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飯マズ脱却の為ならサブカルを布教する〜小説アニメまんがは異星で大人気〜  作者: リーシャ
番外編

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シルバニアファミリ◎3

彼女はどうやらお医者さんシリーズと大きいシリーズが気になっていて、ジーッと見た後、専門家の人に告げた。


「全て下さい」


「わかりました。全てですね……え?」


あー、言ったー。


言うと思ったー!


店員さんと説明する人達が「え?」と顔を固まらせて「ここからここまでのシルバニ◎ファミリーに関するものを買わせていただきます」


このお店はミニチュアの玩具に特化したところなのでかなりの数を置いている。


「ミニチュアのこれを、全てですか?」


「はい。えっとダメなのですか?」



「構いませんよ。貴方、お会計を」


「はい!」


山田がテキパキと指示を出す。


やはり慣れている山田はこうなるだろうことを予期し、予め仄めかしていた。


しかし、思っていたよりも少なかったなと思った。


なんせ、この店のもの全てと言われても不思議じゃなかったのだ。


地球日本支部担当者は慌てず冷静に指示を出して会計させておく。


リーシャはそれを見ながら大変そうだなー、と眺めた。


他人事なのは、多分本当に他人事だからだ。


私はあくまで紹介したという体で、軽く伝えて連れてきたって感じ。


(友達をお店に連れて来た感覚だったんだけどな。慌ただしい)


今日は見せるだけで終わると思っていたが、見通しが甘々だったわけか。


いっぱいあるから見るだけで時間が終わると思っていたので、まさか即購入となるとは。





その日はアルメイが部屋にすぐさま戻り、そこからもう1週間程音沙汰がないということが起きていた。


なんといいうか、まあ分かる。


私も5日は時間が欲しいと思っていたので、良く分かる。


ゼクシィ星に帰宅した私といえば、両親に強請られて再度山田にさんに頼んでおいた貸し借りを両親を連れていく事にしたと伝えておいた。


アルメイは2日目をキャンセルしてしまったことすら意識に無いくらいのめり込んでしまっているらしく、忘れていた。


アルメイの代わりに両親を連れて行く。


山田はやはりニコニコと笑みを浮かべて歓迎しますと伝えてくる。


仮に山田が間違った対応をしても私がフォローするのでリカバリーが出来る。


「まぁ、なんて数なの」


「たくさんあるな。これが全てミニチュアという玩具なのねだな」


「説明してくれる人がいるから、好きなだけ選べば良いよ」


「こちらはシルシバファミリーのフェアリーシリーズです。こちらは〇〇ファミリーといい、ユキヒョウをモデルにしておりまして。新作となります」


「ユキヒョウ?」


「ユキヒョウとは?」


両親の疑問に山田が持っていたタブレットで検索した画像をサッと見せる。


「わ、凛々しいのね」


母が朗らかに尋ねて、山田は地球の動物だと説明する。


ユキヒョウは肉食動物なのだと山田さんは説明し、そのモデルを可愛くしたのがこのキャラクターなのだと言われ、可愛い可愛いと連呼し、人形を手にちまちまする。


女児が単にファミリードールで遊んでいるようにしか見えない。


店員達もニコニコしている。


リーシャは山田達に両親を任せて、リッカちゃん人形のブースに行く。


店員さんは一人だけ。


私はかなり場慣れしているからゾロゾロとしなくともいいと彼らに言ってある。


私の場合は説明してもらわずともなんとなく購入して、なんとなくで使うタイプだからね。


可愛い玩具が並ぶのを、箱を持ち上げて中身を眺めたり、裏面の説明を読む。


読むと他のシリーズの説明と紹介文。


裏を読むと更にこの小物を買うと良いという文面に、リーシャはふむふむとなる。


ということは、アルメイや両親が買い漏れするものを買えば良いかな。


「すみません。リッカちゃん人形本体と関連商品全て下さい」


「……えっ」


アルメイを担当していた専門家とは違う人が対応している。


「今すぐでなくて良いです。3日後にまた来ます」


「は、はい」


店員さんはふらふらと他の人に会いに行く為か向こうへ行く。


両親達もアルメイと同じく全ての商品を全種類買うと言う。


それを聞いていた私は山田と両親達に近寄り、3日後に来るからその時まで待つと伝える。


時間を設けるのは、地球側が不備をしてしまって気に病むことをしないようにだ。


両親はさらに他のホビーを見ていく。


山田はやはり店のものを全て買う勢いのゼクシィ人に深く頷く。


山田らも改めて、全て買っていくかもしれないということを、店員達に言い含めていた。


それをリーシャも薄ら察して、山田さんは有能だなと感心しまくっていた。


私だったらVIPの接客なんて絶対にやらない。


それを証明するわけじゃないけど、うちの大統領の、私からの態度を見てくれればスゴク分かるって事だ。


私に接客などやれない。


ゆえに地球の人達は甲斐甲斐しさを深く感じ取れる。


両親も専門の担当者の人の質問の答え方にたいそう感激している。


感受性が高すぎて私には共感しずらい。


まあ、ゼクシィ人からすればなにもかもが感動するのだろね。


全部は無理だからとりあえず人形と複数の家の模型を両親に買っておくように伝える。


それならすぐに買えて持って帰れる。


両親はニコニコを大盛りで浮かべて、彼らと別れた。


もう一度山田に取りに来るのでお願いします、と頼んだ。

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