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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第二章 一回戦
37/138

2-26 なんでその名前?

クソダサウーパールーパーの元。

「最後に一個聞きたいんだけど……。」

「良かろう。言え。」


 紅狐(くこ)も、俺も気になっていること。それは……。


「ウーのフルネーム、なんでその名前になったんだ?」

「人型。ウーパールーパーっぽくない。」

「……ちっ。」


 うっわ、人の顔見て舌打ちしたよこの人。しかも紅狐にはちょっと目線送ってすぐ逸らしたし。


「……。今は人型形態なのだ。」

「人型形態? なんだそれ?」

「読んで字の如くだ。人の形をしている状態であり、本体を隠すための姿だ。」

「本体は、りゅう?」

「ああ。(いぬ)の説明にもあったように、本来の姿は干支の龍や昇龍などの姿だ。」

「……でも龍ってウーパールーパー要素ないよね?」

「……小さいのだ。」

「え?」

「だから! 本来10mをゆうに超えるはずの本体が! 小さいのだ!」


 少し涙目になりながら訴えるウー。おいおいどうした、情緒不安定か? 抱きしめて愛の歌を囁いてやろうか?


「ちいさい?どのくらい?」


 紅狐が尋ねる。このくらいかな? と自分の身体より上に手を伸ばす。


「……〜〜cm。」

「え? なんて?」

「……30cmだ。」

「おーまいごっど。」


 そのゴッドが原因ですよ、お嬢様。それにしても……黄龍が30cmってマジか……。なるほど、だから体力も少ないのか。80っていったらあの女、付喪神と一緒だしな。


「確かに小さいけど……。本当にそれだけの理由で?」

「知らんっ! オレはなにも知らん! あとは直接神に聞けい!」


 プイっとそっぽを向いてしまった。本人的には相当不服なのであろう。とりあえず理由も気になるし、一度神様に確認をしてみよう。そう思い、す魔ほのチャット機能から神ちゃまへ連絡を送る。


『神様、今いいですか?』

『ヤダって言ったら?』

『じゃあいいです。』

『嘘! 嘘だよー! 少しだけならいいよ!』

『ダイダラボッチ戦の3人で神様と会話したいです。』

『はいはーい。少し待っててねー。』


 その返事を最後に、少し待つ。二、三分くらいだろうか? そのぐらい経った頃にチャットに通知が入る。


『いいよー、呼ぶねー。』


 その文章を見た直後、俺含めた3人は白い空間に飛ばされていた。最初に集まっていた場所であろう。


「直接会うのは久々だねー、元気かな?」

「ああ、体に穴開けて風通しが良くなった状態で走るくらいにはな。」

「げんき。」

「……ふんっ。」


 三者三様の返事をとりつつ、話を進める。聞きたい事はいくつかあるが……まずはウーの名前だろう。


「コイツの名前なんだけど、神様が決めたんだよな?」

「そーだよー。どうしたの急に?」

「なんで、うーぱーるーぱー?」

「ああ! それはねー……!」


 と何もない空中でピアノを弾くように指を動かす神様。神様の後ろの特大スクリーンに、あるウーパールーパーの映像が映る。


「このウーパールーパーのゴールデン、ダサくしたら彼の本体姿に似ててね! それでビビビっときて決めたんだー!」

お読みいただきありがとうございます。

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