歩いてみよう。
私の名前は清水咲
今、花畑にいる。
「ここどこだろう……」
なんせ見たこともない場所なのだ。
まぁ、いい。とりあえず歩いてみよう。
コロン。コロン。コロコロが耳に心地よく響く。
風が斜め前から優しく吹いてくる。爽やかな感じがするから多分春風。
そよそよとコロコロの二重奏を聴きながら、あてもなく歩き続ける。
そよそよコロコロそよそよコロコロそよそよパタパタそよそよコロコロパタパタ……
「パタパタ?」
振り返ると、
薄桃色の可愛らしいドレスに柔らかそうなふわふわの金髪、15cmぐらいの身長の人がパタパタしていた。
この人って…
「妖精さん?」
「妖精さんです(*^○^*)」
妖精さんだった。可愛い。質問してみよう。
「ここってどこ?」
「花畑です(*^_^*)」
うん。知ってる。
「どう行けば私は家に帰れるの?」
「てくてく歩けばいつか帰れます(*^□^*)」
いつか。いつか?
「いつかってどのぐらい?」
「いつかは五日ぐらいです(*^▽^*)」
いつかはいつかぐらい?あ、なぞなぞか。
「なぞなぞ好きなの?」
「なぞなぞ(*°_°*)?」
「だっていつかはいつかぐらいって。」
「いつかは五日ぐらいです(*>○<*)」
いつかはいつかぐらい。なぞなぞみたいだけだなぞなぞじゃない?妖精語って難しい。
その後も、なぞなぞを妖精さんと出し合いつつ、歩き続けた。てくてくパタパタてくてくてく。




