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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
41/138

2-30 紅狐とウー

 わんちゃんと離れてウーのところに行った。ウーはニコニコしながら話を続ける。なんでわんちゃんにはツンツンしてるのかな?


「知れたこと、奴の姿が気に食わんのだ。」


 さっきのニコニコから、いきなりいやーな顔をしてウーが言う。わんちゃんがカッコいいのが気に食わないみたい。


「でも、ウーも今はいけめん。りゅうの時は可愛い。」

「ぐっ……。そうか。」

「そう。」

「……紅狐よ。」

「なに?」

「オレは本当にそう見えているのか?」

「……? うん。」


 なんで聞き返してきたかわかんないけど、ほんとのことだから頷く。騒がしくしなければ、ウーの人型はカッコいいとおもう。りゅうも小動物みたいでかわいい。


「……。」


 ーーナデナデ。


 無言で撫でられた。嫌じゃないからそのままにしておく。耳の後ろが気持ちいい。だけど段々力も強く、撫で方も雑になってるきがする。


「だめ、ぐしゃぐしゃ撫でるの禁止。髪崩れる。」

「……すまん。」


 注意をしたらまた優しい撫で方に戻った。これならよし。す魔ほのマップを見ながら赤い点を探す。いない。


「いない。」

「ああ、そうだな。」


 ーーナデナデ。


「つぎ、どっち行く?」

「ふむ……。ではこっちでどうだ?」


 ーーナデナデ。


 ウーが街の地図を指差して話し出す。指し示した先は『松濤(しょうとう)美術館』だった。ここもシブヤなのか。ひろい。


「ん。」

「うむ。では行くとしよう。」


 ーーナデナデ。


 …歩きにくい。いつまで撫でるの。気持ちいいけどもうお腹いっぱい。


「ウー。」

「なんだ?」

「歩きにくい。」

「抱っこするか?」

「や。」

「……そうか。」


 あれ? ウーが落ち込んだ。なんで?


「ウー。」

「……。」

「いこ?」

「……ああ。」


 トボトボ歩く。あ、わんちゃんに連絡しないと。


『松濤美術館にむかってる。』


 これでよし。はやくわんちゃんもこないかな。


「……紅狐よ。」

「ん?」


 不意に立ち止まり、まじめな顔をしてるウー。敵がきた? ……マップにはなにも出てない。


「その…だな。」

「なに?」

「貴様の尻尾……。触れても良いか……?」

「や。」

「なっ……! どうしてもダメか⁉︎⁉︎」

「だめ。」


 お尻を触らせてなんて、やっぱりウーはえっち。アレ? ウーが崩れ落ちた。


「クソオォォォォォ!!!!」

ケモ耳少女は大正義。

二次元はロリこそ至高。


お読みいただきありがとうございます。

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