2-45 謎の女戦5
紅狐が人形を溶かしている間、俺はREIを止めないとな……!
「『空』っ!!」
すぐさま空を発動し、REIの周囲を風で覆う。ついでに方向も少しだけズラしておく。これでREIの攻撃は直撃はしないはずだ。
「あら? 閉じ込められちゃいました。」
「そのまま大人しくしててくれ……よっと!!」
空の解除と同時に鎌鼬を叩き込む。少しはダメージになってくれるといいんだが……。と思っていたが、鎌鼬はREIに届くことなく氷の大槍で弾かれてしまう。
「あんっ。体に響きますわぁ。」
「おうとも。気持ちを込めてやってるからな。」
「うふ。お強いお方ですこと。」
「そりゃどうも……!!」
ーービュウ、と。
一際大きな突風を吹かせ、砂や土を舞い上げる。一瞬目を閉じた隙に、鎌鼬を連発で放つ。氷の大槍の振り回しと、氷柱の射撃によって殆どが防がれてしまったが、多少は当たったようだ。そして何より、REIに暇を与えない。完璧だ。
ーーHP60/95。
「いつっ……!!」
「綺麗なお姉さん、悪いがこのまま攻めさせてもらうぜ!!」
「……うふふ。攻められるのは嫌いじゃないですが……私、攻める方が得意ですの!!」
REIは鎌鼬の猛攻を潜り抜け、俺の眼前へと迫る。なんだその回避⁉︎⁉︎ 反射神経どうなってんだ⁉︎⁉︎
スルリと鎌鼬を弾き、駆け抜けて氷の大槍を振りかぶる。
「はぁ!!!!」
「『鎌鼬』っ!!!!」
鎌鼬で大槍を抑えつつ、その風の余波を使い後方に跳ね飛ぶ。良いタイミングだ。角度も完璧。
「紅狐っ!!」
「『炎陣』っ!!!!」
声をかけたのと同時に、紅狐が炎陣を発動する。しかし、紅狐からの攻撃を予測していたのか、それを回避する。完全回避とはいかず左腕が巻き込まれるが、そんなことはお構いなしでまたこちらに突っ込んでこようとし、一歩踏み出す。
……残念だけど、その攻撃多分届かないぜ?
「燃え上がれ!! 『狐火』っ!!!!」
REIが2歩目を踏み出した瞬間、紅狐が狐火を発動する。氷の鎧のおかげでダメージは大したこと無いようだが、氷の鎧が溶けた。勝機だっ!!
「くっ……。こんなものーー!!」
「『鎌鼬』っ!!!!」
氷の鎧が溶け、無防備になった体に渾身の鎌鼬を叩き込む。REIの体が浮き、吹き飛ばされる。残りHPはあとわずか、決めちまえ紅狐ーー!!
「終わり。『炎陣』っ!!!!!!」
「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
紅狐の炎陣に包まれ、REIは残りHPを全て消費し。
ーー俺と紅狐の勝利となった。
REI:HP0/95。
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雪女戦、終了となります。
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