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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
46/138

2-35 変態vs変態2

 河童(かっぱ)の技とおぼしき攻撃を受け、天輪(てんりん)の傷口から血が滴る。水で切り傷ができるだと? 一体どうやって……? と思案を巡らせていると、天輪が口を開く。


「……お前のその技、所謂(いわゆる)ウォーターカッターだな?」


 ウォーターカッター。聞いたことがある。研磨剤や細かい砂などの粒子を混ぜた水を、高圧で噴射することにより硬鋼や金剛石を切断する威力を発揮する科学工具だ。


「よ、よく分かったんだな。水流鋸(ウォーターフローソウ)はなんでも切れるんだな。」

「お前のような変態でも少しはやるもんだな。多少知恵の回る変態だと褒めておこう。」

「変態に言われても、嬉しくないんだなっ!!」


 河童は水流鋸を連続で射出する。天輪は円盾で防いでいるが、全身は覆えていない。頬や二の腕、足などに徐々に傷が増えていく。このまま放置していると天輪が負ける。


「『(くう)』っ!!!!」


 俺は空を発動し、河童の周囲を風で覆い反転させる。すかさず天輪に近寄り、横に並ぶ。


「大丈夫かっ⁉︎⁉︎」

「問題ない。それよりも(いぬ)、お前あの少女を泣かせたな?」

「話は後だ! さっさとあのハゲを片付けちまうぞ!!」

「わかった、お説教は後回しだ。」


 天輪は円盾を構え直し、俺は天輪の一歩前に踏み出しいつでも守れるよう注意深く、空によってできた風の塊に目を向け能力を解除する。しかし、風が止んだ時には河童の姿はどこにもなく、空の中心地にはドロドロに溶けた地面と大きな穴が広がっていた。


「しまった……! 天輪、気をつけろ! ヤツは地中だ!」

「ハゲモグラめ、今すぐ引き摺り出してやる!!」


 腰を低くして、片足を膝あたりまで上げた天輪。次の瞬間、天輪は地面を踏みしめながら叫ぶ。


「『剛震滅却(ごうしんめっきゃく)』っ!!!!」


 天輪が地面を踏みしめると、大地が揺れ、ひび割れる。そして地中から火が噴き出す。火に巻き込まれた河童は堪らず地中から飛び出してくる。俺は巻き込まれないように空中へ避難したが、少し遅れてしまい火傷を負う。


 ーー河童:HP60/110。

 ーー狗:HP95/100。


「バカ!! 一声かけてから技を出せ!!」

「知るか!! 少女を泣かせた罰だ!! そのくらいで済んで良かったと思え!!」


 ……この変態、言ってることもやってることも滅茶苦茶だ! 

お読みいただきありがとうございます。

変態頂上決戦は多分次の話で終わると思います。

因みに、河童は大ダメージ技の尻子玉抜き(モツ抜き)をするために地中に潜っていました。

是非ブックマークと高評価を宜しくお願い致します。

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