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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
47/138

2-36 変態vs変態3

「ギィヤアァァァァァァ!!!!」


 堪らず飛び出してきた河童(かっぱ)が叫び声を上げる。その声を聞き、天輪(てんりん)が煽るように声を荒げる。


「変態らしい、聞くに堪えない汚らしい叫びだな!!」

「な、なんなんだなっ⁉︎⁉︎ お前一体なにをしたんだなっ⁉︎⁉︎」

震脚(しんきゃく)だ、聞いたことくらいはあるだろう?」


 震脚。中国拳法の八極拳の発勁技、だったかな? それにしても天輪、本当に色々な格闘技を使えるんだな。


「そ、そんなの知らないんだなっ! 卑怯なんだなっ!!」

「はっ。“ここに来る以前“の私が覚えたものだ。卑怯ではないだろう。」

「お、お前“記憶持ち“なんだな⁉︎⁉︎」

「ああそうだ。だが、これから消えるお前には関係のない話だ。」

「き、き、消えるのはお前なんだなあぁぁぁ!!!!  水流鋸(ウォーターフローソウ)っ!!!!」


 今までで1番強く吠え、河童が技を発動させつつ迫る。声の大きさに比例し、水流鋸も2階位の大きさを発現する。直撃したら死なないまでも、大打撃は間違いない。


「『守の型 、反鏡(はんきょう)』っ!!!!」


 俺と天輪の後方。幼い子の声が響く。それと同時に、目の前に水の滝が現れて河童の水流鋸を防ぐ。


「この技は……?」

(いぬ)、彼女の技のようだ。」


 天輪がクイッと指差した方を向くと、先ほどの幼女が紅狐(くこ)と共にいつの間にか近くにまで来ており、両手を突き出し技を使っているようだった。


「わ、わたしだって……。戦いますっ!!」

「可憐なお嬢さん、力添えをありがとう。戦神を味方につけたような心強さだ。これで私が負ける可能性はゼロになった!! 行くぞ、狗!!」

「お、おう!!」


 滝が収まるタイミングに合わせて駆け出そうとする俺と天輪。しかしそこに怒声が飛ぶ。


「下がれ痴れ者共が!! ()()()()()っ!!」


 ゴゴゴ、と上空に暗雲が立ち込める中ウーが叫ぶ。この雲はもしや……⁉︎


「天輪、下がれ!!」

「何故だっ!!」

五月蝿(うるせ)ぇ!! いいから掴まれ!!」


 説明している時間すら惜しい。予想が正しければウーの技だ。俺は大丈夫だろうが、巻き込まれたら天輪は多分死ぬ。彼の手を掴み無理矢理後方に下がらせる。幼女と紅狐もトテトテ、と自分で避難をしている。


「疾く消えよっ!! 『轟雷(ごうらい)』っ!!!!!!」


 ーーカッ。


 眩い光と炸裂音が響き、目を瞑り耳を塞ぐ。戦闘機から爆弾の雨が降った時にはこんな風に、鼓膜が破れるような音がなるのだろう、と衝撃に体が揺さぶられながら考える。

 ……光が収まると。そこには河童の姿は跡形もなく()()()のみが残っており、周りの水には電気が滞留してバチバチと音を鳴らす。凄まじい威力だ。神様が制限を設けたのも頷ける。


 ーー河童:HP0/110。

選ばれたのは、天輪でした。


ウーくんは紅狐ちゃんを守るという約束のために技を発動させてます。


お読みいただきありがとうございます。

是非ブックマークと高評価を宜しくお願い致します。

作者が喜びで1日若者言葉縛りをします。

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