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 夢を見た


 あの頃の夢を


 君は傍らで穏やかな微笑みを浮かべながら


 どこか遠くを見つめていた


 僕は時が止まればいいと願い


 君を抱き締めた


 夢を見た


 あの頃の夢を


 明け方の公園で、白む息に包まれながら


 紅紫に滲む地平を眺め、君を抱き締めた


 星が帰る冷えた世界の中


 そこは戻れない場所なのだけれど


 僕は、夢に見る


 あの頃の、君を


 もう懐かしむには遠い場所なのだけれど


 今の君は、きっと伏し目がちに微笑むだろう


 僕はそれを知っているから


 夢を見た


 あの頃の、夢を

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― 新着の感想 ―
[一言] 久々の新作。そして初詩ですか。こういうのも良いですね。
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