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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
74/138

3-3 次の占領地へ

「ーーってなことがあったんだ。みんな気をつけてくれ。」


 す魔ほを介して、本拠地にいる3人に情報を伝達する。横で聞いていた天輪がうむむ、と悩み混んでいる。


「天輪? どうした?」

「……いや、狗の聞いた猫又のフレーズ、何処かで聞いた覚えがあってな……。何処だっただろうか……?」


 急急(きゅうきゅう)如律令(にょりつりょう)、というヤツだろうか? 少なくとも俺は聞いたことがない。


「うーん……。俺は聞いたことないなぁ……。」

「昔、本で読んだ気がするんだが……。まあ分からないことを考えていても仕方ないね。次の陣地占領に向かうとしよう。一先ずお疲れ様、狗くん。」

「ああ。ありがとう。もし思い出したら教えてくれ。」


 労いの言葉をかけられ、牛車状態の天輪に乗る。程なくして天輪は走り出す。


「狗くん、次はどうするんだい?」

「うーん、とりあえずはこの付近にある陣地占領に向かうのが良いかもな。ヴィナスの動向も気になる。窓から出て行った時、天輪は姿を見なかったか?」

「小さめの影が向かった方向なら分かるが……。すまない、何処まで行ったかは分からないね。」

「まあ大体の方向が分かれば問題ないさ。すまないけど、そっちに向かって走ってくれるか?」

「承知したよ。」


 向かう方向を定め、俺と天輪は走り出す。ふと、気になったことを聞いてみる。


「なあ……。」

「うん? どうしたんだい?」

「俺、今天輪の上に乗っているよな?」

「そうだね。」

「人型だった場合……。これ、どんな絵面になるんだ?」

「……あー。」


 天輪は言いづらそうに言葉に詰まる。その様子で大体想像がついたので、続きの言葉を遮ろうとする。


「いや、大体分かった。もう言わないでーー」

「馬乗りだ。」


 ハッキリと言い切った。今の状態が馬乗りであると。つまり今腰を下ろしているのは天輪の背中にあたるわけだ。


「……。」

「狗くん、聞こえていなかったか? もう一度ーー」

「いや、聞こえてた。もう言わなくて大丈夫だ。というか俺外飛ぶわ!!」


 変態に馬乗り状態とか、俺まで変態になりかねない。聞かなきゃ良かった。急いで(すだれ)のような仕切りから飛び出し、空を飛ぶ。


「……だから私は、初めては女性が良いとーー」

「頼む、黙ってくれ。」


 地面を駆け、空を駆けながら、お互いの間に妙な空気が漂う。本当に聞かなければ良かった。……ウーが乗り込んだ時に耳打ちしてやろう。仲間は多いに越したことはない。

 気まずさに負けて、ついす魔ほを見てしまう。マップを確認すると()()()()()()()()()()()()()()()

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