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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
45/138

2-34 変態vs変態1

「『YESロリータ! NOタッチ!』だ! この大馬鹿者がっ!!」


 タイツマンから射出される水をものともせず、天輪(てんりん)はタイツマンに詰め寄る。そして空いているもう片方の平ら手で、タイツマンの脇腹に思い切り深く突きを入れる。


「ぐっはぁ⁉︎⁉︎」

「お前のような変態、“元の姿“に戻らずとも裁いてみせるっ!!」


 体がくの字に折れ曲がったタイツマンの頭部に、天輪の踵落としがヒットし、タイツマンはその場に叩きつけられる。


 ーーHP100/110。


「い、痛いんだな!!」

「ふっ。お前のような禿げは地に伏しているのがお似合いだよ。」

「は、禿げっ⁉︎⁉︎ ぼくは『河童(かっぱ)』なんだな!!」

「禿げでも河童でもどちらでも良い! お前が変態なのは明らかだっ!!」


 地面から顔を上げたタイツマン改め『河童』に、天輪のアッパーが炸裂する。続けて頭が跳ね上がったところに、回し蹴りを食らい河童は大きく吹き飛ぶ。

 天輪は恐らく様々な格闘技を使えるのだろう。初撃は恐らく空手の『貫手(ぬきて)』。そして今の2連撃はボクシングとキックボクシングの合わせ技だ。


 ーーHP90/110。


「お、お前ムカつくんだな!!」

「私もお前に苛立っているよ……! 可憐な少女を追いかけ回すなど万死に値する、こいっ!!」


 ……言っていることは至極マトモだ。マトモなんだが……絵面が非常に汚い。全身タイツvs赤褌一丁の変態vs変態だ。今のうちに一旦、紅狐(くこ)とウーのそばまで幼女を連れて離れ、いつでも戦えるよう構える。


「紅狐っ!! この子を頼む!!」

「まかせて。」

「ウー!! 2人を守ってくれ!!」

「貴様に言われるまでもない! 疾くあの変態を片付けよ!!」

「どっちの変態⁉︎」

「ハゲの変態だ!!」


 天輪は上手く防ぎ、回避し立ち回っているが足元が水に侵され徐々に動きが鈍くなりつつある。少々卑怯ではあるが、加勢して早々に河童には退場してもらおう。

 だが、天輪の助太刀に向かおうとしたところ、幼女に声をかけられる。


「あ、あのっ!!」

「どうした?」

「た、助けて……くれるんですか?」

「ああ。変態には制裁を、だ。」

「ふぇ……。あ、ありがとうございますぅ〜〜。」


 そう言ってポロポロ泣き出す幼女。安心したのだろうか。とりあえず早いところ紅狐に預けて天輪の助けに向かおうとしたが、まさかの天輪から怒号が飛んでくる。


(いぬ)っ!! お前幼女を泣かせたなっ!!」

「不可抗力だっ!! ……天輪、あぶねぇ!!」

水流鋸(ウォーターフローソウ)っ!!」


 戦闘中にも関わらず、大きくよそ見をしていた天輪に河童の攻撃が突き刺さる。左肩から右脇腹にかけて、刀傷のような切り傷が刻まれる。


「ぐっ!!」

「や、やっと捕まえたんだな。このまま刻んでやるんだなっ!!」


 ーーHP75/90。

お読みいただきありがとうございます。

是非ブックマークと高評価を宜しくお願い致します。

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