第4章:沈黙の祈り、倒錯、そして前代未聞の罪(第3部)
警告だ……
我々は、さらに深く堕ちていく……
私はオトロラ ( O T R O R A ) のアーカイブを調べ、植物と人間の交配に関する彼の研究に没頭していた。そこには、生命そのものの起源と本質が説かれていた。
書籍 :
最初の人間による罪
原初の「彼」
沈黙の祈り
録音記録 :
オトロラの演説、証言と目撃者
実践1
実践2
実践3…
(私は「オトロラの演説、証言と目撃者」に没頭した) (その後、「最初の人間による罪」へ) (「原初の『彼』」) (「沈黙の祈り」)
彼が人間の戦争に対する解決策、つまり人間の本質に内在する対立への解決策を見出していたことを、私は理解した。彼の遺産にはある種の意味があったのだ。だが彼には、自分の意志を押し通す力がなかった。その力を持つのは、この私だ。
研究所は高度なツールで溢れていたが、保存状態は酷いものだった。エミリー (Emily) が最初に求めたのは、蜘蛛型ロボットたちに頼んで小さなモルグ(安置室)を稼働させることだった。遺体を保存するための冷蔵庫があったのだ。私はその通りにした。
機械の蜘蛛を呼び出し、冷蔵庫を一つだけ稼働させ、そこにエミリーを安置した。それはただの虚しい希望だったのか? 結果などどうでもいい、試さなければならなかったのだ。
蜘蛛たちの助けを借りて、状態の悪い器具を少しずつ清掃していった。私自身も、ある種の強迫観念と狂信的な宗教心を持って錆を落とした。まるでそこが私の新しい信仰の対象であり、教会であり、そしておそらくは新しい生命のための実験室であるかのように。
私は医学生のように……ただの学生のように……あるいは奇妙な執着に取り憑かれた者のように、オトロラの実践に従い始めた。 オトロラの言葉を聞くのをやめず、彼の実践のすべてに従った。最初は学校の理科実験のように思えたそれらも、日々が過ぎるにつれ、その英知が明らかになっていった。 そして、日々が過ぎた……
私の希望など、もはや重要ではなかった。ただ私の任務があるだけだ。徐々に、私は自分の深淵から湧き上がる何かに憑依されていった。それは私を覚醒させ続け、嫌悪感も後悔も感じさせなかった。私の全存在は、精神の奥底で蠢く「それ」を受け入れる準備ができていた。私の執着は、毒を塗った短剣の鋼よりも冷たく、鋭くなっていた。
(エミリーが話す……死の淵から……ジオに囁く……) 「ジオ……インターフェイスを準備しなきゃ……生きたインターフェイスを……」
私はある録音、ある「実践」に辿り着いた。それは医科大学の卒業試験のような、極めて重要なものだった。少しずつ、何かが私を支配していく。
都合の良いことに、オトロラは「テクノ受精 ( T E C N O - F E C U N D A )」による人体生成プログラムを持っていた。それぞれの冷蔵庫には、まだ卵子が残っている。一つから始めれば、最初の実験ができるかもしれない。そしてその後、もしかすると、理論上は可能かもしれない……エミリーのための「生きたインターフェイス」を創ることが。そんな夢を見たい。現実的には不可能に思えても。
「オトロラの全てを理解しているわけではない。だが今となっては、何をすべきかなんてどうでもいい。彼に従ってみよう。もしこの場所に解決策があるなら、もし我々の問題が人間の本質に内在するものだというなら、何らかの方法でこの世界を救えるかもしれない……これ以上誰も苦しまないように。エミリーのような少女が二度と、人間という名の地獄の門をくぐらなくて済むように」
オトロラの古い録音の指示通り、私たちは二つの卵子を取り出した。顕微鏡を使い、その場の装置を借りて、一つには私のDNAを、もう一つにはエミリーのDNAを移植した。そしてそれらを『フェクンダ (FECUNDA)』という名の頑丈な専門機械に入れた。モニターですべてが鮮明に見えた。生命の始まりを、その起源から見ることができたのだ。私たちは、私のクローンとエミリーのクローンを創り出そうとしていた。飽きるほど繰り返して、彼らで実験をするつもりだった。
さらに日々が過ぎた。 『フェクンダ』はプロセスを加速させていたが、それでもなお、あまりにも遅すぎた。
近日、前述したオトロラの書が順次提供されるだろう。




