表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
38/138

2-27 神様への質問タイム

神様と御対面。

 あー、なるほど。言われてみれば確かに見えないこともない……ような気がする。顔周りの外鰓(がいさい)もヒゲっぽいし。ウーの龍形態を見てないからなんとも言えないけど。


「龍形態も見たい?こんな感じだよー。」


 と言うと、宙でまた操作をする神様。後ろのスクリーンの映像が切り替わり、俺のイメージした黄龍(おうりゅう)の姿そのものが現れる。うーん、確かにダサくしたら似ているな。


「ウー、似てる。かわいい。」

「うん、似てるな。愛嬌があると思うぞ、俺は。」

「喧しいわ! ……まあ、良い。今は素直に受け止めておこう。」

「クククっ。みんな馴れ合ってるねー、いいじゃんいいじゃん!」


 俺と紅狐(くこ)がフォローを入れたところに茶々を入れる神様。やめてくれ、意外とコイツメンタル弱いんだよ。思春期の子ども並みに情緒不安定だし。


「はいはい、わかったよー。それで? 他に聞きたいこともあるんでしょ?」


 俺の頭の中を覗いたのか、話を変えてくる。そう、もう一つ聞きたいことがあったのだ。それは犬神(いぬがみ)の”クロ”や”ダイダラボッチ”に共通するある事柄だ。


「話が早くて助かる。なんでクロとダイダラボッチはあそこまで()()()()()()()()()んだ?」


 ーーこの戦いに参加している元人間は、育った環境等に左右されないよう調整をしている。と神様は言っていた。なのに何故、あそこまで知能が落ちていたのか。疑問で仕方なかった。


「たしかにー。ダイダラボッチ、アホのこだった。」

「うむ。只の獣と変わりない様相だったな。」


 二人も俺の発言を聞き、同意する。それに対し、神様はこう返してきた。


「ああ、それはね。彼等は姿()()()()()()()()()()()んだよ。」

「姿に引っ張られる?」

「うん。基本的には記憶が無くとも生きていた頃の知識はあるって話したよね? ただそれも条件付きなんだよね〜。」


 フフフっ、と笑いながら神様は続ける。


「ダイダラボッチがもし知性を持ってたらどうなると思う? す魔ほを弄ったりしながら、戦略を立てて、あの耐久力に物言わせて戦ってたら……。」

「なるほど。バランス調整って事か。」

「そ。そゆことー。」


 つまり神様が言いたいことは至極単純で、バランス崩壊を防ぐために、敢えて知性を無くし、犬神や巨人に相応しい知性の程度にした、ということだ。


「ボクも楽しみは出来るだけ長く味わいたいからねー、狗くんや狐っ子みたいに必死に生き残ろうとしている姿を眺めるのなんか最高に楽しいよ!」


 ニチャァ、と。先ほどまでの無邪気な笑いから、邪悪さを醸し出す笑いに変わる。やはりこの神様は、自分の楽しみが最優先であるようだ。そのためなら協力も調整も惜しまない、というのが見て取れる。


「さてー、他に聞きたい事はないかな? なければさっさと戦いに戻ってもらいたいんだけど。」

お読みいただきありがとうございます。

先日ギックリ腰になりました。辛いですね、アレ。


ブックマーク、高評価いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ