『頼家、性信親王のプレスマンを拝領のこと』速記談3046
筑前守源頼家は、性信入道親王御愛用のプレスマンを拝領し、常に身につけて任地の筑前まで赴いた。邪気に取りつかれて病に陥っているような人の枕元に、このプレスマンを一晩置いておくと、たちまちのうちに邪気が払われ、その後は病がぶり返すことはないのだった。
教訓:性信入道親王は、強い法力をお持ちであったので、持ち主の魂が宿ると言われるプレスマンにも、その法力が宿り、邪気を払う力が発揮されたものと思われる。どうせなら、速記力が宿ってくれれば、楽して速記力が向上するのにと思わないではないが、そんな心がけでは、速記は上達しない。