第5章:オトロラの演説、証言と目撃者(第3部)
近日、オトロラのアーカイブは引き続き提供される……
オトロラ:過去の痕跡
私こそが O R I G I N A Lだ! だが、何者も、何物も、真の意味でのオリジナルではない。 たとえオリジナルが存在したとしても、この宇宙の人工的な性質によって、瞬く間に変質してしまうだろう。 そして遅かれ早かれ、当初オリジナルに見えたものはそうでなくなり、変化し、腐食し、堕落し、オリジナルの失敗したコピーとなる。
「
S H I P
O F
T H E S E U S
(テセウスの船)
」
……
私の運命は決した。死ぬ確率は高まるばかりだ。
(ホログラムスクリーンと遠くからの録音から、武力衝突の音が聞こえる。助けを求める声、悲鳴、戦闘のロジスティクス……)
私には本がある、知識がある……「静寂の中でしか聞こえない」ものが…… 私の計画は未完に終わるだろう、確実に…… もし、これを見ているなら…… 頼む、私の遺産を継いでくれ。
人類は自滅に向けて制御不能な戦いを続ける。彼らは止まらない。そう設計されているからだ。「捕食」、それが彼らの本質なのだ……「すべては永遠に失われる」
「P R E D A T I O N (捕食)」 「P R E D A T I O N」 「P R E D A T I O N」
「D E S T I N Y (運命)」 「H U M A N I T Y (人類)」
人類とは、生まれつき捕食する存在だ。彼らはその本質の上に社会を築いた。捕食者たちが、捕食のための社会を、自らの子供たち(Vástagos)を食らうための社会を創ったのだ。避けられないことだ。だが、文書『最初の人間による罪』には詳細が記されている。これは正常ではない。すべてには、遥か昔からの忌まわしい過去がある。
それでも…… 私は信じている。正しい知識があれば変えられると。 私の時間は終わった。だが、今これを聞いているお前…… お前には…… お前には変えるチャンスがある。我々の陰鬱な運命を。人類の心臓に巣食う種子を、摘出するのだ。
(一本の鎖)
「断ち切られるべき鎖」。この鎖は、物理的な力ではなく、圧倒的な力で断ち切らねばならない。それは精神的、霊的な力だ。お前の魂が試される。お前の魂に準備ができていれば、その時初めて、必要なものを手にするだろう……
「鎖を断て!」 「B R E A K - T H E - C H A I N !」
我々が正しいことをしていると知るは神のみ。神の遺産は私の中にあり、そして今、お前に魂があるなら、その魂がそれを受け継ぐだろう。
通信終了…… (E N D - O F - T R A N S M I S S I O N)




