第12章:空虚な抜け殻(第3部)
【警告:倫理の崩壊と精神的汚染について】
本話には、著しく人道的な倫理を逸脱した描写、および生命の尊厳を冒涜する表現が含まれています。 これは単なる残酷描写グロテスクではありません。一人の人間の「心」と「正気」が、静かに、しかし確実に腐敗していく過程の記録です。
主人公が越えてはならない一線を越える瞬間を見届ける覚悟のない方は、ここでブラウザを閉じることを推奨します。 ここから先に、救いはありません。あるのは執着という名の狂気だけです。
読後の精神的苦痛について、著者は責任を負いかねます。
「――警告は、しました。」
新しい衣を纏い、私は戻ってきた。研究室の空気は重く、鉄の味がした。手術室のそばを通ると、甘ったるい、吐き気を催す臭気が私を打った。
かつての私の目、かつての私の肉が、そこで腐り果てていた。 かつて我がものと呼んだその体は、ハエにたかられ、汚れ、腐敗していた。
私は気づいた。狂気じみた執着の中で、私は古い抜け殻を遺体安置所に移すことすら忘れ、ただのゴミのように放置していたのだ。 私にとってそれは何の意味も持たなかった。あるいは、私の新たな存在の残響がそう告げていた。
それはただ、度を越した献身の成れの果てであり、気づかぬうちに「殉教」へと変わりつつあった執着の結果だったのか?
おそらく私は、日々の創造に没頭しすぎて、起きたことすべてを処理する暇さえ自分に与えなかったのだろう。それが必要だったか? いや、必要なかった。何のために? 止まるわけにはいかない。休むことなく進まねばならない。時間は私に逆らって流れている。今はその時ではない、適切ではない、単に立ち止まって分析することなどできなかったのだ。
手術室で腐りゆくかつての私の体……。自分自身に対してさえ、なんと無頓着で不潔だったことか。自分の顔を見ると、何かが込み上げてきた。虫に食い荒らされた半開きの目が、私を見つめ、私を裁いているかのようだった。まるでこう言っているようだ。
「貴様は自身の呪われた執着の中に、俺を腐らせるままにした。自身の腐り果てた死体のことさえ忘れて」
もしかすると、すべては奇跡や輝き、価値を失ってしまったのか? 分からない。どうでもいいことだ。もはや何にも価値はない。私の体はもはやかつての形では存在せず、かつて精神が象徴していたと思っていたものも、振り返ってみれば、今「私」と呼ぶこの存在は、過去に「G E O」と定義していた記憶とは噛み合わないのだ。
これらすべてを眺めていて、私は気づいた。ある意味で、私はすでに死んでいたのだ。今の私は、まるで別宇宙から来た見知らぬ「私」が、この新しい肉体を乗っ取り、何らかの形で「G E O」と同一化しているに過ぎない。
私はあの腐敗した体を捨てることはできないと悟った。それには価値があった。体そのものではなく、その「渇望」に。その体は、最期の瞬間までエミリーと共に在ろうと、すべてを懸けて戦ったのだ。
だから私は、虫とウジにまみれたかつての腐敗した体を抱き上げ、遺体安置所へと運んだ。エミリーの遺体の隣に置き、最後にもう一度抱き締めさせようとした。それは不可能だった。だが、ついに二人は一緒になった。
一瞬、私の失敗した、不完全で、達成されなかった目的――エミリーを救うこと――が贖われたように感じた。不完全で、失敗だが、贖われたのだ。もうそれを背負う必要はないと感じた。ある意味、ゲオは彼の最も偉大な、善意に満ちた願いのために死んだのだ。
残ったのは私だ。定まった形を持たず、死臭を放ち、口を開けば死にゆく灰だけが溢れ出るこの存在だ。私は言った。
「やり遂げたな、ゲオ」
「後戻りはできない。二度とな」
信仰は、すでに死んだものを救えはしない……




