2-30 紅狐とウー
わんちゃんと離れてウーのところに行った。ウーはニコニコしながら話を続ける。なんでわんちゃんにはツンツンしてるのかな?
「知れたこと、奴の姿が気に食わんのだ。」
さっきのニコニコから、いきなりいやーな顔をしてウーが言う。わんちゃんがカッコいいのが気に食わないみたい。
「でも、ウーも今はいけめん。りゅうの時は可愛い。」
「ぐっ……。そうか。」
「そう。」
「……紅狐よ。」
「なに?」
「オレは本当にそう見えているのか?」
「……? うん。」
なんで聞き返してきたかわかんないけど、ほんとのことだから頷く。騒がしくしなければ、ウーの人型はカッコいいとおもう。りゅうも小動物みたいでかわいい。
「……。」
ーーナデナデ。
無言で撫でられた。嫌じゃないからそのままにしておく。耳の後ろが気持ちいい。だけど段々力も強く、撫で方も雑になってるきがする。
「だめ、ぐしゃぐしゃ撫でるの禁止。髪崩れる。」
「……すまん。」
注意をしたらまた優しい撫で方に戻った。これならよし。す魔ほのマップを見ながら赤い点を探す。いない。
「いない。」
「ああ、そうだな。」
ーーナデナデ。
「つぎ、どっち行く?」
「ふむ……。ではこっちでどうだ?」
ーーナデナデ。
ウーが街の地図を指差して話し出す。指し示した先は『松濤美術館』だった。ここもシブヤなのか。ひろい。
「ん。」
「うむ。では行くとしよう。」
ーーナデナデ。
…歩きにくい。いつまで撫でるの。気持ちいいけどもうお腹いっぱい。
「ウー。」
「なんだ?」
「歩きにくい。」
「抱っこするか?」
「や。」
「……そうか。」
あれ? ウーが落ち込んだ。なんで?
「ウー。」
「……。」
「いこ?」
「……ああ。」
トボトボ歩く。あ、わんちゃんに連絡しないと。
『松濤美術館にむかってる。』
これでよし。はやくわんちゃんもこないかな。
「……紅狐よ。」
「ん?」
不意に立ち止まり、まじめな顔をしてるウー。敵がきた? ……マップにはなにも出てない。
「その…だな。」
「なに?」
「貴様の尻尾……。触れても良いか……?」
「や。」
「なっ……! どうしてもダメか⁉︎⁉︎」
「だめ。」
お尻を触らせてなんて、やっぱりウーはえっち。アレ? ウーが崩れ落ちた。
「クソオォォォォォ!!!!」
ケモ耳少女は大正義。
二次元はロリこそ至高。
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