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飯マズ脱却の為ならサブカルを布教する〜小説アニメまんがは異星で大人気〜  作者: リーシャ
本編

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23/53

23ファンの子と周る

一通り、ぼんやりあやとりを見ていると、周りの子達は楽しそうにあやとりをしている。

私の時にはもう地球にあやとりの文明は文字と映像くらいで、実物のあやとりには触ったこともないくらい、あやとりがなかった。


初体験となるあやとりに四苦八苦。

指も軽く攣った。

シャラはキャラファンなのでやった事があるのか。

聞くと、あやとり本というものが大統領が私の会社に出版するようにして、出したのだと。

へえ、知らなかった。

知らないのかと驚かれるのだが、数多くのグッズがあるので覚えてないものも沢山ある。

まだまだ見るところは沢山ある。

正直、1年通っても通いきれない。


「グッズ売り場に行きましょう」


「はい」


2人で先にグッズ売り場へ。

売り場の規模がおかしい。

まるで、まるで。

大型販売ショップの倉庫の大きさ。

迷子になる。

拡張前は半分以下の規模だった、かも。

皆みたいに毎回行かないからなぁ。

私の場合、たまに行くから楽しいと感じる派だから。

頻繁に行かないようにしている。

ただでさえ、誰かに誘われていくことの方が多いからね。


「広い!広い!たくさん!」


シャラ、語彙力低下。


「ふふ。壮観だね」


「あそこにあるのは巨大ノラえもんフィギュア!きゃー!!」


走り出すシャラにリーシャはゆったりついて行く。

巨大ノラえもんフィギュアは大統領の家にいくつもあって、色んなポーズがあって、そこら辺に大統領の富が使われている匂いがする。

大統領は多忙なのだが、恐らく給料も一番良い。

ノラえもんに注ぎ込んでいるのは自他共に認められている。

私は親が買っているし、人に買うとその人の持っているものと被るだろうから、買わない。

買わないのも優しさなのである。


シャラが興奮して走り回ると、息切れしてしまい疲れてしまった。

それを見て、レストランへ行く。

勿論ノラえもん仕様で、ノラえもんに纏わるメニュー。

タケコフターカレー。


「黄色いタケコフターがしっかりカレーに突き刺さってて、食べ物だけど……うん。美味しいからもうなんでも良い」


「わあ!美味しい!地球の食べ物って色々食べてきたんだけど、どれも美味しいっ」


パクっと食べ続け、彼女はカレーの旨さに顔が溶けている。


「リーシャさん達の地球訪問がきっかけだって、ちゃんねるで見ました。」


「そうだねぇ」


「地球ってどんなところなんですか?私達にはまだワープが許可されていないんです。知りたいな」


「どんなところって、凄く抽象的で説明するの、難しいな」


「ちゃんねるでも公開してほしいなっ。お願いします」


「地球を撮影するのか。やってなかった。よし、やろう」


「え!本当ですか!?やった!言うだけ言ってみて良かった」


ばんざい、と手を上げて喜びをあらわにする。


「意見をありがとう。コメントでもあったんだけど、忙しくて最近、コメントをよく見てなかったよ」


シャラは嬉しくなって、手もみし始める。


「リーシャさんの配信、楽しみにしてますね」


「うん。ありがとう」


お礼を言うシャラはご機嫌でノラえもん体験ブースへ去っていく。

これ以上居るのもなんだしと、一足先に帰ることにした。


ノラえもんミュージアムから帰宅すると両親が揃っていた。


「どうしたの?」


「貴方が食べたかったロールキャベツを作ったのよ」


母がにこやかに述べ、父はほら、とテーブルへ連れてくる。

そこには食べたかったもの。


「うわー!」


ゼクシィでロールキャベツを食べられるなんて。

地球でも食べたけど、親が用意してくれたものは格別だ。


「食べてみて」


「父さんも食べたけど、美味しいね」


進められて食べる。

レストランで食べた分はもう消費されている。


「おーいーしーいー」


頬が落ちる。

作ってくれた気持ちも含めて、この星に生まれて、運が良すぎるのね。

泣きそうになったけど耐えた。

最後まで食べてお茶で閉める。

お茶も地球からだ。

嬉しくて、2人にありがとうと笑みを浮かべて、3人でアニメ鑑賞へと突入した。

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