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A 子供時代 1

いやあああああ

こないでえーーー

怖いーーー


アツイ 2歳

生まれた時から身体中にモヤが纏わりついていた。


意識が浮上するように周りを認識できるようになった時


なんだこれ・・・


自分の周りがモヤで覆われていた。

それ以外は至って普通。

別にどっか痛いとか、苦しいとか無い。


気付いたらこの世界に生を受けていた。

俺は日本人だ。いや、だった。

前世で流行っていた異世界転生ってやつだ。

へーおもろー


俺が生まれた時、同時に母親は亡くなったらしい。

母乳を貰えず、下女が布に乳らしきものに浸してそれを吸って育った。

一応、下女がそれなりに世話をしてくれたおかげでここまで成長できた。

ヨチヨチ歩きで部屋のドアを開けたところ冒頭の叫びを浴びせられた。


まあーそりゃ怖いよなー

身体中モヤってるんだぜ?

俺だったらひっくり返るくらいはするだろうよ。


ま、しかし本人は気にして無いんだよなー

モヤってるだけで健康体そのもの!

動ける騒げる身体軽い軽い。


で、そのフットワークでヨチヨチと家ん中を散歩中、色々と使用人が話しているのを聞いて

今の状況をまとめるとこうだ。


まず、この家はどっかの王国の公爵家で父親が王様の弟らしい。

母親も結構上の爵位らしいけど、亡くなっているんであまり話題になってなかった。

で、その父親は俺がまだ腹ん中にいる時に領地視察へ行ったまま行方不明になった。

王様の采配で公爵家の仕事的なものは出来る人に代理を頼んでやってもらってる。


公爵家の後継者は俺1人。


俺のモヤは極秘扱い。

まあ王族の家系に変な人間が生まれたって噂立っちゃ嫌だよなー

ってことで俺はひっそりここで暮らしてるってわけだ。


あーちなみに下女の賃金は通常の3倍らしい。

どーりで嫌々でも世話してくれるハズだわ。


はよ大きくなりてーなー

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