第14章:断片化された目覚め(第2部)
【アルテミサ:光の預言者、百年の証人】
風が唸りを上げている。寒さが骨に染みるが、私の任務を止めることはできない……
「深紅の預言者」の痕跡らしきものは、すでに落ちていたようだ。「ラモン」という名の……
ジューンと共に、私たちは全速力で撤退し、預言者たちを目覚めさせるために動いた。
あの裏切りのガンマン(エミリー)は、瀕死の相棒(ゲオ/ラモン)を救うために逃げ去った。
残されたのは私とジューン、そして停滞状態にある預言者たちの水晶の棺だけ。
私と姉妹は、一人ずつメンバーを目覚めさせていった。水晶にヒビが入る。
「目覚め」だ。
「目覚めなさい」
私の声には切迫感が込められていた。
一人、また一人と、預言者たちがレヴィアタンの冷たい床に崩れ落ちた。冬の只中に放り出された赤子のように咳き込み、呆然としている。停滞液が床の埃と混ざり合う。
全員が目に見えて衰弱し、体を立て直そうとしていた。ジャナを除いては。私の姉妹と同様、新たな目覚めは彼女の炎の燃料となるようだ。
「制御推定(Estimación de Control)」を持つ預言者たちは皆、それぞれの制御レベルに応じて影響を受けていた。
停滞と孤立の状態が、彼らの「視界」を悪化させていたのだ。夢の中で、いくつもの人生が過ぎ去ったかのように。
クリスタルが倒れた。支えきれず、雪の上に仰向けになる。その表情は完全に抜け落ちていた。
何千もの出来事が彼女の虚ろな瞳を通り過ぎているようだった。ひどくやつれている。墜落したばかりのマザー・サターンから脱出し、炎の中を生き延び、あの忌まわしい場所での虐待に耐え、そして今、休息も安らぎもないまま100年の停滞を経たのだ。彼女には酷すぎた。何もかもが彼女をボロボロにしていた。
脈を測る……
彼女の瞳は味気ない、透明な反射の中へと沈んでいく。色のない透明へと。彼女が、消えかけている。
脈が弱い。そこで私は気づいた……
彼女の唯一の「サイキック・ブレスレット」がない。マザー・サターンで失くしたに違いない。
クリスタルにはサイキック増幅器がない。「今の彼女はただの人間だ」。私は目を見開き、ジューンを振り返ってジェスチャーで囁いた。
「彼女の手……ないわ」
「サイキック・アンプがない。ブレスレットなしでは、クリスタルは戦えない……」
ジューンは苦々しい表情で答えた。
私はクリスタルを緊張病の状態から回復させるための処置を続けた。
彼女の視界の中で、何かがおかしくなっているのが見て取れた。彼女の中で何かが壊れつつある。
アリアナは回復していた。太陽の光が私たちを照らし始め、嵐は止みつつあった。
アンキロは守護者のように立ち、周囲を警戒している。
ジャナは燃えていた。雪を焼きながら遊んでいる。マザー・サターンはジャナの無垢な精神を焼き尽くし、彼女は破壊以外の何も知らなくなってしまった。
私がクリスタルを救おうとしている最中、アリアナが尋ねた。
「『虚無の子供たち』はもういないの? 全て終わったみたいだけど」
私は答えた。「ええ、ほぼ100年の間、戻ってきていないわ」
「私たちは自由なの……?」彼女は再び問いかけた。
「ええ、何でも好きなことができる自由よ」私は惰性で答えた。
私はクリスタルの命を救うことに集中していた。クリスタルの精神、そして深刻なビタミン欠乏、さらに悪いことに血糖値が底をついている。すぐに処置しなければ、彼女は確実に死ぬ。
彼女のための糖分も食料もない。
私は自分の血液に変異を起こし始めた。彼女の血液型に合わせるために。野生の雪の中で100年の生命力を蓄えた、私の清浄で純粋な血液を使って、彼女の命を養うのだ。
私の腕から繊毛の群れが芽吹き始めた。それらは生きた肉に絡みつき、根を張る。ブレスレットが最大出力で輝き、私の精神ファイルの中で変異を生成し、形を与え、構造化していく。炭素分子と水素分子、酸素と窒素で結合を封じ、それぞれの構造を切断し、溶接する。それらを私の精神に固定し、メンタルフォーカスを維持する。集中力を失えば、いかなるミスも最期になり得る。
スレッドはクリスタルの腕、胸、そして腹部に巻き付いた。
私は座り込み、瞑想した。目は閉じているが、現実は開かれている。血液、精神、霊魂、そして魂の現実が、風の咆哮を背負ってそこにある。
アリアナが言った。「私は遠くへ行くわ。二度と戻らない。生きたいの。もし私を見かけても、私はあなたたちを知らないし、誰も知らない。これ以上のこと、過去のこと、戦争のことなんて知りたくない。私にとって、それは一度も起こらなかったことよ……」
ジューンは非難めいた目で彼女を見ていた。その虚ろな目は、アリアナの凍てついた瞳と対照的だった。
アリアナは去った。二度と戻らないために。「ついに彼女は切望していた内なる平和を見つけるのだろうか」。孤立こそが彼女の生き方であり、私たちの意志とは無関係に縛り付ける世界から自分を救う方法だったのかもしれない。
ジューンは遠ざかる彼女をじっと見つめていたが、私はアリアナが去るのを見ることができなかった。クリスタルを連れ戻さなければならなかったからだ。
丘の端で軍人のような眼差しをしていたアンキロが、雪の降る下り坂へとアリアナが消えていくのを最後に見届けた者となった。
私の遺伝子変異した血液が、彼女の背中、前腕、胸、腹部に巻き付いたスレッドを通して、クリスタルの体を巡っていく。
私の血は私の体を離れ、彼女の体を養う。彼女を生き返らせるための必死の犠牲だ。
一時間が過ぎた……そして彼女の瞳孔が反応した。額に、視界に吹き込む生命の吐息のような反射。
彼女の精神が目覚めた……
意識はあるが、言葉が出てこない……
私は治療を続けた。彼女の目はパニックで満ちていた。彼女の中で何かが起きている、何かを見ている。その眼差しには明らかな恐怖があり、体には不随意の痙攣が走っていた。微かだが、はっきりと。彼女は大丈夫ではない。
【クリスタル:断たれた糸、砕かれた視界】
水晶の中での永遠のまどろみから起こされたけれど、生命と外の世界との接触は急速に私を衰弱させた。気分が悪い。トンネル視界(視野狭窄)。音が消えていく、低音に歪んでいく。でも、一番ひどいのは私の視界だ。
空を見上げると、世界が断片化していた。壊れた空。私の視界には亀裂が入っている。
「ビルが倒れるのを見た」
「でもビルはまだ建っている」
「汚れない床を血が染めるのを見た、でもそこには何もない」
「灰の怪物を見た、でもそこには誰もいない」
いや! やめて! もう耐えられない!(けれど、私の口からは言葉一つ出なかった)
「もう力がない。脳に飛び散る絵の具のように、現実が一片ずつヒビ割れていく」
「空が私の上で砕け散り、現実が目の前で割れたガラスのように溢れ出し、落ちてくる。何千もの未来、何千もの可能性。私の視界はひび割れている」
「物質的な現実が、魂の現実と融合していく」




