表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

終の魔王

作者: amane

私の姉は魔王、名はフィルメ、人間で言うと10歳、

そして私の名はフィルミユ、人間で言うと8歳、

魔王である姉は、人を殺し、残酷だと恐れられている、でも、

それは全部人間の思い込みでした。

姉は、魔王の屋敷周辺で怪我したりした人は手当するし、

死んでしまった人は墓に入れる、そして、妹である私を可愛がってくれる

優しい人だった。

そんな優しい姉が恐れられるようになったのは、あの事件以来だった、


~事件~

100年前くらいのこと、ある日、8歳の姉は私と庭で遊んでいた。

その時、11歳くらいの男が近づいてきたかと思うと、

急に剣を構えて、「死ね!!」と叫んだ。

そして、男は姉ではなく私を狙って殺そうとしていた。

その頃の私は今よりも臆病で、姉のデコピンで気絶するような弱者だった。

そして私が殺されそうになった時、急に姉が男の手首に、不自由の呪いをかけた。

そして、男が叫んだかと思うと、男は右手が不自由になっていた。

そして、男は姉に、「いつか絶対殺してやる!」

と言って逃げていった。


その事件は姉のせいだと人間は言っている、私は許せなかった、でも我慢した。

でももうそんなことは忘れてもいいと思った。

「そんなこと忘れて早く姉ちゃんとあそぼ!」

その日は、姉と鬼ごっこをしたり、歌ったりした。


次の日は、暑かった。

私と姉はお揃いの白くて装飾もない白いワンピースに水色のリボンがついた

麦わら帽子をかぶって、お茶会をしていた。

「姉ちゃん!水遊びしようよ!私たちはお客も来ないし礼儀なんて気にしなくて

いいんだし!」

私はその時は遊ぶことしか考えていなかった。

「いいわよ!どっちが早く川に行けるか競走ね!」

そして自然豊かな山を下って、川に着いた。

「わあ!透き通ってて綺麗だね!ガラスみたい!」

私は久しぶりにこの川に来るので興奮していた。

「イエーーーイ!」私と姉は勢いよく川に飛び込むと、水をかけあったり

木の下で持ってきたアイスを食べたりして楽しんだ。


そうして楽しんでいた時、急に現在の勇者と思われるものが来た。

「ここにいたか、魔王フィルメ、今からお前を地獄へ送る」

そして急な出来事に驚いているフィルメの腹を切りつけた。

実はフィルメは防御力が弱く、弱点は腹だった。

そして当然フィルメは気絶し、勇者に連れて行かれた。

「姉ちゃんを返して!」

そう言った瞬間、勇者が振り向いた。


そして私を剣で切りつけて気絶させると、足を掴み、

引きづりながら人間の街へ向かっていった。


目が覚めると、私は広場にいて、周りには大勢の人たちが歓声をあげていた。

そして私が最初に見たのは姉の生首だけ、そして私は理性を失った。

気がつくと、あたり一面血の海になっていた。

肉片が転がり、建物も廃墟となり、私はもうこの世を終わらせると決め、

そして全ての国を壊し、殺し尽くした。

私はわらっていた、そして自殺した。

【もう生まれてくんなよ!】


残酷すぎたか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ