであろう。人殺しらしい、汚らしい技だ。


「斬り刻まれてブッ飛びなぁぁぁ!!」


 それに加えて、奴本人も両手に包丁を持って襲いかかって来る。菅笠の姿は見えないが、同時に襲いかかってくるのだろう。しかし、今のオレには全て届かない。鉄パイプに電気を流すが、それに指向性をつけてコイルのようにイメージしながら強力な電気を流す。すると鉄パイプは強力な電磁石となり、刃物の直撃をずらす。


「なっ……⁉︎⁉︎」

「はっ。この程度か。道化以下だな、貴様は。」


 向かってくるキリコには電気を浴びさせた鉄パイプでそのまま殴りかかる。一度攻撃を受けているからだろう、キリコは大きく回避をし距離を取る。しかし電磁石に引っ張られる包丁が邪魔だったのかそれを手放す。


「『空断剣(エアリアルスラスト)』。」


 キリコが飛び退いたタイミングで菅笠が姿を現し、技を発動する。居合で何もない空を斬った様にしか見えなかったが、刀身を鞘に納めた瞬間、オレの腹部に横一閃の一文字が刻まれる。


「ぐぅ……!!」

「……痛いか? 苦悶の表情を浮かべろ、それが何よりの私の幸せだ。」


 口元をニィっと釣り上げ、菅笠は笑う。斬った後には空気が流れ、腹部に冷たい風が当たる。しまった、此奴の技は実際に刀身で斬るのではなく、()()()()()()()()()()だったか。


「ふん。やるではないか。どうやら貴様の方が売女よりかは幾分か上等な様だな。」

「……。」


 ーーチャキン。


 再度居合の構えをし、菅笠は此方の出方を窺う。下手な行動ではまた先程の技がくるだろう。アレは回避も防御も儘ならない厄介な技だ。こうなってはオレが取れる行動は一つしかない。


「喰らえぃ!! オレの最大の一撃を!!」


 ーー同士討ちだ。


 鉄パイプを振りかぶり、一気に菅笠に近付く。オレの予想が正しければ、先程の技は超近距離では発動出来ない筈だ。それに、上手く運べば()()()()()()()()()()()。案の定、菅笠は技を発動するのではなく、そのまま居合斬りを放とうとする。そして、後ろにいたキリコもそれに合わせて包丁を持って襲いかかってくる。


「キイィィィィエエェェェェ!!」

「……斬っ!!」


 包丁は体で受け止めて、刀は鉄パイプと腕で受け止める。奴らはこれでオレに釘付けの状態だ。今しか好機はない。放てる力を全て込めて技を発動する。


「『轟雷(ごうらい)』っ!!!!」

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